人物
1984年5月に、千葉真一が主宰するジャパンアクションクラブ(現:ジャパンアクションエンタープライズ)に、第14期生として入団し、その後仮面ライダーシリーズの『仮面ライダーBLACK』にてデビューした名スーツアクター。
パワフルなアクションと軽快な体操技、そしてスーツ越しでも分かる高い演技力に定評がある。
↑若干22歳でのデビュー作。水蒸気の演出はスーツの中に煙が溜まって大変だったと語った。
数多くの仮面ライダーや戦隊ヒーローの中の人を演じており、ファンからは尊敬を込めて「次郎さん」と呼ばれている。
余談
デビューから30年以上経っているが未だに現役バリバリのスーツアクターである。そのマッシブな体型はスーツ越しでもはっきりと分かる(少しぽっちゃりしているためでもあるが)ため、ファンからは「次郎さん体型」と呼ばれる。特に平成ライダーシリーズでは細身の役者が多いため、変身前後の違いが顕著になっている。最近は大好きなビールを我慢して体型を整えることにも努めているとのこと。
しかし、『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』で、仮面ライダーBLACK RXを演じた際、ついにいかんなくぽっこりしたお腹を披露してしまい、それ以降も、還暦手前を迎えたことも影響してか以前ほど痩せにくくなってしまっている。また、仮面ライダー王蛇を演じる際に全盛期よりもぽっこりお腹が目立ってしまい、ファンから指摘されている。
『ネット版仮面ライダーディケイド オールライダー超スピンオフ』で仮面ライダー龍騎を演じた際にはマッシブな体型から放たれる威圧感と影の付き方のせいで過去に演じた仮面ライダーリュウガっぽく見えてしまうことがあるように、見慣れたファンから次郎さんが入っている事を看破されてしまうこともある。なお、自身の主役回ではBLACKを演じている(キレッキレの動きを見せたため、すぐに判別できる)。
平成ライダーシリーズでは主演を高岩成二氏が勤めることが多いため、サブライダー、特に4号ライダーや怪人を演じることが多い。『仮面ライダー龍騎』の仮面ライダー王蛇、『仮面ライダーキバ』の仮面ライダーイクサなど非常に印象的な役柄を務めている。
特に、仮面ライダー王蛇を演じている様に、悪役・ラスボス(劇場版ラスボス)役の様な威圧的な人物を演じていることも多く、『仮面ライダーアギト』の仮面ライダーG4を演じた際には氷川誠役の要潤から「あまりの迫力で怖かった」と語られている。
そして、平成ライダー最終作『仮面ライダージオウ』では、平成ライダー最後の怪人としてアナザーディケイドを演じた。実質平成最初のライダーであるRXを演じた次郎氏が平成ライダー最後の怪人として演じるのは感慨深いと感じた視聴者も多数いる(その反面、アナザーディケイドの圧倒的な強さ故にどうしようもない絶望感を感じた人もいたという)。
スーパー戦隊シリーズでは、メガブラックやゴセイナイトなどヒーロー側の他、敵の大幹部などを数多く演じている。2010年代から演じたヒーローがぽっちゃりしてるとの話題もあるが、それを気には出来ないほどめちゃくちゃかっこいい戦士を見事演じ続けてきた。
『BLACK』では18話と35話に2回ほど顔出し出演した事もあるが、どちらもビルゲニアに操られた青年役。その2回目の時に「これからは俺たちの時代だ」と言う台詞があったのだが、ファンの間では「これからは大野剣友会じゃなく、俺たちJACの時代だ」-すなわち、仮面ライダーシリーズの殺陣を行うアクションチームの世代交代の比喩的表現と言う見解がなされている。
次郎さんが演じた主なキャラクター達
仮面ライダーシリーズ
仮面ライダー龍騎:仮面ライダー王蛇、仮面ライダーオーディン、仮面ライダーリュウガ、デストワイルダー
仮面ライダー剣:仮面ライダーレンゲル、コーカサスビートルアンデッド
仮面ライダー電王:キンタロス/仮面ライダー電王アックスフォーム(キンタロス単独変身時)、ネガタロス/仮面ライダーネガ電王、ゴルドラ
仮面ライダーキバ:仮面ライダーイクサ、仮面ライダーダークキバ
MOVIE大戦2010:マスカレイド・ドーパント(変身前も兼任)
仮面ライダーウィザード:酔っ払いのサラリーマン
スーパー戦隊シリーズ
特捜戦隊デカレンジャー:ジャスミンを襲ったアリエナイザー(顔出し)
獣電戦隊キョウリュウジャー:賢神トリン/キョウリュウシルバー
その他特撮など
テレビドラマ
トクサツガガガ:エマージェイソン、ゲンカ将軍(スーツアクター)、教師(顔出し出演)
どうする家康:徳川方の兵士
ルパンの娘(第2期):大柄な男