初登場話:第35話「タイガ登場」
データ
身長 | 245.0cm |
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体重 | 280.0kg |
特色/力 | 鋼のごとき筋肉、鋭利な爪 |
AP | 5000 |
ファイナルベント | クリスタルブレイク |
概要
『仮面ライダー龍騎』に登場する白虎型ミラーモンスター。東條悟と契約し、仮面ライダータイガの能力を与えた。二足歩行型であり、身長245㎝・体重280㎏とかなり無骨な外見をしているが、白地に縞模様の外見や両腕の肉球が割かし可愛いという意見もある。
全身の筋肉・「ワイルドマッスル」は常に発達・成長しており、100tの鉄球を持ち上げる腕力と時速300㎞で走る脚力を備えている。このワイルドマッスルを保護する外骨格・「ワイルドプロテクター」は、鎧の役目を果たす。
刀のような巨大な爪・「デストクロー」が武器で、その一撃はダイヤモンドをも切り裂く。100tの物体を持ち上げるほどの怪力の持ち主で、ファイナルベント時には敵を決して離さず地面を引きずり回す。こうした怪力と300kmもの走行力を生み出しているのは、ひとえに常に発達し続けるワイルドマッスルの働きによるものである。
鈍重そうな見た目とは裏腹にスピードを活かした神出鬼没の攻撃を得意とし、策を弄した戦いや奇襲を好む東條にとっては相性の良いミラーモンスターであった。戦闘では死角から敵に飛びかかり、デストクローで敵を貫いたまま地面を引きずり回す戦法を得意とする。
東條悟の死後、契約が切れたことで野良モンスターとなり、無差別に人を襲撃して暴れ回っていたが、最後は龍騎サバイブのドラゴンファイヤーストームで倒された。
RIDER TIME 龍騎
原典同様にタイガの契約モンスターとして登場している。
スーツがないのかCGで描かれている。
余談
白虎は白虎でも単なるホワイトタイガーではなく、中国の伝説上の「四神」の一角で西を司る架空の生物「白虎」がモデルであるという説がある。
龍モチーフのドラグレッダーと契約した龍騎、不死鳥モチーフのゴルトフェニックスと契約したオーディンと(幻獣的な意味で)釣り合いがとれるようにしたかったのかもしれない。
亀はどうしたとか言ってはいけない。一応『仮面ライダー龍騎超全集 最終巻』p23にて、ミラーモンスターの元になった神崎兄妹の絵の中に亀を描いたと思しき物が混じってはいるが(最下段左から3番目と、下から2段目の列の左から4枚目)。
フィギュアは長らく放送当時のR&M版と、その塗装変更品である装着変身版しかなく、S.H.フィギュアーツ版も参考出品止まりだったが、2022年発売の「SO-DO CHRONICLE 仮面ライダー龍騎 デストワイルダー&サイコローグセット」で、ようやく劇中スーツに近い造形でフィギュア化されることとなった。
当初は商品化の予定がなかったため、武器となるギミックは少ない。名前の由来は「death」+「wild」から(『仮面ライダー龍騎』(ファンタスティックコレクション)p81,55より)。
関連イラスト