ゼツ
ぜつ
「悲しい時は 身一つ」
「信ジラレルノハ己ダケダ」
犯罪組織「暁」の一員。
左右の体色が異なり、黄色い眼と緑の髪の風貌で体を巨大なハエトリグサの様なもので包まれているという、非常に人間離れした外見をしている。うずまきナルト曰く「トゲトゲアロエ野郎」。左右はそれぞれ人格と性格等が異なり、分離する事も可能。
後述の別名から、名前の由来は『舌(ぜつ)』からと思われる。
草隠れの抜け忍という設定だったが、実はうちはマダラが外道魔像と千手柱間の細胞を遣って造り出した人造生命体で「ゼツ」というのも個人名ではなくいくつか種類が存在する。
第二部
- 風影奪還編
増援に駆け付けたナルト達の行動を監視してメンバーに逐一報告していた。
象転の術を使って最終的に敗れたサソリの部下2名を食べることで処理。
その後はデイダラとサスケの戦いの結末、そしてサスケとイタチの死闘を監視していた。
なおサスケの呪印から出てきた大蛇丸を「相変わらず口からゲロゲロとキモい奴」と吐き捨てている。
決着の後は本格的に動き出したトビとツーマンセルを組み行動。暗躍するトビの情報収集役として立ち回っていた。
ペイン敗北という予想外の事態には驚きを隠せなかったのか、珍しく焦っており、長門と小南の裏切りをトビに報告する。
- 五影会談編
白と黒にそれぞれ分離して行動。白ゼツは鉄の国案内係としてサスケら「鷹」、黒ゼツはトビについて別行動をとる。
白ゼツの方は会談決裂の直前に突然現れ、サスケの侵入を堂々と宣言。激昂した四代目雷影にあっさり首をへし折られて死亡したが、その後事前に仕込んでいた「胞子の術」を発動し、忍達の撹乱とサスケへのチャクラの譲渡というサポートを行なった。
その後、別個体が「成り代わりの術」を用いて干柿鬼鮫と共に雲隠れへの潜入任務を開始。
水牢鮫踊りの術を目くらましに本物の鬼鮫と入れ替わり、エービーコンビに討たれることで鮫肌と同化した鬼鮫の潜入をサポートした。
- 第四忍界大戦編
暁の主戦力としてトビが魔像から造り上げた約10万体の白ゼツが登場。
協力を持ち掛けた薬師カブトの助力で以前よりも強くなり、成り代わりの術で連合の忍に成りすまし闇討ちを行った。この結果、忍連合軍は疑心暗鬼に陥るも、ある個体がサクラによって成り代わりの術を見破られてしまう。
だがそれによって今度は同士討ちの危険性とさらなる疑心暗鬼から、連合軍は連係が取れず混乱状態に陥る。
最終的には九喇嘛モードを会得したナルトの悪意感知能力で全個体が潰された。
なお、サスケについていたオリジナルは永遠の万華鏡写輪眼を得たサスケの力試しの的にされ殺害されている。
一方の黒ゼツは避難していた大名を捕まえようとするが、トラップや護衛の忍による妨害でうまくいかず、遅れて駆け付けた分身ナルトと交戦し、木遁の術によるツタ攻撃で戦う。
しかし隙をつかれ、長十郎の双刀ヒラメガレイで上半身と下半身を両断されて身動きを封じられた。
だが、密かに地中を経由してトビの下に逃走。
そのまま出番が無いままかと思いきや、ナルトに敗北して心を入れ替えたオビトの輪廻天生発動に割り込む形で黒ゼツが再登場。
月の眼計画による無限月読を完遂させる為に、オビトの半身を乗っ取った状態でマダラを輪廻天生で蘇生。
そして寄生したオビトの左目の輪廻眼まで奪おうとするが、彼の抵抗に加えて、カカシとミナトがいたため迂闊に離れれば殺される、と膠着状態になる。
にらみ合いの場に九喇嘛を抜かれたナルトが運ばれてくるが、ミナトが自身に封印していた九喇嘛の陰の半身を受け渡そうとするのに割り込み奪取。だが、意識を取り戻したオビトに制御を乗っ取られ、延命のために利用されてしまう。
その後、オビトごと神威で時空間に飛び、陰の九喇嘛をナルトに受け渡させられた。
一方、別個体の白ゼツはその間にオビトが隠した右眼の輪廻眼を捜索しており、マダラの復活直後に届けている。右眼の献上後は用が済んだのか地面に潜りそのまま消え去る。
さらに別の場所ではかつてオビトと行動を共にしていたグルグルの個体が、ヤマトを中身として取り込んで出現。
木人の術で出現させた真数千手の観音像で連合軍を圧倒する。
六道化したマダラがカカシの左眼の写輪眼を奪って神威空間に侵入するのとほぼタイミングを同じくして、黒ゼツは再度オビトの体を完全に乗っ取る事に成功し、神威で現実空間へと復帰。
最後の激突を見守り、無限月読の発動後には……。
黒ゼツ
右半身のゼツ。スライムのような軟体の姿をしており、他者に寄生して操ることができる(そのため戦争終盤までは白ゼツの半身を寄生していた)。
白ゼツとは対照的に口が悪く厳格で大人っぽい性格で、台詞はカタカナ表記。白ゼツ曰く別名『毒舌』。オビトがマダラの代理として活動するに当たり、劣化してはいるがマダラの記憶や人格をコピーされている。
実は上記の性格は全て演技。実際には白ゼツに負けず劣らず子供っぽい。本来の口調も割と柔らかく普通の口調だが、毒舌なのは変わらない。
トビ
フレンチクルーラーのような見た目の顔が特徴。
「グルグル」と呼ばれていたが、自身が名乗ったものではなくオビトがつけたあだ名(実際オビトしかそう呼んでいない)。
初期時に被っていた仮面も、グルグルの顔を模したデザインとなっている。
他の個体と異なり「中身」として別の人間を取り込んで行動することができ、当時のオビトに自身を纏わせることで行動を補助、彼が「自称うちはマダラ」として行動を始めてもしばらくはそのままだった。
性格や口調はオビトがトビを演じていた時のものに近く、重傷を負って運び込まれたオビトのリハビリに進んで協力する等、根は優しい性格。
また自身は食事や排泄が必要ないらしく、作中では便意に対して強い興味を示している。「う○こ」と連発し、オビトにキレられたこともあった。
前述の通りに第四次忍界大戦終盤で突如出現し、木遁の真数千手(木人の術で出現させたもの)で忍連合を混乱させた。
この仏像は頭部にある5つの像から「火」、「風」、「雷」、「土」、「水」の性質変化による攻撃をしてくる。
分離能力の他、地面や木などに同化して身を潜めることができ、移動することが可能。それを生かして監視・記録などの諜報活動を担当することが多い。また人を食べる事でチャクラを得ることができる。
一方で白ゼツの単純な戦闘能力は低く、アニメでデイダラから「相変わらずよえーな」と言われている。
黒ゼツも純粋な戦闘能力こそは高くないが、他者に寄生する能力で相手の技をいいように利用していた。
- 胞子の術
胞子状態の分身を相手の体にしのばせてチャクラを奪う。
- 成り代わりの術
接触した相手のチャクラをコピーし、その相手に成り代わる術。
変化の術の一種だが、その精度は戦闘能力以外では本人とそっくりそのまま(感知タイプどころか、白眼ですら見破れない程)。
九喇嘛モードを発動したナルトのみ、悪意を感知する形で識別が可能。
- 蜻蛉
樹木を媒介に大地と同化して移動ができる。
黒ゼツの場合は体から木の枝を伸ばして打撃、拘束を行っていた。トビ/グルグルは柱間細胞適合者のヤマトを取り込む形で真数千手を発動させた。
暁
物語の根幹に関わる重大なネタバレ注意!
第七班を消そうとしたマダラだったが、背後にいた黒ゼツが彼の左胸を貫いた。
自身の意思だったはずの黒ゼツの突如の裏切りに困惑するマダラだったが、彼は「マダラの意思ではない。オレの意思はカグヤだ」と言う。
そのままマダラを触媒にして神・樹界降誕に捕らわれた人間達の膨大なチャクラを取り込み、大筒木カグヤを復活させた。
黒ゼツの正体はマダラが陰陽遁で造ったものではなく、カグヤがハゴロモ、ハムラに封印される寸前に産み落とした存在であり、カグヤの第三の息子だった。即ち、カグヤと共にこの作品の本当の黒幕である。
なお、白ゼツはカグヤが過去に行った無限月読に取り込まれた人々の成れの果てであり、自身の兵団として量産していた。
グルグルは更に後述の理由で一部の白ゼツを改良させたものだと思われる。
カグヤ復活の物語
母の復活には封印されている十尾の本体である外道魔像を解放させる輪廻眼、十尾のチャクラを分散させた9体の尾獣の回収が必要になる。
だが、黒ゼツ本人にはその力は無く、闇の中で暗躍。
六道仙人の息子であるインドラに接触し、跡目争いに敗れた彼を唆して弟のアシュラと対立させる。
そして両者が子孫に転生する度に争いを起こすようにした後は、インドラの子孫であるうちは一族を物語のキャストと称して徹底的に利用。
まず、ハゴロモが道を違えたインドラとその末裔に正すようにと書き遺していた碑文を「無限月読こそがうちは一族を救う唯一の手段」と改竄。
それ以降はインドラの転生者とアシュラの転生者に幾度なくアプローチしては輪廻眼の開眼を試みるが、誰もその段階までいかず、千年以上が過ぎ去った。
しかし転生者が千手柱間・うちはマダラの代になった時、マダラならばそれが出来ると確信。
終末の谷での死闘を見届けた後は、扉間が写輪眼研究の為にマダラの遺体を処理せずに山奥の石室に保管、マダラもそれを見越した上でイザナギで柱間との戦いの死を偽装するのを見越していたので、イザナギで蘇生する直前にマダラの体の中に潜入。
マダラが輪廻眼を開眼し、外道魔像を口寄せした後、柱間のクローンと見せかけて魔像から白ゼツを抽出させた。
オビトにマダラが代わりのサポートを付けようとした時、陰陽遁でマダラから生み出されたように見せかけて白ゼツの一体と融合。
マダラの意志の代行者として、オビトの協力者として、暁内で暗躍していた。
忍界大戦直前にマダラの死体をわざと発見させ、穢土転生するよう仕向ける形で、見事に引っかかったカブトを戦争における暁側の戦力増強役として引き入れる事に成功。
オビトの裏切りという予想外の事態こそあったが、マダラを輪廻天生の術で蘇生した後は、尾獣9体を外道魔像に封印、十尾の人柱力、無限月読をマダラ1人がやってのけたことで準備が整い、仕上げにマダラの肉体を利用してカグヤ復活を成功させた。
第七班&オビトとの戦い
カグヤが復活後は、彼女の左袖に寄り添う形で一体化。これ以降は片言をやめて白ゼツ同様の言葉遣いになる。
そのままカグヤに助言を与え、一度はサスケを別空間に飛ばしたが、ナルトの奇策の数々を前にカグヤ共々翻弄されてしまい、サスケもオビトとサクラの手で救出されて合流を許してしまう。
超重力空間でナルトとサスケを共殺の灰骨で始末しようとしたが、身を挺したオビトの邪魔が入り殺し損ねる。
塵芥となって死んだオビトを持ち前の毒舌で「しぶとさはゴキブリ以上」「どっちつかずのクズ」「裏切り者の虫けら」と吐き捨てまくったが、その言葉に激怒したナルトの攻撃で同化していた左腕ごと切り落とされた上、求道玉で形成した黒棒数本を刺されて身動きを封じられる。
その状態でも黄泉比良坂、共殺の灰骨の技でカグヤをサポートするが、六道・地爆天星でカグヤは再度封印される。
それでも次の復活のチャンスを狙うべく逃走を試みるが、六道化したナルトはそれを見逃さず地爆天星に投げ込み、結果ゼツの暗躍は完全に失敗に終わった。
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