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朝倉リク

あさくらりく

『ウルトラマンジード』の主人公。
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ジーッとしてても、ドーにもならねぇ!

ジードまとめ


演:濱田龍臣/幼少時:志水透哉

人物

ウルトラマンジード地球人としての姿(人間態)。
年齢は19歳。

性格

純粋かつ温厚。
正直、あのベリアル息子とはとても思えないほどの好青年である。

仲間が危機に陥っているのを察知すると、即座に出動するなど行動力にも溢れている。
そんな彼を象徴するのが上述した台詞(口癖)であり、時折「ジード」と略す。
これが「ウルトラマンジード」という名前の由来になった。

人々がジード(=自分)に対して警戒の念を向けていることを知って一度は意気消沈するも、やがてジードが敵ではないことを主張する声明文を発表することを思いついたり、ライハから戦闘面での未熟さや勝算の無さを指摘されても、落ち込むことなくまずは自分にできることを考えようとするなど、ポジティブ思考の持ち主でもある。

同時に演じる濱田曰く「ブラックというかネガティブな部分が垣間見える」とのことで、劇中でも自分を差し置いてゼロが世間から称賛されていることに嫉妬して卑屈になったり、自分たちを利用した挙句ギャラクトロンを召喚して破壊活動を行った伏井出ケイがテレビのインタビューで何食わぬ顔で「ウルトラマンこそヒーローです」と語っていた際には、珍しく感情をむき出しにして「あいつ…ぶっ飛ばしてくる!!」と息巻いたりと、父親のような心の弱さや攻撃的な面を見せたこともある(特に、前者は父が道を踏み外すきっかけと通ずるものがあるとも言える)。

また、孤児であることにもコンプレックスを抱いていたようで、幼い頃にはドンシャインショーを見ている中で唯一両親がいないことに泣いていたり、ペガと出会うまでは愛崎家(幼馴染のモア含む)にもどこか心を開き切れていなかった様子。そのためか、「家族」や「仲間」というものには強い思い入れがあり、このことが親しい人々を脅かすものには決して屈さない心にもつながっている。
その一方で、親しい人々を巻き込みたくないという思いから1人で問題を抱え込んだり独断で行動して周囲を振り回してしまったことも何度かある。
この様に歴代主人公のなかでも未熟さが目立つリクだが、支え合う仲間の笑顔をチカラとして様々な試練を乗り越える強さを持っている。

私生活ではやや大雑把でズボラな面が目立ち、真面目なライハからは度々注意されている。
また、移動や買い出しの為にライハと割り勘で自転車を購入した際にロードバイクを選ぶ(目的の前者はともかく後者には不向きなもの)。掃除機を購入するはずのお金でゲーム機を購入するという暴挙に及ぶ(ちなみに、レムからはこうなることを見抜かれており、それ聞いて駆け付けたライハに咎められて返品させられた)。私物を壊されたという理由で親友であるペガと大喧嘩をする(完全にアクシデントでありペガに悪意は全くなかった)。等、19歳という年齢の割には子供っぽいところがある。


身体能力

ウルトラ戦士の血を引いているだけのことはあり、本来地球人には聞こえないとされるペガッサ星人ペガの声を聞き取ることができたり、棚の上にある荷物を取ろうとしてジャンプしたところ、勢い余って天井に頭をぶつけてしまったりと、人間離れした能力を持っている。

このため、ペガはリクが地球人ではないことを、確信が持てないながらも薄々感づいており、リク自身も表向きは否定していたが、自分が普通の人間ではないことを悟っていた節が見受けられた。
演者陣へのインタビューによればこれらの身体能力から、リクはずっと「自分は何者なんだろう」と悩みながら大きくなったのでヒーローに憧れている、とのこと。

趣味・嗜好など

幼い頃に観た「爆裂戦記ドンシャイン」というヒーロー番組の影響で、人々を救うヒーローに憧れを抱くようになり、その思いは今でも変わっていない。初めて会った人工知能にとっさにヒロインの名前を名付けるという筋金入りでもある。

カップ麺が好物なのか、OPも含め食事のシーンでは食べていることが多い。
ウルフェスでの濱田へのインタビューによればリクは醤油味のカップ麺にかなりこだわりがある様子。

ちなみに第12話によると、『ベッドの下に隠しているもの』があるそうだ。
YouTubeの公式配信的には内緒で買ったドンシャイングッズとのことだが、どう聞いてもアレしか連想できない言葉に、多くの視聴者達の失笑を誘った。役者の濱田龍臣の放送当時の年齢から忘れがちだが、リクは19歳。既に星雲壮がドンシャイングッズだらけなので、今更それらのグッズを隠しても(お金を無断使用したというわけでもなければ)無意味な気もするので、もしかしたら……
一話限りのネタかと思われたが、18話でもレムによって指摘されることになる。何かを察してか、聞いていたライハやペガからは呆れたリアクションだった。

また、テレビゲームにも興味があり、上記の様に掃除機を買いに行ってゲーム機を買ってしまったり、第12話では朝倉錘との交流でプレイしている。

劇中での活躍

赤ん坊のころに天文台(後の星雲荘)に置き去りにされていたところを発見されて保護され、自分の出生の秘密を何1つ知らないまま育てられてきた(ちなみに、彼を育ててくれたのは愛崎モアの一家だったらしい)。

物語開始時点では、「銀河マーケット」という店でアルバイトをして生活費を稼ぎながら、ペガッサ星人ペガと共に星山町という街のアパートでひっそりと暮らしていた。

しかし、ある日、突如出現したスカルゴモラによって住んでいた街を破壊され、彼の平穏な日常は一変する。

行く当てのなかったリクは、町内にあったとある天文台を訪れ、そこでメインコンピューターであるレムからジードライザーウルトラカプセルを託され、自分がウルトラマンの血を引いているということを知らされる。

少なからず動揺するリクであったが、再び出現したスカルゴモラから人々を守るために、憧れのヒーローとなるべく意を決して変身、ウルトラマンジードとして戦いを挑む。
レムのアドバイスもあり、辛くもスカルゴモラを退けたリクだったが、後日、ニュース映像で目にした変身後の自身の姿は、自分の思い描いていたヒーロー像とはあまりにもかけ離れた禍々しいものであり、リクは大きなショックを受けてしまう……。

世間からもその風貌からベリアルと同一視する論調が強いことを知り、反発したリクは一度は「もう二度とフュージョンライズはしない」と宣言してしまう。
しかし、再び出現したスカルゴモラを前にした際、戦いから目を背けることに躊躇う自分がいることに気づき、ペガからも後押しを受けたことで、再びウルトラマンとして戦うことを決意。激しい戦いの末にスカルゴモラを遂に撃破することに成功する。

新たなウルトラカプセルを手に入れた彼は、ウルトラマンとして戦っていくことを改めて決意、以降凶悪な怪獣やリトルスターを狙って暗躍する異星人たちとの戦いを本格化させてゆく。

後にやってきたウルトラマンゼロについては、当初「自分を捕まえに来たのか」と警戒したこともあったが、一般市民に送った「自分は敵ではない」というメッセージをゼロにも送っており、ゼロが戦いに介入してきた際は「自分だけでも勝てた」と負け惜しみを言う事もあったものの、何だかんだで打ち解けていき、戦いの際には息の合ったコンビネーションを見せることも多くなった。

なお、リクはゼロのことを「ゼロ兄さん」と呼んだことがあったが、ゼロは人間に換算すると高校1年生ほど(=15~6歳程度)とされており、(あくまで人間に換算した時の話だが)一応はリクより年下である。おそらく、ウルトラマンとしての経歴はゼロの方が長いこと、一体化しているレイトが自分よりも年上であることからこう呼んだものと考えられる。ゼロと打ち解けて以降は普通に彼のことを呼び捨てにするようになり、この呼称は使われなくなった。

余談

叫べナオ、ジャンファイト!


  • 演じる濱田龍臣は過去にウルトラマンゼロが一体化した青年:ランの弟で、ジャンボットの操縦者となったナオを演じたことがある(ウルトラマン以外の役でウルトラシリーズに出演した俳優が後にウルトラマンを演じた事は過去にも例がある)。幼稚園の頃からウルトラマンに憧れていたという濱田は、「(出演できただけでも嬉しかったのに)まさか変身させてもらえるとは思っていなかった」とコメントしている。
    • また、濱田はウルトラマンで主演を務める俳優としては地上波放送作品中最年少となる16歳であり、高校生での主人公を務めるのは4年ぶりで2人目となり、2000年代生まれの主人公は彼が初である(ただし、放送開始後の第8話の翌日の8月27日で17歳になったため、17歳としては『ウルトラマンギンガ』で主演を務めた根岸拓哉と並んで以後は最年少タイ記録になる)。
    • インタビューによれば濱田が一番好きなウルトラマンはウルトラマンジャスティスとのこと。宇宙正義を守る責任感の強さと現実との狭間で葛藤し、最後は自分の意思を貫いたその姿はジードに通ずるものがあるかもしれない。またウルフェスではウルトラセブンとジャスティスのフュージョンライズをしてみたいと答えていた(ちなみに相方のコスモスはウルトラマンヒカリフュージョンライズをしている)。
    • ちなみに、ジャンボットとは劇場版にて対面を果たしている。ジャンボットがリクの姿を見た際の反応は必見。
  • フルネームの由来は、SF小説家アーサー・C・クラークを捩ったもの。
  • ウルトラマンベリアルの初代声優である宮迫博之の長男の名前も宮迫である。後のアメトーークでの「ウルトラマン芸人」にて言及もされた。
    • しかし『ジード』放送年の2017年に宮迫の二股不倫が発覚した影響で「ベリアル(宮迫)が不倫した事で生まれた息子」等とネタにされてしまった。こちらは「ウルトラマン芸人」ではジードで声が違っている理由の際にネタにされていた。
  • 坂本監督のインタビューによればジードはメビウス以来のM78星雲出身ウルトラマンとのことなので、特別な事情がなければリクの出身地もM78星雲ということになる(ただし、マックスゼノンのような例もあるため、ウルトラの星出身なのかは不明である)。
  • 上述したように色々な意味で闇堕ち要素自体は豊富だったのだが、父たるベリアルが列伝等で様々な側面を見せていたことや「ベリアルの息子という要素から視聴者が容易に想像できるであろうことや前作との差別化から「闇堕ち」は避けていた」という公式サイドの言葉もあり、闇堕ち要素が出るたびに「父親にそっくり」「やはり親子」と微笑ましく見ていたという声もあった。

リクに関しては、その素性や生い立ちに関してははっきりしていないことも多い。
ある意味、シリーズでもトップクラスに謎の多い主人公とも言える。

以下、その一例

なぜベリアルはリクという息子を誕生させ、赤ん坊の彼を地球に放置したのか

置いて行かれた子供


皇帝となったこともあるベリアルにとって、世継ぎというものはあらゆる意味で重要な存在であろう。
しかし、自分の野望を引き継ぐにふさわしく信頼できる存在としてジード=リクを誕生させた…と考えると、実をいうとあまりしっくりこない

なぜならベリアルは、死してなお怨霊となって復活を果たし、新たな肉体をも手に入れるだけの手段、そして執念がある。そのため、たとえ死んだとしても彼にとってはさほど大きな問題にはなるとは考えにくい。
同時に、それは自分だけが全宇宙の頂点に立つ者であるという自負や、すべての宇宙を自分のものにするという強い野心を持っているという証でもある。

そんな彼にとって、自分の子供とは逆に、自分の覇道を阻む脅威にもなりかねない(自分のやり方に異を唱えられて対立したり、下手をすれば皇帝としての地位を蹴落とされる可能性すらある)というリスクも抱えることになるため、デメリットの方が多いと考えられる(列伝においてはベリアルは守るべきものを探すための旅に出立し、一部ではこの時期にジードを授かったのではないかという考察もあるが、ソフト化されない列伝での内容がどこまで本編に反映されているかは不明である)。

彼が子供を儲けたのには、いったいどのような理由があったのだろか…
そして、一度は破壊しようとすらした地球に子供を放置したのにはいったいどのような理由があったのだろうか…?

リクの母=ベリアルの妻に当たる女性は何者なのか
あのベリアル陛下の心を射止め、妻となった人物故に興味を惹かれるだろう。
しかし今のところ光の国は、ベリアル以外の犯罪者を出していない(とされている)ため、ベリアル同様悪に落ちたM78星雲出身の女性ウルトラマンなのかどうかもわからない。それとも地球人なのか、または別の星の星人の女性なのか…?

また、母親はいない可能性も指摘されている。
おおむね、

などがあげられている。
ちなみに血液による診断のため妥当とはいえ、親子の確率が99.9%と言われたためベリアルが本当に父親なのかを疑っている視聴者もいるが、ほとんどの意見が「親子」の解釈の違い程度の差に収まっているため、上記のリストのどれかにおおむね該当している。

なぜ光の国のウルトラマンの血を引く身でありながら、わずか10代の年齢で青年期のウルトラマンとして変身できるのか

ジーっとしてても、ドーにもならねぇ!


本来光の国のウルトラマンたちは、何千何万という長すぎる時を経て、ようやく青年…大人へと成長する。まだ子供のウルトラマンボーイでさえ2000歳ちょい、『ウルトラマン妹』に登場するウルトラマンジャンヌでさえ5000歳(人間でいうと中学生)ほど。ちなみに、ほぼ同年代であろうと推測されるウルトラマンゼロは5900歳(人間でいうと高校1年生ほどとされる)である。

しかしジードに変身したときのリクは、まだ10数年ほどしか生きていないにもかかわらず、最初から大人の姿のウルトラマンへ変身できており、こうした設定と矛盾が生じてしまっている(ただ、ウルトラ族はかつては人間と瓜二つの姿をした種族であったとされており、そう考えるとリクが地球人と同じ姿で同じペースで成長してきたことに関しては別段不思議な話ではないとする意見もある。そもそもウルトラ族が長命になったのは超人化して以降のことである可能性もあるわけで…)。

人間(に限りなく近い姿)のままで青年へと成長したことが、そのまま変身後の姿にも反映されているのであろうか?(人間としての年齢をそのままを除いた光の国の人間の年齢の比率に当てはめれば19歳であるリクはゼロよりも年上になるため、変身後が大人の姿でも特別変ではない)
ちなみに少数派に当たるが、この説の派生意見として、ジードとしての年齢と朝倉リクとしての年齢が別という説もある(赤ん坊の次点の年齢が光の国の住民の赤ん坊の年齢と等しい説)。

若しくは、前作で本来の姿に戻れない間のウルトラマンオーブが、自分の代替形態としてフュージョンアップを用いたのと同じように、ウルトラカプセル力を借りることで一時的に大人のウルトラマンの姿になっているのかもしれない。

そう考えると、3分間の変身時間に対して20時間のインターバルが必要なのも、相当無理のある方法で変身しているために変身アイテムだけでなくリク自身の体にも負担がかかるからだとも考えられる。

関連イラスト

【ウルトラマンジード】運命―覚悟を決めろ。


ジード
朝倉リク


ジーーード
自分は大好き!!



共通点の多いキャラクター

早田進次郎
漫画『ULTRAMAN』の主人公。
父親であるハヤタ・シンからウルトラマンの力を受け継いだ主人公繋がり。
戦士として覚醒する前から人間離れした身体能力を持っていた点もリクと同じである。

ルーク・スカイウォーカー

ジードにこんな展開があったら


スター・ウォーズ』シリーズ旧三部作の主人公。
ダークサイドに墜ちた父を持つこと、物語開始時まで父親や自らの素性について知らされずごく普通の若者として育てられていたことなど、彼と共通点が多い。

ジョルノ・ジョバァーナ

思いつきネタ


ジョジョの奇妙な冒険』第五部『黄金の風』の主人公。
主人公を勤めたキャラクター宿敵の息子という設定ではジード=リクと共通している。しかも「覚悟」という言葉を強く出しているところも同じである。ウルトラの父ジョナサン、ゼロを承太郎とすれば物語上の関係も近いと言えるかもしれない。
しかし、こちらでは作中で父と会うことはなく(物心ついたころには既に他界していたため)、ゲームでようやく共演できた
ちなみに、『ジード』のシリーズ構成を手がける乙一氏は、過去にジョジョ4部の外伝小説『The Book』の執筆を手がけたことがある。

ジェイク・ミューラー
バイオハザード6」の主人公の一人。
父親が世界を滅ぼしかけた、父親について何も知らずに育ったなど共通点が多い。

ロック・ハワード
彼もまた主人公を勤めたキャラクターの宿敵の息子という設定をもつ。こちらは幼少期に父との面識があるのだが、自己中心的な性格で息子のことを顧みない実父に嫌気がさし結局父の仇ではあるが自分に真摯に接してくれた養父のテリーに懐いている。
また、実父と養父双方の技を駆使した戦い方を展開する。


風間仁
鉄拳シリーズの主人公の一人。(登場は3から)
悪意と野心に満ちた父親祖父を持ち、人ならざる力である『デビル因子』を持つ格闘家で、祖父らが党首だった三島財閥を自分のものにしている。デビル因子による暴走を抑えながら、自分を育てながらも利用し切り捨てた平八や、父一八と因縁の親子喧嘩を繰り返し続けている。そう言ったところもリクと似ている。
当然ながら家族関係は絶対零度のごとく冷え込んでおり、そもそも親子として生活したことさえないため、一八からの自分の呼び名もフルネームである。
…が、利害の一で共闘した際はどういうことか息の合う動きをしている。
ちなみに第12話でリクがプレイしているゲームも『鉄拳7』で、使用キャラもデビル仁とパンダ(再度対戦した際には、通常の仁と三島平八になっている)であるなど、なにかとスタッフのこだわりを感じさせる。リクもこのゲームをほしがっていた。


広野健太
ウイングマンの主人公であり、正義のヒーロー。
幼い頃に正義のヒーローに触れ、ヒーローオタクになりつつも自分だけのヒーロー像を築いていく点が共通である。
そのため、性格も似通っているが、過酷な運命を背負っているリクとは異なり、しがらみがなく専らストレートにヒーローという運命を受け入れているといえる。

詩花

詩花


アイドルマスターシリーズの一つである
アイドルマスターステラステージに登場する961プロ所属のアイドル。

父親が物語の中では極悪・ラスボス的な存在
父親は元々は極悪な存在ではなかった
「自身は父親とは正反対の善の存在」という共通点がある。


関連タグ

ジード(ウルトラマン)

クレナイ・ガイ→朝倉リク→湊カツミ/湊イサミ
















「朝倉リク」の真実(ネタバレ注意)

出生の秘密

第11話『ジードアイデンティティー』にて、伏井出ケイの口からとうとう真実が語られた。

ベリアルに忠誠を誓いその復活を望むケイは、(クライシス・インパクトで肉体を失ったと思われる)ベリアルの新たな肉体となるのに十分なだけのウルトラカプセルを必要としていた。しかし光の国から盗み出したカプセルを起動させるのに必要なリトルスターは、以前彼が言ったように宿主がウルトラマンに祈ることでしか譲渡されない。ストルム星人である彼では分離までは出来てもそのまま霧散してしまうため活用が不可能だった。

そこで彼はベリアルにカプセルを起動させるための存在を作り出すことを提案し、彼から預けられた遺伝子を用い、実験室でいずれ“ウルトラマン”となるデザインベイビーを作り出した。それこそがリクであり、ジードとは言わばウルトラマンの模造品でしかなかったのだ(オーブオリジンのような本来の姿というものはジードには存在しないと思われていたが、「ジード超全集」によると変身時にほんの1カットだけ映し出される「ジード素体」のデザインがあり、プリミティブなどの姿へはその状態にウルトラカプセルのエネルギーが融合する事で変身を完了するとのこと。)。歴代のニセウルトラマン風にいえば、彼は「ニセウルトラマンベリアル」と言っても間違いではないことになる。
つまり、彼は主人公のウルトラマンでありながら、系譜的にはむしろ人造ウルトラマンに近いというシリーズでも極めて異例の立ち位置にいることになる。


上述の『謎』の項目にある仮説の中では、「遺伝子操作によるクローンのような形で誕生したとする説」が最も近く、すなわち母親は存在していないということになる。
また、生まれてから19年しか経っていないのに成人したウルトラ戦士と同じ姿に変身できるのも(もっと言えばM78星雲出身なら手術で取り付けるはずのカラータイマーを最初から身に付けているのも)、そもそもウルトラマンを模倣して作り出された存在であるためと思われる。


伏井出ケイは星雲荘に用意されていた様々なシステムを作り上げたのち、赤ん坊のリクを天文台に置き去りにした。
いつか時が来た際にリクが再び天文台に辿り着き、ライザーとカプセルを手にして“ウルトラマン”になり、そして“ウルトラマン”となった彼を人々が祈る対象として仕立て上げ、必要なカプセルを集めさせるために。
全ては生まれる前からケイによって書かれたシナリオ通りだったのである。

茶番


ヒーローになったのではなくケイの掌の上で壮大なヒーローごっこをさせられているに過ぎなかったという衝撃の事実に動揺したリクは、ケイが変身したペダニウムゼットンとの戦いで街を守ることもできずに相打ちとなり、ケイの計画通りウルトラカプセルを奪われてしまう。
彼の手元に残されたのはウルトラマンゼロのカプセルのみ。そしてゼロ本人は調査のため地球を出ており不在。カプセルが二つ揃わなければ変身できない模造品に過ぎない彼は、ヒーローとしての自信を失ってすっかり意気消沈してしまい、街が破壊されていくのをただただ眺めていることしかできなかった。

しかし、そんな彼の元に何者かから一通の手紙が届く。
差出人は朝倉錘
リクと同じ「朝倉」の苗字からの手紙に、戦うことができないリクは差出人の元に向かう。

彼を待っていた老人:朝倉錘はリトルスターを発症しておりその力で様々な事情を知っていた。リクがウルトラマンだったということも。そしてリクは彼からもまた自分について知ることとなる。

19年前、町長だった錘は天文台に置き去りにされていた赤ん坊が発見された時に自ら引き取って育てようとしていた。しかし妻に先立たれてしまい彼はそれを断念するが、代わりに妻と二人で考えていた名前を赤ん坊につけた。

「この大地にしっかりと足をつけて立つ。そしてどんな困難な状態にあっても、絶対に再びまた立ち上がる」

そう願い赤ん坊は朝倉リクと名付けられた。

最悪のウルトラマン・ベリアルの息子という出自、その復活のためだけに作られた模造品という誕生・存在理由。そういった事実を知り、しかし同時に自身の名前の意味も知ったリクは、名前に込められた願いに違わず自身の運命から逃げずに再び立ち上がった。
そしてリクに「生きてくれ」と願った錘からリトルスターが分離しウルトラの父カプセルが起動する。再び2つのカプセルが揃ったリクはマグニフィセントへとフュージョンライズした。

暴走するペダニウムゼットンとの戦いの中、半狂乱のケイはリクのことを罵倒し続ける。だがリクはそんなケイのことを逆に憐れみ、自分の人生を自分自身で肯定する強さを見せてペダニウムゼットンを撃破した。

父:ベリアルとの対面

その後、遂に地球へ襲来した父ベリアルから自分の元へ戻ってこいと誘われるも、必死に反発。ゼロを押しのけてまで自分の手で決着をつけようとするも、その実力差は歴然であり、最後はレイオニクスの力で生み出されたファイブキングゾグ第2形態の怪獣カプセルでキメラベロスにフュージョンライズしたベリアルによって体内に取り込まれ、月へと連れ去られてしまう。

大変!パパが来た!
「父が可愛がってやる」


それは息子への愛の言葉なのか…
思い出せ


精神世界でも懸命に抗うも、「臆病な地球人はジードを受け入れない」「これからは本当の家族としてそばに居る」というベリアルの甘言に一度は屈して洗脳され、救援に来たゼロと戦う羽目になってしまうが、ウルトラマンキングの助力で精神世界へ入ってきたライハの言葉によって正気を取り戻し、キメラベロスの体内から脱出。

組合の末、月から地球へと戦いの場を移し、ソリッドバーニングアクロスマッシャーマグニフィセントと次々とフュージョンライズを繰り出し、人々の声援を受けながらキメラベロスと激闘を繰り広げる。
そして、ライハの祈りが届いたことで生まれたウルトラマンキングのカプセルを使い、ロイヤルメガマスターへ変身。キメラベロスを圧倒し、「どこまで言っても“ベリアル”の名前からは逃れられない」という父の言葉に「逃げるつもりはない」と宣言し、運命と戦う覚悟の元、遂にベリアルを撃破したのだった。

因縁の決着

GEEDの証+α


倒されたかに見えたベリアルだったが実はまだ生きており、強化形態・アトロシアスとなって再び地球に襲来した。
その圧倒的な力の前になすすべもなくゼロとともに敗れるリク。光の国から駆けつけたウルトラの父の力をもってしても時間稼ぎが精一杯という凄まじい力を振るうベリアルの姿は、まさにその名の通り「Belial悪魔」と言えるようなものであった。

だがリクはそんな状況にもかかわらず、臆することなく再び変身、アトロシアスの猛攻に何度も叩きのめされながらも諦めずに必死に戦い続け、ジードの全5タイプに分身する「ジードマルチレイヤー」を発動、さらに全タイプによる必殺技の一斉攻撃「ジードプルーフ」を放ち、ついにアトロシアスを撃破、元の姿に戻ったベリアルを捨て身の行動でゼガンの作り出した異空間へと連れ込み、そこで最後の激闘を繰り広げる。
その最中、精神世界でリクが見たもの、それは………………。

闇堕ち寸前ベリアル


ベリアル「力だ…力がほしい…超えてやる…俺を見下したあいつらを…!」

父・ベリアルの闇堕ちして以降の記憶、そして怒りや悲しみ、恨みと言った膨大な負の感情であった。
そのすべてを知り、リクはそれでもなお、以前自分がされたように父を抱き寄せ、涙ながらに語りかける。

「何度も何度もあなたは蘇り、深い恨みを抱いて…。」

驚き、動揺するベリアル。
その父の背中からレイブラッド星人の怨念が抜けだした時、ベリアルの姿は、闇堕ちする前の姿・アーリースタイルの姿へと戻っていた。

Forever


自分の「もうひとつの可能性」とも言える息子を前にしたその顔はどこか悲しげに見え、また、必死に何かを訴えかけようとしているようでもあった。

「疲れたよね…もう、終わりにしよう…。」

かつての戦友の様に過去を呑み込み敵として相対するのでも、宿敵の様にその有り様を惜しむでもなく、戦いと怨嗟からの解放と安息を願う息子に対し、ベリアルは叫ぶ。

ベリアル「わかったようなことを言うな!!!」

ぶつかり合う二人の必殺光線。リクはすさまじい光線の押し合いの末に気迫でベリアルを上回り、光線がついにベリアルに直撃する。
その刹那、ベリアルが発した言葉、それは…。

ベリアル「ジィィィィィィィィィィィィィィィドォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!」

これまで一度たりとも口にしてこなかった、「息子」としか呼んでこなかった我が子の名前であった。

そして、大爆発を起こして肉体を失い、永遠に異空間に封じられるベリアル。
もう二度と会うこともないだろう父の魂を前に、悲しげな表情を浮かべながらリクはこの言葉を口にした。

「さようなら……。父さん……。」

サヨナラ


最後の最後、本当に一瞬ではあれど、二人が本当の意味での「親子」になれた瞬間だったのかもしれない。


そして、物語は、子供たちがヒーローごっこのヒーロー役をかつてリクが憧れたドンシャインではなくウルトラマンジードにして遊ぶ様子を、リクが笑顔で見守りながら幕を閉じる。

ジード詰め合わせ2


悪の戦士の模造品という残酷な出自でありながらも必死でもがき、人々のために決して前進を止めなかったその姿勢は、地球人たちや同じ志を持つ多くのウルトラ戦士たちの心に届いただけでなく、キングやウルトラの父といった偉大な戦士たちからも「若きウルトラ戦士」と呼ばれ、1人の立派なウルトラマンとして、そして真のヒーローとして認められることができた。

同時に、その時彼はついに父であるベリアルを超え、悪の戦士の息子という呪縛からも解き放たれることができたのである

リクの父

べリアル一家(違)


その数奇な生い立ちからリクには父と呼べる人物が多い。

  • ウルトラマンベリアル遺伝上の父。復活の目的のため、人造でウルトラマンを作るべく遺伝子を提供した。リクを息子として認め、対立しているにも関わらず窘めるような口調がほとんどであるが、「反抗期」と称してぶつかり合いを楽しんだり、色々彼への感情は歪んだものである(計画の経過を楽しんでいるからなのかケイの嫉妬を煽り利用するためなのか不明)。
  • 伏井出ケイリクを作った者。べリアル復活の為にデザインベビーのウルトラマンを作った人物。しかし、計画の道具として全く愛情を抱いておらず、むしろベリアルからまがりなりにも息子と認められていることに対して激しい嫉妬と憎悪を抱いている。なお、トークショーでは半ばジョーク的に「伏井出ケイは朝倉リクのお母さん」と言われていた。
  • 朝倉錘リクの名付け親。12話で登場。上記2人の父により、人生を弄ばれアイデンティティーを見失ったリクに手紙を送り、対面。短い交流ながらリクに向けた父性に、リクは救われる事となる。
  • 愛崎モアの父…リクの育て親。現時点では未登場で設定のみ。しかし、リクの温厚な性格、リクとモアの良好な関係から、しっかりと愛情を持って育てていた事がわかる。

  • ウルトラマンゼロ…ある意味では彼もまた、リクの育て親。リクを見守り、ウルトラマンとしての心、自分の在り方などについて時に助言しつつともに戦うその様は、前作の主人公の時のような先輩後輩関係というよりも、むしろ親子に近い。一方で、「先生」と見る向きもあり、最初にベリアルがリクの前に現れた時など、一部で「授業参観」だの「三者面談」だのとネタにされるはめに。

共通点の多いキャラクター(ネタバレ関係)

詩島剛仮面ライダーマッハ
仮面ライダードライブに登場する2号ライダー。
父親怪人の生みの親であり物語の元凶にして悪の仮面ライダー(戦士)繋がり。その父親も息子を含めた家族のことも研究材料としか思っていないなど、共通点が多い(こちらはベリアルのように同情する過去もない根からの悪だが)。
彼も最後はその過酷な運命を乗り越え、父親との因縁に決着をつけた。
また、父親に対して「さよなら、父さん」と別れの言葉をかける点でも共通している。

フェイト・テスタロッサ
母親が事故で亡くした娘を元に作り出したクローン人間であり母親からも冷酷な扱いを受けている(こちらはベリアルとは同様同情する過去があると言う点では似ているもののベリアルとは違い、それなりにフェイトに対しても愛情を見せるような描写がある上、本来は優しい親であった模様)。又、自身が生まれる事になった技術を作り出した黒幕も冷酷であると言う点が共通している。
彼女も最終的に自分を生んだ技術を作った黒幕と戦い決着をつけた。
こちらもリクと同様、クローンキャラの中では救われているキャラと言う点でも共通している。
ちなみに、養子にもクローンが2人いる

ルーク・フォン・ファブレ
テイルズオブジアビス』の主人公。
リクとどのような共通点があるのかは、未プレイ者へのネタバレ防止のため、リンク先にて記述されている項目から探してほしい。

仙都木優麻
ストライク・ザ・ブラッド』に登場するボーイッシュな美少女。同作の主人公『暁古城』の幼馴染で、彼には想いを寄せ続けている。
正確には実母である魔女『仙都木阿夜』が、野望を果たすための駒として作り出したとされるクローンであり、その点と同様に片親が存在しないこと(彼女の場合は父親がいない)についてリクと共通する。

X-23ローラ・キニー
ミュータント戦士であるウルヴァリンの遺伝子から作られた女戦士。
媒体によってクローンだったり試験管ベビーだったりと誕生した経緯は様々だが、父親の遺伝子を元に人工的に作られた生命体という設定は共通しており、その点ではリクと似ていると言えよう。
こちらは無事父親と対面を果たしており、概ね良好な関係を構築している。

ミュウツー
幻のポケモンミュウの遺伝子から人工的に作り出された“いでんしポケモン”。
出生の経緯は媒体によって異なるが、概ね「邪な心を持った人間が自身の野望達成のためにミュウの子どもの遺伝子に様々な細工を加えて人工的に作り出した存在」という点では共通している。
こうした誕生の経緯に加え、劇情版では自己の存在理由に苦悩し、答えのない自問自答を繰り返すなどどこか哀愁漂うキャラクターとして描写されている点もリクと似ていると言える。

妹達
御坂美琴の体細胞から創られた能力者達。
強大な力を持つ存在から作られたクローンである点、さらに、ある目的のため生み出され、生み出した者達に「模造品」扱いされていた、当の「姉」は彼女たちに決して悪い印象を抱いていない、という共通点がある。
ただし、この件で自らの存在に苦悩していたのはむしろ「姉」の方だったりする。また、人数はものすごく多い。
こちらはその「模造品」の運命を克服して以降、「姉」と概ね良好な関係を維持している。

メタルギアシリーズ
ソリッド・スネーク/リキッド・スネーク/ソリダス・スネーク
20世紀史上最強の兵士ビッグ・ボスの存在を永遠とするためビッグ・ボスの遺伝子を元にクローンを創造する恐るべき子供達計画(ソリダスはこの計画には含まれない)によって誕生したビッグ・ボスの息子達
ただしソリッド・スネークとリキッド・スネークの両者は遺伝子操作の他に人工授精の際、実験の助手を担当した女性の卵子を用いた受精卵から育ち産み落とされた人間であるためビッグ・ボスの細胞をそのまま引き継いでいるわけではない。
その為、劇中では「ビッグボスに限りなく近い別人」と称されている。
例外はソリダスでありデジタルクローン法によりDNAの塩基配列がビッグボスとほぼ完全に一致する本当の意味でのクローン(複製品)であり彼が一番リクに近い立ち位置である。
代理母であるEVAはソリッドを実の息子の様に接したのに対して父親であるビッグ・ボスは研究所のビーカーで培養された細胞片以上におぞましい存在として(劇中でも「一度も息子だと思った事はない」と発言していた)関わろうとしなかった。
しかし最終的にはソリッドを息子以上に一人の男として認め父親として心からの敬意を表した。

イングラム・プリスケン
初登場の『スーパーヒーロー作戦』では黒幕がウルトラマンの力を我が物にするべく造り出したクローンという衝撃的なオリジンを持つ。
ただし本人は物語開始直後に記憶を失ってしまい、以降はウルトラ兄弟を始めとするガイアセイバーズの仲間達との交流、そして別れを経る中で揺るぎなき自我を確立。最終的にウルトラマンの紛い物と化した黒幕を討ち倒し、そして

桐生戦兎
同時期に放送されている仮面ライダービルドの主人公。
変身に使うアイテムが2つ、(あちらは記憶喪失で)出自が不明といくつか符合はあったが、とんでもない点でも一致が出てしまった。
詳細はリンク先を参照。

万丈龍我
同作の副主人公。ヒーローでありながら全ての元凶の呪わしい遺伝子を持って誕生したという点が共通。

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