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概要

NARUTO』に登場する血継限界の一つ。

日向一族白眼うちは一族写輪眼と合わせて三大瞳術と称される。

その中でも輪廻眼は、最も崇高にして最強の瞳術とされ、写輪眼が最終的に辿り着く究極系。

神話レベルの産物として自来也をはじめ、はたけカカシシズネらはフカサクの話を聞いても「おとぎ話レベルのもの」と思っていた。

模様は波紋のようで、色は薄い紫色をしている。

大筒木カグヤ大筒木ハゴロモうちはサスケの輪廻眼はそれに加え、写輪眼の巴模様が入っている。

開眼すると五大性質全て扱える他、六道の術という特殊能力を得る。

ただ通常の輪廻眼の場合は写輪眼の能力と併用する事が出来ず、写輪眼を使う際には切り替えなければいけない。

最も輪廻眼の性能を考えたらわざわざ写輪眼に切り替える必要性はないと言ってもいい。

開眼者は大筒木カグヤ大筒木ハゴロモうちはマダラ

開眼条件

開眼条件はハゴロモの息子の大筒木インドラ大筒木アシュラの両転生者のチャクラを合わす事である。

  1. インドラの子孫のうちは一族かつ「インドラの転生者」として彼のチャクラを得ている。
  2. そのインドラの転生者が、同じように生まれたハゴロモのもう一人の息子大筒木アシュラの転生者のチャクラを何らかの方法で取り込んでは同一化させる。
  3. その者が死に対する「恐怖心」「悲しみ」「怒り」などをトリガーとして強い感情を抱く。

いくつかの工程を経てようやく輪廻眼を開眼する。

2人の息子に分けられた力を掛け合わせる事で、父親のチャクラを再融合させて写輪眼のルーツとなった輪廻眼を回帰させるという「一種の先祖返り」として扱われている。

ややこしいが「写輪眼」と「千手柱間の細胞」を体に宿すことが条件ではない

逆にアシュラの転生者もインドラの転生者のチャクラを得ることで開眼する事は可能である(ハゴロモと黒ゼツは力に溺れやすいインドラの転生者が輪廻眼を開眼するだろうと予見していたが)。

ハゴロモの息子のインドラとアシュラの転生者は一つの時代にそれぞれ一人しか存在せず、転生者というのは見た目での判別はほぼ不可能(作中ではそれぞれの転生者になっていたナルトとサスケは何か感じ取っていたがはっきりとした理由が言えなかった)。

「永遠の万華鏡写輪眼」を得る条件が複雑だったのに、輪廻眼の場合は転生者という概念的要素が加わっているため、伝説上の存在となったハゴロモから千年以上過ぎてマダラまで誰もが開眼に至らなかった。

上記のように「突然変異の産物」として扱われていたのも誰もが真の開眼条件を見つけることに出来なかった為。

本編ではそれを把握していたのは黒ゼツとチャクラとして幽霊に近い存在で世界を見届けていたハゴロモくらいで、カブトや大蛇丸は「写輪眼が行き着く先が輪廻眼」とまでは分かっていたが開眼条件が分からずにいた。

うちはマダラの場合は柱間細胞を取り込むことで「アシュラのチャクラ」を得て老衰による死の直前で開眼。

うちはサスケは、マダラとの戦いで瀕死になっていたがカブトが治療のために柱間細胞を移植したことで「アシュラのチャクラ」を獲得し、更に精神世界で邂逅したハゴロモから六道の力を得た事で左眼のみ輪廻写輪眼を開眼。

ハゴロモの場合

疾風伝でのアニオリ補完でハゴロモは最初は輪廻眼ではなかったが、母が行っていた残酷な事を知ったことで写輪眼を開眼。

そして密かに母を倒そうとしたことがバレて操られたハムラと戦う事になり、ハムラを倒したことをキッカケに輪廻眼を開眼。

移植

マダラの眼を移植することでうちはオビト長門(ペイン六道)も輪廻眼を使用している。

ただし写輪眼同様移植された場合は輪廻眼が常時解放状態であり写輪眼の切り替えや元の使用者が扱える固有技の使用は不可能。

そして写輪眼以上に移植者のチャクラの消耗は激しく、優れたチャクラ量や柱間細胞などの肉体改造を施しても長期間の使用は肉体を蝕む危険性を持っており、長門はとある一件以降から六道の術を使用続けて肉体は痩せ細り、オビトは自我を失いかけていたので片目だけにしていた。

長門は死体1体ごとに六道の術を1つ付与させて外道による能力で遠隔操作させていた。

オビトも穢土転生された元人柱力6名にも輪廻眼を付与させていたが、既に六道の術はナルトらに知られていたのか視覚共有しか使っていない。

BORUTO』に登場した大筒木モモシキは両掌に輪廻眼がある。

写輪眼の勾玉模様が複数配置された輪廻眼の本来の姿。

写輪眼の力を同時に宿しており、前身となる万華鏡写輪眼の能力を同時に使うことができる(サスケならば天照)。

カグヤ、マダラは赤色をしており、どちらも額に第三の目として開眼している。

後に、うちはサスケはカブトによって柱間細胞の移植による治療を受け、同時に大筒木ハゴロモから力を授けられたことで左眼の万華鏡が変化する形で開眼し、瞳術『天手力』を会得した。

サスケの場合は色は紫色。

ただしチャクラの大量消費により瞳力が弱まると通常の輪廻眼に戻ってしまい、回復するまでは輪廻眼の能力しか使えない。

六道の術

  • 地獄道

あの世から閻魔を思わせる冥府の王を口寄せする「口寄せ・獄閻王」が扱える。

この閻魔も「口寄せ輪廻眼」の影響下にあり、輪廻眼を持ち視覚共有されている。

対象を片手で掴み、問いかけを行い、嘘をついた者は魂を抜き取られる。

抜き取られた魂は閻魔にストックされている。

  • 餓鬼道

チャクラの回路を逆回転させる事で忍術を吸収し、無効化する「封術吸印」という術が使える。

ただし我愛羅の砂、木遁などの「実体のある物質をチャクラで操作する」術、忍具を用いた攻撃、体術、幻術は無効化できない。

また、チャクラそのものが何らかの性質を帯びていた場合、その性質までは無効化しないため、コントロールを誤ると肉体が動物化していき最終的に石化に至る仙術チャクラを吸い取るとリスクが生じる。

  • 畜生道

無尽蔵に口寄せの術が扱える。

固有能力である「口寄せ輪廻眼」により、口寄せした生物に輪廻眼を付与し、さらに外道の術でコントロールすることで手数や視界を確保する。

通常の口寄せは死亡や大きなダメージで解除されるが、1体だけ存在する「増幅口寄せの術」で縛られた動物は「攻撃されると首が増え、その数だけ分裂できる」という特殊な能力を得て、「いくら攻撃しても消えない」という非常に厄介な存在になる。

また、対処法も少ない(術者を倒す、封印術、天照による攻撃)。

  • 修羅道

肉体に絡繰の鎧を口寄せする。

ミサイル、ビーム砲、ロケットパンチとハイテクで、ナルトの世界には存在しないものすら対象となる。

ペインの方は傀儡のように肉体ごと改造されている。

  • 人間道

対象の頭を掴み、体の動きを封じた上で記憶や情報を読みとる「吸魂の術」が使える。

この行動は一瞬で完了し、最終的には魂を抜き取り即死させるが、予め「吸魂の術がくる」と分かっていればチャクラを練って体内にため込んでおくことでいくらかの抵抗が可能。

穢土転生された長門がナルトの腹部にこれを使い魂を抜き取ろうとしたが、ナルトが抵抗したためかなり時間を要し、途中でイタチに妨害された。

なお抜き取られた魂は地獄道の閻魔に入れられてストックされる。

  • 天道

引力、斥力を操作できる。

・斥力で対象を吹き飛ばす「神羅天征」

・引力で対象を引き寄せる「万象天引」

・引力をもつ黒いチャクラ球を核として周囲を無差別に引き寄せ、封殺や破壊を狙う「地爆天星」

真逆の力である引力と斥力を同時に発生させることはできず、連続使用も5秒のインターバルを必要とする。

また、発生させる引力または斥力の規模を大きくすれば当然チャクラを多く使うため、他の術を並行して使っている場合などは、それらの術を停止してチャクラを集中させなければならなくなる。

  • 外道

生と死を司り、死者をも蘇らせる。

この能力は術者が生きている必要があり、穢土転生によって再現された偽物の輪廻眼では使えない(黒い棒の生成はできる)。

・六道の黒い棒を刺して生者なら動きを封じ、死者なら遠隔操作で制御可能になる「外道の術」

・死者を完全に蘇生させる「外道・輪廻天生の術」

・尾獣の入れ物を使役する「口寄せ・外道魔像」

輪廻天生の術はチヨバアの『己生転生』と違い、術者の命と必ず引き換えになる訳ではなく、蘇生対象によっては死に至るほどの消耗を強いられる場合があるというだけである。

ただ作中で使用された2回については、「つい先ほど死んだばかりだが何百人単位の規模を同時蘇生した」長門と、「1人だが死後十年以上経っている人物を蘇生した」オビトで、いずれも命を落としている。

オビトは輪廻天生の術を使った時点では死んでおらず、最終的に大筒木カグヤの攻撃で死亡しているが、既に死は避けられない身、という旨の発言をしている。

また蘇生の様子も(対象の状態が違うので当然だが)異なり、長門の場合は地獄道の閻魔から吐き出された魂がそのまま死体に戻る事で蘇生したが、オビトの場合はマダラの穢土転生の仮初の肉体が塵芥が剥がれて生身の本物の肉体に置き換わる事で蘇生している。

固有術

万華鏡輪廻眼の術と異なり、こちらは「輪廻眼の眼球」を「その輪廻眼の本来の持ち主」が持っている時にのみ使用可能になる。

  • 輪墓・辺獄

マダラ専用の瞳術。

見えざる世界「輪墓」に分身を作り出し、攻撃や防御を行う。

分身の戦闘力はマダラ本人に準じ、尾獣を一撃でノックアウトするほど。

基本的に視覚やチャクラによる感知ができず、さらにこちらから分身に干渉する事は物理、忍術問わず一切出来ない。

例外的に輪廻眼を開眼していれば視認することができ、六道仙術を会得していれば感知および物理的干渉ができる。

右眼のみだった時は1体だけだったが、両眼が揃った状態では4体に増えた。

ただし、分身が外に出ていられる時間は限られており、それが過ぎると本体に戻り、少しの間使えなくなる。

ゲームではこの分身を用いた攻撃として「煉獄」「天獄」「地獄」が存在。

  • 天手力

サスケの輪廻写輪眼の専用瞳術。

一瞬で任意の空間同士を入れ替える時空間忍術で、予備動作が無く、チャクラ感知でも反応しないが、サスケが視野に入れた対象及び空間でないと発動できないという弱点がある。

なお本編終了後では視界外の一定範囲でも入れ替えられるようになった。

また、同じく本編終了後の外伝ではサスケはこの能力でカグヤの異空間を行き来している。

  • 天之御中

カグヤの輪廻写輪眼の専用瞳術。

自身と周囲の者を異空間に転移させる術。

転移した空間は始球空間、溶岩の海、氷、砂漠、酸の海、超重力の6つの異空間。

ゲームでは溶岩、氷、砂漠の世界に強制的に転移させて各世界で溶岩の海を放つ、砂嵐を巻き起こすと固有の技が扱える。

  • 高御産巣日神

モモシキの両手に埋め込まれた輪廻眼の専用瞳術。

右手で術を吸い込み、左手から威力を増幅した状態で放つ。

効果だけ見ると餓鬼道と似ているが原理が異なるようで、小説版では餓鬼道では吸収できない木遁をも吸収した。

関連タグ

NARUTO 大筒木一族 うちはマダラ うちはオビト 長門 うちはサスケ 血継限界

転生眼輪廻眼と対をなす眼。

ぐるぐる目:同心円目タイプの女性キャラクターを本作の輪廻眼になぞって「輪廻眼系女子」「輪廻眼系ヒロイン」などスラングとして用いられることがある。

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