白眼
びゃくがん
もしかして→白目
日向一族に遺伝で伝わる特殊な眼、もしくは、その眼の能力を発動した際の術名を指す。
NARUTO世界最古の血継限界であり、全ての忍の創始者である大筒木カグヤが保有していた。
うちは一族の写輪眼、六道仙人の輪廻眼と合わせて三大瞳術と称される。
発動中はほぼ360°の視界と透視、望遠能力を獲得し、チャクラ(術の発動に必要となるエネルギー)の存在とそれが人体を通る道筋、及び排出口(点穴)を見通すことも可能。ことサーチ能力に関しては写輪眼、輪廻眼をも上回り、視覚ベースの探知としては作中最強の性能を誇る。
ただし、写輪眼・輪廻眼とは違って印を結ばなければ発動しない(例外的な描写もあるが、元々はそういう設定)他、第一胸椎の僅かな点から広がる死角も存在する(一応、後述する柔拳に於いては死角対策も確立されている)。
また、白眼はあくまでも広い範囲を“見通す”能力に過ぎず、写輪眼のようにチャクラの種類・特徴などを“見切る”ものではないため、影分身と本体を見分けることは出来ない。
その上、写輪眼・輪廻眼のような瞳術固有の忍術・幻術が一切ない(得意の『経絡系及び点穴の視認』も固有能力ではなく、瞳力次第で写輪眼・輪廻眼でも使用可能)など、十分強力ではあるのだが、総合的な性能は三大瞳術最弱と言わざるを得ない(尤も、ある例外的な可能性も含めるなら話は変わってくるが)。
しかし、何よりも重要なのはノーリスクであること。模様の数が段階解放で行き着く先に失明と精神汚染が待ち受ける写輪眼や、転生の因果に巻き込まれる輪廻眼と異なり、白眼は全くのノーリスク且つ能力もシンプル。それ故に、一族の全員が概ね同じ能力を発揮出来るという点は、軍事に於いて大き過ぎる程のメリットとなる。
また、上記の通り固有の忍術・幻術はないものの、代わりに固有の体術たる“柔拳”が存在しており、他の瞳術に劣るというより、異なる方向に特化しているといえる。
ちなみに、ネジは見かけ上白眼を発動していなくても驚異的な視野を発揮している(中忍試験第二試験にて、草むらに隠れていたシカマル、いの、チョウジを発見した他、上から目線で「見逃す」といったネジの背後でいのがムカついて拳を向けたのを微動だにせず察知し「拳を向けていると言う事は俺と闘うと言う事でいいのか?」と牽制している描写がある)ため、発現者は(発動時ほどではないにせよ)非常に視野が広がる可能性もある。
また、白眼を発動すると眼が白くなる訳ではなく、術者である日向一族は総じて元々瞳がやや薄紫がかった白い色をしている。この特徴は一族の大元である大筒木一族に起因している。
ただ日向以外の血が混ざった者が開眼した際は白く変化しており、一応変化しているのだが日向一族は元から同じ色をしているから変化が起こってないように見えると言う事なのかもしれない。
発動中は眼にチャクラを集中することにより周囲の経絡系が隆起する。
なお写輪眼同様眼を奪取することでその能力も同時に奪えるため、日向一族は一族を宗家と分家にわけ、分家のものには「鳥籠の中の鳥」を意味する鉤爪と卍からなる呪印を刻み、その死と同時に眼の力を封じる他、宗家の意思によって念じるだけで分家のものの脳細胞を破壊、殺害できるようにもするプロテクトを掛けている。
この呪印は一度掛けられたが最後、効力を発揮する(対象が死ぬ)以外で解く術はないとされる。
そのため現在では「宗家のモノを殺して奪う」以外で一族外のものがこの眼を使用する事はできない。
派生形または変異種として『転生眼』と『淨眼』が存在する。いずれも性質が大きく変化しており、写輪眼に対する輪廻眼のような位置づけではない。
薬膳楠莉(君のことが大大大大大好きな100人の彼女)…第85話で白眼使えるようになる薬を開発しようとしたが(そもそも他作品の能力なので)失敗し、彼氏諸共目元が物理的に変形しての◯太みたいになってしまうという事故が発生した。