概要
基本、どんな動物であれ口が退化している者以外は、栄養を取らなければ餓死してしまう。当たり前である。食事やおやつの他、警戒心を解いたり仲を深めたりするのにも用いられる。
あまりに酷い料理の見た目の蔑称や、そういうプレイとして呼称される場合はある。
(芸も無く無計画に積み上げた料理を豚の餌と称されるなど)
人間の食事の流用
また人間の食事=動物の餌として適している…とは限らないので要注意。食品添加物や塩分過多、タマネギなどが動物には毒であったり、大きく健康を害する可能性があり、親戚一同が集まる季節などは知らずにあげる例もあり、動物病院を探す羽目になる。
ペットが食べても大丈夫な製法や味付けだと、人間が食べるとやたらに味が薄いことも珍しくない。その逆にペット用の餌は製造時から人間ほどの衛生基準はなく、開封後に常温で置きっぱなしなど人間が食べると腹を壊す可能性はある。その点は注意書きにも書かれている。
問題
住民や観光客による自然動物への無責任な「餌付け」なども、動物自身の安全や生存能力を大幅に奪い命を落とすなど、ガチでシャレにならない大きな問題となっている。(項目参照)
また栄養分の塊であるため、食べ残した餌が水質を汚染したりハエなどの害虫、悪臭の発生原因となりやすく、飼育環境下では定期的な清掃や交換が必要となる。
罠としての餌
釣りをしたり罠を仕掛けたりなどして魚や動物・昆虫をおびき寄せるときに使用する食べ物のことも「餌」という。ただし餌だけ取られて逃げられるという食い逃げパターンも。
軍事作戦や捜査など、人間を使ったものは囮(おとり)とも呼ばれる。
人間以外にも、利益や興味のある事象を餌とする場合も多い。⇒ブービートラップ
(例)戦場に落ちている人形を拾ったら爆発、人形を拾おうとする兵士を狙撃…など。