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仮面ライダーシン

かめんらいだーしん

『真・仮面ライダー序章』に登場する主役の仮面ライダー。この記事ではそのキャラクターについて述べる。
目次 [非表示]

「行かなきゃ…誰かが助けを求めて…!早く行かなきゃ!」


変身者

風祭真


概要編集

真・仮面ライダー序章』の主役ライダー。

作中では特に名前がなく、OPテロップでは「真・仮面ライダー/風祭真」と表記されていた。 資料などでは便宜上「仮面ライダーシン」の名前が与えられており、仮面ライダーディケイドとの関連で近年の公式の映像作品でも「仮面ライダーシン」の呼び名となった。


俺ら仮面ライダーだ’14敵と味方の区別がつかない


バッタの遺伝子を組み込まれたバイオサイボーグ。それまでのライダーと違い、変身ポーズやベルト状のアイテムで変身するのではなく、感情の高ぶりによって全身が生物的かつグロテスクなデザインへと“変態”して変身する。

公式人気投票87位(99票)

スペック編集

身長199.9cm
体重90.0kg
パンチ力2~2.8t
キック力3~4.2t
ジャンプ力114m(垂直跳び)、232m(横跳び)
走力3.4秒(100m)

バッタの遺伝子から来る非常に高い身体能力を持っており、それに加え驚異的な打たれ強さ・傷を負っても短時間で治る再生能力・本能的な予知能力など第六感の力を使用できるが、生物故にには弱く、700~800度以上の炎には5分しか耐えられない。


財団」の開発した「改造兵士」レベル3であるが、開発者の鬼塚自身が変身したレベル3(白目)暴走を起こしたのに対して、シン(赤目)はに第三の目(いわゆるOシグナルに相当)をもち、意識を制御することが可能。

変身前でも、ある程度の身体能力を発揮することができ、高速での走行、約10メートルの跳躍、素手で鋼鉄のシャッターを紙のように破くなどを披露した。


武装編集

  • ハイバイブネイル

長く伸びた。超振動によりどんな硬いものでも貫く。


  • スパインカッター

に生えたアマゾンライダー顔負けの凶悪なデザインの刃。超振動により地球上の物体なら何でも引き裂いてしまう。


  • ブレイクトゥーサー

なんでも噛み砕く強力な。13㎝のセラミック板をバリバリ噛み砕く。


必殺技編集

  • 真ライダーパンチ

ハイバイブネイルを相手の腹部に突き立ててぶっ飛ばす攻撃。これでISSの氷室を殺害した。


  • 真ライダーチョップ

手爪のスパインカッターを利用した攻撃。ファンの間での通称:脊髄ぶっこ抜き


設定上存在するが、劇中では使われていない。

その後オールライダー対大ショッカーでライダーキックを使用しているが、「全仮面ライダーによる一斉ライダーキック」の一部として放ったため、「本来の真ライダーキック」がどのようなものなのかは未だに不明。


バイク編集

変身前の風祭真が乗用しているマシン(ベース車はバンディット250)が彼のマシンということになる。見た目は鬼戦士ヘルメット科学者達と同じく、ベース車をそのまま使用しており、レッツゴー仮面ライダーコレクターズパックにはこのバイクに乗るシンの姿を見ることができる。


全盛期のシンさん伝説編集

  • 原作の時点で生身の人間相手に自慢の爪で腹パン、そのまま風穴を開ける(ご丁寧に吐血付き)。そのままスパインカッターでメッタ斬りにして惨殺というとても子供に見せられない戦闘シーンを披露(少なくとも視聴者にはシンを責める者などいないであろうレベルの悪党なので問題は無い・・・はず)。
  • ついでに敵怪人の倒し方が「頭を脊髄ごと引っこ抜いて殺害」という物。こちらも子供には見せられるものでは無い。
  • 仮面ライダーSD』のOVAに出たはいいものの、専用バイクが無いからかモブ怪人扱い
  • 当時、雑誌展開が小学館の『てれびくん』主体だったため、講談社の『テレビマガジン』では1996~2000年の一時期、大人の事情により1人だけ扱われない時期もあった。
  • 1999年に放送された藤岡弘、佐々木剛が初共演を果たした某バラエティ番組で「歴代ライダーを振り返って」というコーナーがあったが、『真・仮面ライダー序章だけ飛ばされた。
  • ザ・グレイトバトル』シリーズではRXに次いで登場したのがZO。その後もコンパチヒーローではJ共々ハブられ続ける。
  • 『AZITO3』(プレステ用ゲーム)でも当然のようにハブられる。
  • ビデオ『東映怪人大図鑑』で怪人役で紹介される
  • 過去にヒーローショーで他のライダー共々出演した際、その外見から怪人と勘違いして号泣する子供が多発してしまい、それが原因でヒーローショーを出禁になった
  • 出演した作品では大抵唸り声しか上げないため、仮面ライダー大戦の収録では鎧武役の佐野岳からインベスかと思った。』とコメントされる。しかもこの時シンさんを演じたのは仮面ライダー斬月・真役の久保田悠来ライダージェネレーションなど一部の客演作品だと流暢に話す。テレパシーだという説もあるが)。
  • オールライダー対大ショッカー』開始前特番『平成から昭和まで!仮面ライダー大集合』(2009年8月8日放送)で仮面ライダーファム役の加藤夏希から「敵(怪人)にしか見えない」と、遂に禁句のそれを公営の電波に乗せられてしまう。一応当時と比べれば幾分かマイルドになっているのだが…。
  • 更に、昭和ライダーの中でシンだけデザインに統一感がない、家にいたら丸めた紙で叩きそう、変身ポーズ苦しみながら(首を掴みながら)変身、などと存分にネタにされ、ディケイドを放置して完全に番組の話題の中心となっていた(そしてその扱いにファンの間では物議を醸した)。
  • 同映画のネット版で、本編が作られる事が発表!!…と思いきや夢オチだった(ちなみにこの回ではサラッと同映画でシンが大ショッカーと戦う未公開シーンが映る)。
  • ガンバライド』では稼働四年目の第05弾でようやく登場(外見の再現度が高く、カード能力も演出面もかなり気合の入ったものであった)。
  • "昭和ライダー"の殆どが登場したゲーム作品『バトライド・ウォー創生』でもハブられた(ZOJも出演していないので一概にシンが不遇とは言えないが)。
  • ライダージェネレーション2』では戦いを催促する仮面ライダーオーディン「人に戦いを命じるなら、まずお前が戦えと誰もが思った正論を返す。今までの経験からか物静かでぶっきらぼうだが、命を弄ぶ者には激しい怒りを燃やすいぶし銀なキャラとして描かれている。
  • 『ネット版レッツゴー仮面ライダー』では少年ライダー隊の少年が好き嫌いをした事を咎め、その残されたピーマンを貪りドン引きされる。何気にこの状態でも食事が可能という事実が発覚した。しかもここでも流暢に話している(『君だけの運命のライダーを探せ』のコーナーではソウルフレンドライダーがアルティメットフォームだったり結婚相手が同じ野生系ライダーであるアマゾンライダーだったりとヤバそうなメンツが揃っている)。
  • 『ネット版仮面ライダーフォーゼ』では全身が武器の塊であり、握手や抱擁すらも文字通りの必殺技になってしまう。
  • シティウォーズ』では稼働2年半目の2019年4月12日の更新で登場するが、A-RUSHモードでは映画主題歌の「Forever」を流しながら戦うためプレイヤーから「悲しい曲」と言われる、更に専用のイベントクエストの主役が彼である等破格の待遇を受けた。後述。
  • ガンバライジング』では最終弾のゲキレツグランプリ3弾でようやく登場(こちらも演出面で気合が入っている、後述)。

真・仮面ライダー序章』以後の彼編集

劇場版作品編集

『真・仮面ライダー序章』発売後は長らく出番の無かった彼だったが、2009年に公開された劇場版『仮面ライダーディケイドオールライダー対大ショッカー』にまさかの客演を果たした。 正義のオールライダー軍団の一員として大ショッカー怪人軍団と戦いを繰り広げている。しかし、主役どころかライダーとしてもかなり異色なデザインのため、並ばれると「敵怪人にしか見えない」と評判である。設定上この姿はモモタロスモグラ獣人と同じ「善玉怪人」でしかないため仕方ないが(そして上記の加藤夏希の発言である)。 また、序章で終わっていることが公式でもネタにされ、続編を希望するシンの姿から別方向のファンも獲得している。


その後の仮面ライダー総出演系の映画でも他の先輩ライダー共々主役ライダーのピンチに駆けつけており、敵組織と戦いを繰り広げ続けている。『レッツゴー仮面ライダー』では岩石大首領との最終決戦の際に、(遠目からなので確認しづらいものの)初めてバイクに搭乗した。一方、『GP』ではショッカーに洗脳されてショッカーライダーの一員になってしまっていた。


なお、映画『仮面ライダー大戦』では同作で仮面ライダー斬月・真というどことなくシンに似た名前の仮面ライダーを演じた久保田悠来が声(ほぼ鳴き声)を担当。ちなみにレッツゴー仮面ライダーではちゃんとマシンを用意されていたのにもかかわらず、仮面ライダー大戦のEDアニメではマシンキバーサクラハリケーンサイクロン号などライダー達が各々のマシーンに乗って道路を走る中、一人だけ走っていた(劇中では変身後にバイクに乗っていないため原作通りではある)。

どこかで見たような光景である。


スーパーヒーロー戦記』ではスーツの劣化が激しく、中に人が入ってのアクションが不可能になったため、マネキンにスーツを着せての登場となってしまった。そのため映像や集合写真をよく見ると不自然に棒立ちだったり目線が周りと合っていないことが分かる。当然戦闘シーンも無い。

東映さん、シンさんのスーツを修繕してあげてください…。


ちなみに1号からギーツまでのライダーが一堂に会する『THE仮面ライダー展』のOPセレモニーにもネオライダー組で唯一登場していない

昭和組ではBLACKも登壇していないが、RXは登壇しており、RXと同一カウントと見做されたと考えればおかしい事でもない


ゲーム作品編集

ほぼ全ての登場作品にて、変身後は叫び声や唸り声しか上げていない彼だが、『ライダージェネレーション』では理性を持ったまま会話が行えている。また、このシリーズでは原作を意識したセリフ回しが有名なのだが、シンの台詞は特に悲哀や正義のために生きる決意が色濃く表現されており、映画の視聴者には心に響くモノになっている。


小説作品編集

S.I.C HERO SAGA』においては、ライダーベビーが成長した風祭新が変身している。


ガンバライド編集

フォーゼ期の第05弾での残り1枠の新規ライダーの発表で明らかになり、めでたく参戦となった。

能力は前衛スキャン前提の効果であるがAPが30上がり相手のボウギョを300ダウンさせるという強力な能力になっている。ライダーの組み合わせ次第では相手のボウギョを1000近くの数値で下げられ更には相性適正が攻撃であるため、必殺技なしで相手を早いラウンドで撲殺することもできる

登場からうなり声といい、劇中の様々なアクションを上手く合体させた再現度が高い必殺技演出といい、ゲームの対象年齢を間違いかねない表現が少なくない 赤い背景のシルエットに炸裂する必殺の一撃、爆炎を背にしての咆哮など必殺技の演出がかなりかっこいい。

なお低レアのカードが存在していなかった(LRとSR2枚だけ)。


ガンバライジング編集

ZOともども最終弾であるゲキレツグランプリ3弾でようやく参戦。2ヶ月の命である。


必殺技は表面が『真 ライダーラッシュ』、バースト後が『真 ライダーパンチ

前作のそのままは難しかったようでアクションをかなり削りつつ最後は氷室に報復したガラス割りパンチの再現となっている。

唸り声だった前作に比べて(厳密には設定と違えるが)台詞もつくようになった。しきりに「どうなっちまったんだ!」「近寄るな!」とか本編のネガティブ気味な台詞を話してくれる。


ガンバレジェンズ編集

ガンバライジングの後継作であるガンバレジェンズでは、ライジングのカードが使える為、プレイアブルキャラクターとしては最初から解禁されている。

そして、3弾という早めのタイミングで参戦。同ゲームの性質上、変身シーンもやや控え目な表現ではあるが再現された。触覚や第3の目の開眼は再現されていないが煙に包まれ変化する。必殺技は前作の表面の移植という状態で、何故か時代と共に必殺技の尺がどんどん削れていく。

残念ながら他作品のように自身の作品の主題歌は流れずガンバレジェンズのテーマソング「Brand new LEGEND」が流れる。



シティウォーズにて編集

2019年4月12日のアップデートより参戦。必殺技は「スパインカッター」「ハイバイブ・ネイル」で、フォームチェンジが無い関係からか前者の★5はTRK付きで実装された。A-RUSHモードでは映画主題歌の「Forever」を流しながら戦うことができる。


同時開催のイベントストーリーは真・仮面ライダーの後日談。愛する者を護れなかった孤独の戦士は、自分が街を守れるのか不安の渦に包まれていた。しかし彼はもう独りではない。共に戦う仲間とシティを、世界を護る決意を表した。

このストーリーは一つの終着点、実質的な「真・仮面ライダー完結編」と言っても過言ではないものとなっている。


ライドウォッチ編集

戦いの序章!バッタの遺伝子と融合した、改造兵士レベル3は…シンだ!

アーマータイム!シーンーッ!


プレバン限定「DXライドウォッチ クォーツァーセット02」の一つとして発売。

必殺技は「ハイバイブ」。


余談編集

真・仮面ライダー

ちなみに真・仮面ライダー序章の制作時には続編で強化服ヘルメットを装着し、バイクを手に入れて仮面ライダーガイア」という仮面ライダーになるという構想だったが、その呼称は後に小説作品『仮面ライダーEVE』に登場する別の仮面ライダーに流用されている。


関連項目編集

真・仮面ライダー ネオライダー

仮面ライダー一覧 主役ライダー


風祭真:変身者。


脊髄ぶっこ抜き:必殺技。皆のトラウマ。


シン・仮面ライダー:名前が若干似ているだけの無関係な仮面ライダー作品。


どう見ても悪役


仮面ライダーゾンジス


仮面ライダーゲイツ:ライダー名に変身者の本名が入っている後年の事例。


主役ライダー

BLACK RXシンZO


Vシネマ限定ライダー

シンイドゥン

シン古代王オーズ / ゴーダ

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