「変……身!」
変身者
・麻生勝
データ
身長 | 193cm |
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体重 | 83kg |
ジャンプ力 | 130m |
概要
麻生勝が変身するバッタの遺伝子を組み込んだ改造人間。ネオ生命体第1号。
バッタの持つ筋力とスピードを生かしたワイルドな戦法を得意とする。
パンチは一発で50台もの自動車を破壊し、厚さ20㎝の超合金の板をぶち抜き、キックはそのパンチの3倍の威力があり、一発で150台もの自動車を破壊できる。
改造された直後、落雷が落ちて4年間を昏睡状態で過ごすが、この間に大自然のエネルギーを吸収してパワーアップしており、巨大なミュータントバッタとテレパシーで通じ合っている。
愛車「Zブリンガー」は最高時速1300㎞(超音速)のスーパーマシンで、一撃で90式戦車をも横転させる程の突進力を有する。
『仮面ライダーワールド』ではJとはお互いの存在を認知しているという設定で(いつ面識ができたのかは不明)、自ら「仮面ライダーZO」を名乗っている(ちなみに当該作品では『ZO』出典の怪人は一体も登場しない)。
テーマ曲は主題歌のアレンジ曲である「疾風の如く」(作曲:川村栄二)。
宏少年にラストで見せた振り向き様のガッツポーズは「シティウォーズ」など様々なゲーム作品で決めポーズとして採用されている。
公式人気投票 | 80位(108票) |
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容姿
全身を彩る深緑色のボディと仮面ライダー1号と仮面ライダーV3(顔の白い部分)の特徴を合わせたようなマスクが特徴的で、変身時には黄色いラインにある鬼門から気を放出する。
体には黄色い葉脈のようなラインが走り、変身ベルトの類は装着していないが、歴代ライダーのバックルに当たる位置に大自然のエネルギーを吸収する器官「レッドコア」が備わっている。
また、口にはクラッシャーが隠されており、変身時に一次的に展開される。
島本和彦先生が手がけた漫画版では道着を羽織ってライダーパンチの修行に打ち込む姿が描かれた。修行の相手を務めるのは東松館道場の玲子に当たるナオミというキャラクターである(演者の森永奈緒美氏を意識したネーミングなのは言うまでもない)。
変身シークエンス/変身ポーズ
登場して当初は変身ポーズというものが存在せず、冒頭で眠りから目覚めた麻生が起き上がる際に徐々にZOに姿を変えていくというものだった。
続いて披露されたのはバイクに跨がり、緑風を身に纏ってZOの姿に変身するという旧1号を彷彿とさせるものである。
ドラスとの最終決戦では遂に変身ポーズを披露。
「変…身…」と念じながら右腕をゆっくりと振り下ろすと「キュピーン!」という発光と共に一瞬で変身が完了し、クラッシャーが一時的に展開して収納されるというもの。
必殺技
- 「ZOキック」
特徴的な構えで放つキックで、本編ではドラスを倒し、『仮面ライダーワールド』では仮面ライダーJを苦戦させたコブラ男ガライを(本編とは異なり両足蹴りで名称も「ライダーキック」)、『仮面ライダー大戦』では強固な防御力を有するカメバズーカを粉砕した。しかしながら、如何せんブランコのようにゆっくりと敵に降下する演出のせいでネタにされやすい。
ガンバライドで参戦した際は勢いよく飛び上がり、風を裂くようなエフェクトと共に高速で滑空するなどかなりダイナミックなアレンジが加えられた。
トランセンドヒーローズではよりスピード感のある演出になり、そしてその後継作であるシティウォーズでは更に風のエフェクトが付いた事で空中をグライディングして放つ技に仕上がっている。
技名は劇中で叫んでいないが、ライダージェネレーションシリーズでは技名を叫んでいる。
- 「ZOパンチ」
ライダーパンチの一種。空手のような構えで放ち、コウモリ男を一撃で葬った。
ジャンプをしながら、その勢いに乗ってパンチすることで威力がアップし、ドラスの強靭なボディを貫いた。
仮面ライダーワールドではサイ怪人やトカゲ男アギトにダメージを与えた。
- 「ZOチョップ」
目にも止まらない速さで繰り出す手刀の一撃で、初戦でドラスの腕を切断した。
ガンバライド/ガンバライジング/ガンバレジェンズ
ガンバライドではシャバドゥビ1弾で、仮面ライダーシンに続いての参戦。劇中での必殺技や勝利した時の演出も再現された。
またエフェクトやキックの軌道などもゲーム用にアレンジされド派手になっている。
それから約10年後、ガンバライジングの最終弾であるゲキレツグランプリ3弾にて、シンと共に初参戦を飾った。
必殺技はバースト前が『ZOパンチ』、バースト後が『ZOキック』。
- 前者はコウモリ男との初戦で披露した、殴ると同時に変身する演出が使われた。
- 後者は劇中と同じだが、ガンバライドで見られた技を発動する前にクラッシャーが出現し、後頭部のスリットから煙が放出される映像が無い。
また、逆に劇中映像をそのままコピーしたように再現しすぎてしまい、ジャンプの高さが妙に低いブランコキックという状態で、ガンバライドのような創意工夫はあまり見られない。
次作であるガンバレジェンズでは第5弾という早い形でJと共に参戦。クラッシャーの展開と煙の噴出は本編通り変身演出に回され、必殺技もガンバライジングの時と同じように劇中を再現しすぎた演出が引き継がれている。
ライドウォッチ
大自然の力を宿したネオ生命体、実験体第1号は…ZOだ!
アーマータイム!ゼットーォーオーッ!
プレバン限定「DXライドウォッチ クォーツァーセット02」の一つとして発売。
必殺技は「ZO」。
演者
スーツアクター
- 岡元次郎(本編)
余談
名前の裏モチーフは数字の20(二十)。
これは本作が『仮面ライダーシリーズ』20周年企画(ただし公開は22周年)だったことによる。