「君にできたことが、俺にできないはずはない。俺も君と同じウルトラマンなのだから」
演:石川真
概要
少年時代に友達からウルトラ5つの誓いを教えてもらい、自身の部下であるアイハラ・リュウにもそれを教えていた。
25年ぶりに出現した怪獣ディノゾールと戦うためガンクルセイダーで出撃。味方が次々とやられていく中リュウを一人脱出させ、ガンクルセイダーごとディノゾールに特攻をかけ、行方不明となった。
当初は死亡したと思われていたが、実際はボガールへの復讐に燃えるハンターナイトツルギに地球での肉体として憑依され、再びリュウの前に現れる。
人格は完全にツルギに支配されていたが、リュウの必死の呼びかけに答えて徐々に自身を取り戻していき、ツルギが復讐を終え命を落とした際はウルトラの母によって新たな命を授けられ、ウルトラマンとしての自分を取り戻したウルトラマンヒカリと共にウルトラマンとして復活。人格も完全に戻った。
それ以降はウルトラマンヒカリの変身者としてGUYSやウルトラマンメビウスと共に地球防衛に努めていたが、第17話でリュウの成長を認め、(ヒカリが疲弊しており光の国からも帰還を命じられたこともあって)ヒカリとして地球を去った。その後第35話にてババルウ星人を追いかけて地球に再来。事件解決後、ウルトラの父が感じ取った驚異の調査のため再び光の国に帰還した。
最終回にてエンペラ星人と戦うため三度地球にやってきたが敗北し、変身アイテムのナイトブレスをリュウに託した。
戦いの後はリュウと分離し、救援にやってきたゾフィーと共に光の国へと帰還した。
その後は郷秀樹のように一体化が進んだ結果人間として戻れなくなったのか、一度死亡したため分離したら死んでしまう(もっとも、この場合、命の固形化が可能な光の国の技術を以てすればかつてのハヤタのように助かると思われる上、その技術を確立したのは他でもないヒカリ本人であるため、可能性としてはやや考えづらいか)ためかは不明だが、現在でもヒカリと一体化したままの模様。
ただ、近年の作品ではヒカリはそのままの姿で登場することが多く(声も大抵ヒカリ役の難波圭一が担当)、ヒカリの客演した大多数の作品でセリザワは登場していない。それを踏まえるとある意味結構なレアキャラであると言えなくもないだろう。
余談
演じる石川真氏は、『真・仮面ライダー序章』にて主人公・風祭真/仮面ライダーシンを演じており、ウルトラマンと仮面ライダーの両方を演じた数少ない俳優の1人である。また、ライダー→ウルトラマンの順で演じた俳優は2022年まで長らく彼のみであった(本物でなければ一応もう一人いる)。なお、ウルトラシリーズでは他にも『ウルトラマンガイア』にてチームファルコンのメンバー・塚守亨隊員を演じた経験がある。
日本国内のテレビシリーズでは60年代生まれの変身者は石川が初めてである(CMでは夢星銀河/ウルトラマンナイス役の宮坂ひろし、海外勢ではジャック・シンドー/ウルトラマングレート役のドーレ・クラウスも該当する)。