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ぶた

食用として古くから飼われてきた家畜。独特の見た目と飼育方法から不潔なイメージがあるが、実際には綺麗好きな動物である。
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概要

ウシ目・イノシシ科・イノシシ属の動物。イノシシを家畜化したもの。
美味しい肉が取れる上、えさである雑穀の工面も案外楽である。(土地がやせているヨーロッパでは、かつてドングリ林に豚を放牧していた)弥生時代に家畜化が何となくされていたらしく、今から8千年以上も前から家畜として飼われていたとされている。

家畜は食料にするが故、肥え太らせる必要がある為、成長につれ大きくなり醜くなってしまう傾向にあるが、体脂肪率は14パーセント、多くても18パーセント程度。人間と比べるとやせている部類に入る。
きれい好きであるため、泥浴び以外に寝床から離れたところに排泄する習慣がある。
子供をたくさん産むので豊穣や蓄財(ブタの貯金箱)、子孫繁栄のシンボルにもなっている。
最近では知能面も見直されている。犬や猫、一部の鯨などよりもその知能は高いとされ、数少ない「鏡を理解できる」動物の一つ。忠誠心もなかなかで物覚えが良いのでペットとしても人気がある。
見た目の通り鼻も利くので「警察豚」としての使用が本当に検討されていたが、「と比較した場合時間が三倍かかる」「階段が降りられない」という問題があって結局断念された。

基本的に体毛の印象は薄いが、探せばマンガリッツァのようなもふもふブタがいる。

医学的な関わり

体格、食性(何でも食べる雑食)、内臓の大きさや性質などが類人猿以上に人間に近い。どのぐらい近いかというと、移植用肝臓が届くまでの間に合わせに五日ほど豚の肝臓を使って助かった患者がいたほど。
医療用の実験体、解剖の実習教材として活用されており、異種間移植用の臓器提供用動物としても研究が続けられている。
だが似ていていいことばかりでもない。人に近すぎるために、インフルエンザ、E型肝炎を始めとして人間と共通する感染症を多数有しており、豚が人への感染源になるケースも。そのため豚肉の生食だけは何があっても絶対にダメ。

悪印象

ユダヤ教及びイスラム教では、一度消化した物を再び噛み砕く反芻(はんすう)を行わないため不浄な動物とされ、口にすることを禁じている。
見た目の印象においても、泥浴び、エサとなる植物を嗅ぎ分け掘り当てる際に泥まみれになる事、その為に進化した鼻を大きく釣り上げる等の独特の形状をもつ顔、体形から、不潔肥満暴食間抜け等の醜いイメージがある。蔑称として使われることも多く、私腹を肥す悪役を言い表す言葉や相手を馬鹿にする場面等、愚かさを分かりやすくする演出に使いやすい。
一応旧約聖書の『レビ記』に書いてあるのでダメなのだが、ムバラク政権時のエジプトでは、イスラム圏である上にブタに関するタブーがないコプト教徒に関する保護のようなものがあり、「イスラムのお肉屋さんが豚肉を売る」ことがあったそうである。但し当時のエジプトで取材していた松本仁一は、豚肉の確保に苦労している。

キリスト教では特にその手の禁忌はない。イエス様曰く「外から入ってきたものに人の心を汚すことはできず、腹におさまった後で厠(トイレ)に流されてしまうだろう」とのこと。
アイルランド(島の別名が「豚の島」)の守護聖人聖パトリックは一介の豚飼い稼業から身を起こしてクリスチャンになっているし、大昔、神官が兼業で養豚をしていたこともあった。その為伝承でスワインハード(豚飼い)は何となくありがたいものとして出る。

日本においても悪印象は概ね共通しており、「豚」と呼ばれて喜ぶ人はあまりいない。
その為、キャラクターの設定・デザインとして豚を扱う場合、状況によっては嫌悪感を持つ人もいるかもしれないので注意。

豚と縁起物

一方で豚の多産性や繁殖力、バイタリティは縁起の良いものとされた。

  • ドイツでは幸運のシンボルであり、「豚を手に入れた(棚から牡丹餅)」「豚を持っている(運がいい)」という慣用句もある。オーストリアやドイツでは新年の幸運は豚が運んでくるという言い伝えがある。
  • 十二支の「猪」は本来ブタを指す。そのため中国・韓国・ベトナムなど中国暦の影響が強い地域においてブタは多産の縁起ものである。日本では養豚が定着しなかったため、イノシシ(野猪)に「猪」の字があてられた。
  • ハワイのオアフ島には、カマプアアという豚の神様がいる。普段は美男子の酋長として君臨するが、戦などで本性を現すときは八つ目の大豚に変化する。また、彼は地面を鼻で掘って耕す。
  • 近年の日本においては、「トントン(豚豚)拍子に事が進む」ことにあやかり、豚のお守りや小物などが売られている。

ブタの野生化

元は猪で、生命力も非常に高い事から、養豚場から逃げ出す等で環境が家畜から野性に変わったとしても特に問題なく生活が可能。長い年月の中を野生で生きていると先祖返りが起こり、全身に剛毛が生え牙も長く伸び、猪と殆ど変わらない姿になる(牙は豚である時も伸びているが、危ない為に人為的に切られている)。
近年、東日本大震災の影響で、避難区域にあたる場所で大量の豚が野生化している。その結果、野生の猪との交配によってイノブタが大量発生する事態になり、その中でも富岡町ではすでに数百頭のイノブタが生息している。これも豚の繁殖力の高さがモノを言わせた結果なのかもしれない。

食材料理関係

豚をモチーフにしたキャラクターや諸作品等

漫画・絵本等

神話

ゲーム

慣用句

※これらは基本蔑称であるため、使いどころには注意して頂きたい。

罵倒的な意味で

  • ポーキー・ピッグ
  • 洲崎西(ラジオ番組。リスナーの事を『豚リスナー』ファンミーティングの名称が『養豚場ミーティング』など、事あるごとに『豚』と言っている)

その他

関連項目

ブタ ぶた表記揺れ、どちらもイラストは1000程度ある)

動物関係

動物 哺乳類 /ケモノ イノシシ
家畜 ペット
黒豚 子豚 ミニブタ
豚鼻 豚耳 ブー ブヒ

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