地雷が大規模に敷設された結果、多くの地雷が埋められている地域のこと。
陸戦において、敵軍の進行を妨害したり、直接的に敵に損害を与えたりするために敷設が行われる。
当然だが、殆どの場合は地上から見て地雷がどこにあるかは分からないのだが、正規軍で正規の工兵を抱えた部隊の場合は味方や無関係な民間人を巻き込まないために敷設した場所を測量して記録を取った上で地雷原であることを警告した看板を提示しており、必要がなくなれば記録をもとに撤去を行うことも可能。
しかし空中散布型の地雷を用いることで無秩序にばら撒かれた、正規の訓練を受けてない兵士やゲリラ等が無秩序に設置した、雨等に流されることで位置が変わった、記録を渡したり除去作業を行なえないまま撤退となり放置された等により除去不能となり残存した地雷が無関係な民間人に被害を及ぼしている。
なお、フォークランド紛争で地雷原が作られたものの除去コストの問題から放棄された結果、人間が近寄れなくなった上に体重のある天敵であるトドが対人地雷により駆除される事で体重の軽いペンギンの安全な繁殖地となったという珍しい場所もある。
慣用的には、表現としての「地雷」が多く含まれるような分野のことや、潜在的危険の多い状況の事も指す。