概要
萌え作品を好む者に対する罵倒語。この場合の「萌え」は「さまざまな『萌え』要素を持つ美少女が多く登場し、美少女たちの『萌える』シーンが多く描かれるコンテンツ」という意味合いに近い。
餌(作品)を与えられて、人間(メディア、製作委員会)に従順に利用されるがままとなる家畜の豚になぞらえたとも、「萌える」シチュエーションやキャラクターに安直に喰らいつくガッつき振りを、豚が餌を貪る様に喩えたともいわれる。
2005年ごろにインターネット上の匿名掲示板などで使われるようになり、2011年ごろから爆発的に広まった。
また、「萌え系作品」という大きな括りではなく個別の作品ごとの熱狂的なファンに対して「(作品名の略称)豚」と表現するようなことも増えており、掲示板をはじめまとめサイト、SNSといった場で使われている。
「○○豚」という表現が、特定の場に現れる迷惑・厄介なネットユーザーを指す「○○厨」に近いかたちで用いられることもある。例として、バーチャルYouTuberジャンルを好み、それに執着するあまり問題行動が見られるVtuberオタクを指す「バチャ豚」や、声優(女性声優)の熱狂的なファンだがその言動で他のファンや声優自身に迷惑がかかっていることを自覚していないオタクを指す「声豚」などが挙げられる。
萌え豚と呼ばれる人たちが「ブヒる」という動詞も派生的に生まれた。
蔑称ではあるが、熱心なオタクであることを自認している人が自虐的に用いる場合もある。