概要
地雷とは、地上または地中に設置して相手に危害を加える兵器の一種である。
同様の兵器で水中に設置するものは機雷と呼ばれる。
対人地雷は戦後処理に大きな課題を残すことから、現在は使用を制限・禁止されている。
主に進軍速度の低下や侵攻経路の制限などの敵軍の行動を制限するために使用され、その存在は隠さなくともあることを示すだけで効果を発揮する。
(実際に設置されていなくとも、地雷原であることを示す看板を設置しただけでも効果がある)
地雷原として大量に設置する以外に、少量であっても陣地や塹壕、鉄条網等と組み合わせることで高い効果を発揮する。
種類は様々で、手榴弾の安全ピンにワイヤーを繋げた簡易的なものから、地面に埋めて相手が踏むことで発動する圧迫式、後者の発展形で戦車などの軍事車両を標的とした重量に制限を設けたもの、戦車等の大量の金属に反応するもの、ワイヤーが引かれることで起爆するもの、飛び上がり空中で炸裂することで広い被害範囲を持つもの、航空機からの空中散布を可能とするもの、さらに赤外線センサーを搭載したものややHEAT弾頭を撃ち込むもの、特定の機器の磁気に反応する、IMS地雷のように歩兵と車両を識別して使用するパッケージを変えたり自動的に不活性化する高性能なものまで多岐にわたる。
冷戦時代にはソ連の機甲部隊を足止めするために核を使用した核地雷も存在していた。
迫撃砲等の砲弾や航空機用爆弾を縦に埋め、信管を踏むと爆発するといった流用品もある。
基本的には爆発することで、爆風や飛び散る破片で対象を殺傷・破壊する。
創作などでは、踏むことで高圧電流を流す電撃タイプのものや爆破はしないものの強力な火炎を放つものなど、罠(トラップ)の一種として発展している。
登場当初は砲弾といったものを流用した今でいうIEDであったが、クリミア戦争においてロシアが地雷として製造されたものが初めて使用されたとされている。(発明したのはアルフレッド・ノーベルの父親とも)
詳細
対象
対人地雷
人間向けの地雷である。威力、サイズは一概には言い難いが、おおよそ数十~数百グラム程度。1kgを越えるものもある。
発見を避けるために埋めることが多いのだが、特に小型のものは空中散布される場合もあり、見つかりやすさは数で補う。
生還者が多くいることから「兵士を殺害することよりも、負傷させることを目的としている」と説明されることがあるが、誤りである。確実に殺傷できるサイズにすると運搬や設置が難しくなるために妥協した結果、しばしば被害者が生存しているというのが実情。
敵を生還させるために威力を調節しているわけではないため死者も非常に多い。
対戦車地雷
「対戦車」と呼ばれるが、標的は車両全般である。
構造としては、単純に言えば地雷をより大きく、反応しにくくしたものである。頑丈な車両に損傷を与えられるだけの炸薬を使用し、信管は人間程度が踏んでも作動しないようになっている。
ただ、場合によっては信管を踏んだ位置次第でてこの原理が働いて信管が作動してしまう、重い装備をつけて走った兵士の衝撃で起爆してしまう等、様々な理由によって人が踏んだ場合でも起爆しており、対戦車地雷だから歩兵は安全とは限らない。
また、除去対策に対人地雷も周辺に設置されている事もあるため、処理のために近づく際にも注意が必要。
この点過信してロシアンルーレットをやったグループがあったが、地雷が作動して全員爆死してしまっている。
装甲車両を大破させようとすると炸薬量が膨大になるため、履帯や車輪を破壊して走行不能を狙う程度のものが多い。しかしながら複数積み重ねて主力戦車を吹き飛ばすような使い方がされることもある。
空中散布式
航空機に取り付けたディスペンサー等からの投下やクラスター爆弾、車両に搭載した投射機等により広い範囲へ散布する地雷。
手軽に地雷原を作り出すことが可能で、着地時の衝撃で起爆しないように時限作動式の信管となっている。
投下の際に効率よく滑空させるために植物の種子を模倣した外見のものもあり、発見を容易にして処理を効率よく行う為に目立つ色や明るい色を用いているものもあり、地雷反対論者がよく挙げる「玩具に似せた形状の地雷」はこれである事が殆ど。
欠点としては投下高度や気象条件等の様々な要因により意図せぬ範囲に散ってしまう、詳細な地雷地図の作成が困難、地形によっては散布が不可能となる事などがあげられる。
対空地雷
地表に設置し、内蔵されたセンサーで低空を飛行するヘリコプターを感知したら加害範囲を通過するタイミングで起爆し、上空に弾体を撃ち上げて撃墜する。
リモートでアクティブ化、非アクティブ化が可能なものや敵味方の識別が可能なものなど様々な機能を積んだものがある。
現実に先駆けてエリア88に登場したものはMANPADSを埋めて設置し、敵味方識別装置(IFF)が味方ではない航空機を無差別に攻撃するというもの。
どちらも高度を上げたら無効化されるが、ヘリコプターは発見率の低下や攻撃、兵員を下すため等、低空を飛行する必要があり、このような兵器が設置されると非常に厄介。
加害方法
爆発破片
定番。弾殻に火薬を詰め込んで所定の信管を取り付けた単純な構造。炸裂して破片を散乱させて敵を殺傷する。単に「地雷」と呼ばれるものは大体これ。
指向性散弾
みんな大好きクレイモアに代表される形式。
地面に垂直に立てた板状の爆薬に大量の散弾が貼り付けられており、作動すると片側へ向かって金属球を散乱させる。
有効加害半径が数十メートルにもなる強力な地雷だが、地面に直立している分見つかりやすいのは欠点。
爆発という点では全方向が危険なので距離には注意が必要。
跳躍
打ち上げ用の機構が追加されており、作動すると所定の高度まで地雷を打ち上げ、そこで本命の爆薬が炸裂する。
対人地雷の場合は空中で炸裂するため加害半径が広くなり上半身を直接狙える分殺傷能力も増すが、跳躍用のものは小さいとはいえ打ち上げ機構を追加しており、跳躍後に側面に破片を散らすのは筒形が効率が良いという事もあってある程度の大型化は避けられない。
対戦車用の場合は自己鍛造弾と組み合わせる事で装甲が比較的薄く、センサーや搭乗員用ハッチ等のある上側を狙いトップアタックが可能となる。副次的な効果として破片を飛散させやすい事から車両のみならず随伴歩兵にも被害を与える効果を持つものも。こちらも打ち上げ機構や貫徹力能力の向上のために大型化を避けられない。
成形炸薬弾
RPG-7の弾頭と同様の形式。
破片式に比べると破片が広がりにくいが、装甲貫徹力は高く、下面に直撃すると戦車でもよろしくない結果になる。
対人用として周囲に飛散する破片を追加してるものもあったりするので油断はできない。
対人地雷でも対戦車用ほどのものではないが成形炸薬が用いられている所謂シャープチャージ地雷があり、ノイマン効果は使われていないのでメタルジェットはないもののモンロー効果により高い殺傷力を持つ。
自己鍛造弾
筒状の容器に爆薬を詰め、凹型の金属板で蓋をしたもの。
ミスナイ・シャルデン効果により、金属板が弾丸のような形状になって飛翔し、対象を貫徹する。
やっぱり破片は飛散しにくいが、装甲貫徹力はこれまた非常に高い。車両に直撃するとやっぱりよろしくない結果になる。
適当なパイプに適当な鍋(中華鍋が理想)で蓋をすれば完成するお手軽さ。近年のIEDのトレンドである。
こちらも対人用として周囲に飛散させる破片を追加しているものもあるので油断はできない。
核
核兵器を埋める、もしくは設置する。一発で機甲師団が消し飛ぶが、守るべき領土も消し飛ばし汚染する諸刃の剣以前の自殺攻撃兵器。
冷戦中、陸軍力で優越するソ連に対抗するため、西ドイツや韓国の国境沿いに配備された。
自国防衛には普通は使えない方法だが、様々な理由から問題の回避とここまでしないと止められないと判断したというのもあるが、配備国はそれを承知で配備と使用を受け入れている。
スイスは自国国境で侵攻阻止に配備を検討したこともある。
他には、その地域を失った後、汚染することで敵にも使わせない目的で、敵に使われると非常にまずい場所の防衛に使うという手もあるが、「後先を考えない戦い方をしないと滅びる」ような厳しい国情の下でもないと使えない。
感知方法
圧力式
定番。踏むと爆発する。
「踏んでからしばらくすると爆発する」「所定の回数踏むと爆発する」というタイプもある。こうすると隊列の先頭の人間に踏まれた場合でも隊列のど真ん中で爆発できるし、車両の鼻先だけ吹っ飛ばして効果がいまいち、という事態にも陥りにくい。また、回数設定や通った相手の数によっては最初の一隊が通った後に後続部隊がやられるケースも。
圧力解放式
フィクションではありがち。踏んだ後で足を上げると爆発するので、仲間たちが信管無効化のため奔走することになる。
効果としては遅延信管と似たようなもので、ドイツの跳躍地雷SMi35/44(通称Sマイン)が有名。
地雷除去妨害のための装置としても使われることがある。地雷の底に圧力解放式信管を装着し、地雷を埋めると地雷自身の重量で作動準備、除去の際に持ち上げると信管が解放されてドカン。
ワイヤー式
トリップワイヤーに引っかかって引っ張ってしまうと爆発する。クレイモアはワイヤー式が標準。手榴弾の安全ピンにワイヤーを結んで即席の地雷とする場合もある。ワイヤーを空中に張る必要があるため見つかりやすいが、点でしか探知できない圧力式よりも感知範囲が広い。
ワイヤーを草むら等に紛れて設置されると見つけるのは非常に困難。
これまた地雷除去妨害に多用されており、地雷を地面から持ち上げると、ワイヤーが引っ張られてドカン。
赤外線式
人体が発する赤外線を探知し、近寄ってきたら爆発させる。
圧力式やワイヤー式と違って近づかれただけで効果を発揮できるが、高価である。
磁気式
車両のような大型金属物が至近を通ると爆発するもの。圧力式と違って人間で誤作動したりしない。
「地雷探知機(金属探知機)の磁気を感知して爆発する」というものもある。
振動感知式
車両等の通行する際の振動を感知し、範囲内に入る事で作動する。
地雷を処理される事を防ぐ罠としても使われる。
地雷除去の方法
地雷原の除去は設置地図がある場合はそれを元に除去を行う。
しかしながら「設置地図(マインマップ)を作成することなく大量に設置する」「空中投下によりばら撒く」「大雨等により流されて設置位置がずれる」等々、地図がない、役に立たないことも多いので、残らず見つけ出すというのはなかなか難しい。
そのためいろいろと工夫がされており、以下のような方法がある。
人力解除
一番面倒で一番危険が大きい方法。
地雷を慎重に探し出し、慎重に掘り出し、慎重に分解して慎重に解除する。命がけ。
地雷捜索の方法は目視及び金属探知機。犬やネズミを使ったり、ナイフでちょっとずつ地面を突き刺して探すことも。
非常に危険であるため、囚人、捕虜、少年兵などがこの作業に当たらされることもある。
車両を使う
戦車に取り付けたマインローラーやロードローラーで轢いたり、ブルドーザーや戦車に取り付けたドーザーブレードで掘り起こしたり、高速回転する大量のチェーンを取り付けたロータリーカッターで地面を耕したり、磁気発生装置により磁気感知させることで破壊、爆発させてしまう方式。既存の重機を地雷処理に使うためのアタッチメントも開発されている。
地形によってはそもそも車両が入れないこともあるし、大型の対戦車地雷を踏めばただでは済まない。人力より安全というだけで、危険性はゼロではない為、下記のようなUGVが開発されている。
撃つ
銃砲で撃つ。遠距離から地雷を破壊できるため極めて安全なのだが、射線が通らないと使えないし、当然ながら未発見の地雷を撃つことはできない。
有名な対物ライフルバレットM82はこの用途で大活躍している。戦車砲が持ち出されることも。
吹っ飛ばす
燃料気化爆弾で広範囲を吹っ飛ばしたり、数珠つなぎにした爆薬をロケットで飛ばして爆破したり、プリマコードなどの導爆線を使ったり、榴弾を降らせたり。
処理範囲は広いが、大雑把なため地雷が残存する可能性も大きくなる。安全性確立のためには他の手段も併用したいところ。地雷を吹き飛ばすための爆弾が不発弾として残ったら目も当てられないので、地雷処理時には放り込んだ爆弾の数や放り込んだ位置を正確に把握して、不発にならなかったか確認しておく必要がある。
爆薬を焼く
マグネシウムのライナーを使用した成形炸薬や発煙筒状のトーチを使用し、轟爆を起こさせずに爆薬を焼いて無力化する。
発見済みの地雷しか処理できないし、装置の設置の為に近づかなければならないなど、危険度は高いが、移動させずに無力化も可能なので除去対策の一部を無効化できるのが利点。
マイクロ波
目下研究開発中。地雷の炸薬をマイクロ波で過熱させて爆発させる。要は電子レンジである。
ロボット
遠隔操作、ないし自動制御のロボットで地雷を探知、除去する。除去手段は様々だが、人間が傍にいない前提なので撃ったり爆破したりといった手荒な手段も使える。
履帯、車輪による地上走行式のものは現在活躍中。いかにもロボットらしいアームを備えたものから重機をロボット化したものまでさまざまな形式のものが活躍している。
地雷除去用の飛行ドローンも開発中。
電池切れを待つ
時間経過での不活性化の為や、IMS地雷のようなスマート(賢い)地雷は電池で動作をするので、電池切れとなってしまえば動かなくなる。
従来型の地雷と併用されたり、長期運用を考えて動作可能時間が長く設定されていたり、カタログ値は最低この期間は動くという数字だったりするのであてにはできないが。
歩く
地雷原の上をすり足で歩いて地雷を作動させる。捕虜や囚人、少年兵がこういう仕事をやらされることが多い。
テロ組織だったり共産主義国家だったり、あまりイメージの良くない組織で行なわれている印象があるが、WW2後に連合国が敗戦国である枢軸国の兵士を処理に参加させ、処理後に地雷原を歩かせて確認を行なわせた記録もある。
近年これを機材で代用したものが登場しており、マイン・カフォンなどと呼ばれるラバーカップのようなものを束ねてボール状にしたようなもので、風で転がる事で地雷を踏んで処理する。
無視する
最後の手段。100個の地雷が埋まっているなら101人で通ればよい。苦しむ仲間は捨て置きとにかく突破を優先する。実際これが最もよく使われる手段である。
ぶっちゃけひとつ上の手段とあまり変わりはない。
戦後への影響
戦争終結後にも多大な影響を与えることから、地雷設置の際は詳細な地図を作るべきなのであるが、先述したように役に立つ地図が常にあるわけではない。放置されても一定期間後に使用不能になる、自爆するものやリモート操作で不活性化できるものもあるが、野外に長期間放置した地雷がその手の機能をちゃんと発揮するとは限らない。
このため規制が論議され、オタワ条約(対人地雷の使用、貯蔵、生産及び移譲の禁止並びに廃棄に関する条約)が発効された。
しかしながら、「主要な地雷輸出国は批准していない」「紛争国では条約は何の効果も発揮していない」「無計画に使用する側は放置で厳密な管理を行う側のみが批准して規制されている」「罰則規がないので条約を無視してもリスクが少ない」と問題は多く残っている。
地雷ではないが、クラスター爆弾等の不発弾も良く似た効果を生む。
設置より除去の方が遥かに難しいものであり、「年間十万個が撤去されるが、新たに二百万個が設置されている」と言われるほどである。
様々な組織により除去活動が行われているのだが、除去漏れもしばしば発生し、除去済みの標識が悪用されることすらある。安全の確保にはまだまだ課題が多い。
表現としての『地雷』
文章や言語の表現として「地雷を踏む」という言葉がよく用いられる。
「不用意に踏むと危ない」という地雷のイメージから、『触れてはならないことにうっかり触れる』という意味合いとして使用される。
昨今では『怒り』ではなく『鬱』に入るパターンも多いが、いずれにせよNGワードという概念と非常に近いところにある表現である。
また、いわゆるKYがやってしまうことが多く、こうした人種との親和性も高い。
(基本的には「うっかり」やってしまうことが前提の表現だが、稀に、薄々勘づいていながら相手のデリケートな部分を連続で痛めつける行為に対して「地雷源でタップダンス」という派生の表現を用いることがある)
主なパターン
- 相手が誇りに思っている髪型を侮辱する
- 相手が崇拝する者(の像)を傷つけるように誘導する
- 不本意に付けられた二つ名を相手の前で強調
- 相手の凶悪な本性を見抜けず、つい気安い言葉遣いをしてしまう
- 無断で相手のお気に入りに手を出してしまう
…etc
そのほかにも、
- 商品を買って欠陥品を掴まされた
- 不用意に落としたデータがバグやウィルスをはらんでいた
- おもしろそうだと思って買ったのにその本やゲームがつまらなかった
- オンラインゲームでとんでもないプレイヤーと遭遇してしまった
- 音楽ゲームにおいて表記されている難易度より明らかに難しい譜面を表記されている難易度の方の適性者がプレイする(例:☆10レベルの☆8を☆8適性者がプレイする)
- 内容を期待して読む・プレイしたのに事実上のパッケージ詐欺や表紙詐欺だった
等といった場合などにも使用される。
音楽ゲームにおいては詐称とも呼ばれる。
「商品価値が低いものが出て来た」のニュアンスから転じて、風俗店や水商売等ではプロフィール写真と似ても似つかないドム体形や写真より相当上の年齢、接客態度の悪い従業員が出て来た場合をこう呼ぶことがあり、さらに転じて客の方の質が良くない時には「魚雷」と呼ぶ事がある。
また、事前に把握できる情報から明らかに上記のような事態になりかねないと判断できるものを「見えてる地雷」と表現することがある。
男女関係でも「性格やメンタルに問題がある相手を知らずに掴んでしまった」ことの表現として使われることがあり、ネットの不倫体験談においては、既婚者の交際相手を独占したいために相手の配偶者に不倫相手が自らの存在を明かすことなどを「地雷する」などという。
ちなみに、クソゲー等の場合あまりにも酷いものには核地雷が使われることもある。
落ちている動物の糞に対して使われることもある。
創作用語として
絶対に受け付けられない属性、関係性、カップリングや描写、表現のことを「地雷」と称する。自分タグとして付ける分には自己責任だが、第三者の作品にタグを付ける事は絶対に行ってはいけない。
また2020年以降、ヤンデレやメンヘラなど、異性として関わると厄介な状況に陥るような(もしくはそうした要素を匂わせる容貌)人物を、まとめて地雷系と称して萌え要素を見出す動きも起きている。
関連タグ
アカ地雷ガマ…腹部から転がり出る「黒玉地雷」は、途中で割れて中から小型の球形地雷を放出し、辺り一帯を地雷原に変える。
シド…『チョコボの不思議なダンジョン2』では、地雷を設置する能力を持つ。