概要
五行は「水」、陰陽は「陰」とされ、これは十干の「癸」と共通している。
漢字としては、音読みは「ガイ」、訓読みは「い」。
大きなイノシシの象形とされ、これは対応する動物と一致している。
このような十二支の例は、他には巳のみである。
なお亥がイノシシなのは日本のみであり、中国をはじめとする他の国では豚である。十二支が輸入された当時の日本では豚が存在しなかったのでイノシシが割り当てられたものと思われる。ちなみに亥以外の十二支については中国と同じ。
字としては中国でも「猪」とされるが、中国においては猪という字は主に豚の意味で用いられ、対して豚は元々神に奉げる子猪の意味であった。
日本で言う所の猪を野猪と呼び、対して豚は家猪と呼ばれる事もある。
余談
タイ北部ではラーンナー王朝の文化の名残なのか、ゾウが割り当てられる事がある。そのため現地の寺院では干支を模したレリーフや像にゾウが設置されている。(タイではメジャーな豚と一緒に置かれることも。)野生動物のイノシシよりも生活のパートナーであったゾウの方が馴染みがあったからであろうか?
イノシシとの共通点は牙を持つ動物であるという点。(また、日本の今昔物語ではイノシシがゾウに化ける逸話が残されている。)
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ゐ・・・古語ではこの読み方だった。