概要
また、多種多様な趣味、嗜好を持つ人物を指すこともある(後述)。
生物学的用語としての「雑食」
この様な動物は草も肉も食べられるので生き残りやすい・・・・・・と錯覚されがちだが、実際には長期的な観点だと、草も肉も食べないと生きていけない生物であるというのが正しい。
本来動物とは一つの物だけ食べて、エネルギーを確保できれば生存には十分なため、色々な物を食べるという事はそれだけ行動範囲を増やさねばならず、生存の上では非効率なのである。
とは言え、人間の場合は他の動物には味わえない「食の喜び」という英知や、味覚の処理に伴う大脳の進化を獲得したため、結果として「非効率万歳」と言ったところか。
同人用語としての「雑食」
同人界隈ではしばしば「己の好きなジャンル・嗜好」が語られているが、主に「好きなもの」を挙げる場合に「雑食」と言う言葉が使われることがある。
この場合は
- BL(腐向け)もNL(男女CP)もGL(百合)も好き
- 作中人物だけが登場する二次創作も、オリジナルキャラクターが登場する二次オリ、夢主が登場する夢向けも好き
- カップリングのリバ(攻め/受けの逆転)、あるいは総攻め/総受けOK
- 公式カップリングも非公式・捏造カップリングも好き
等といったことが挙げられる。
こういった嗜好に関しては「自分も雑食です」と同好者同士で交流が行われることもあれば、行き過ぎた行動を起こす者に対する偏見や批判が発生することもある。
一口に「雑食」とは言ってもそこは愛好者の数だけこだわりや「雑食とは言っているけれど、受け入れられないものだってあるし地雷も存在する」部分があるのも事実である。
互いの好みを尊重しつつ自分の好みを押し付けない、他人の好みや苦手な物を否定しない、自分の萌えは他人の萎え、といったところを踏まえつつ作品の閲覧や交流を楽しむのが良いだろう。