「5000度の熱で黒焦げか、それとも爆発か、どっちがいいキカイダー!」」
概要
『人造人間キカイダー』第41話「壮絶 ジロー空中分解!」、第42話「変身不能!?ハカイダー大反逆!」に登場するガマガエル型ダークロボット。身長140㎝、体重88㎏で、ダークロボットの中では一番チビ。
見た目はひょうきんなガマガエルの姿をしているものの、全身が時限爆弾で作られた武器の塊のようなアンドロイド。腹から吐き出される黒玉地雷は、大玉の中から現れた小玉地雷が周囲にばら撒かれるという構造。またその体自体も巨大地雷と言える物であり、自身に触れた敵を爆発させてしまう。
強固な皮膚を有し自分の作った地雷を始めとするあらゆる攻撃に耐えうる。
舌は電磁ムチになっており、口からは5000度の火炎を吐く。白骨ムササビと並ぶダークロボット最強候補の一角である。
作中では未開の山中にあるダーク道路の警備を担当し、偶然訪れた人間を殺害していたが、プロフェッサー・ギルより宿敵であるキカイダーと、命令違反により裏切者と見なされたハカイダーの暗殺という緊急指令を与えられる。
光明寺博士の居場所を記した偽の手紙でジロー達をおびき寄せる。ジローの首を舌で締め上げ、火炎であぶりながら周囲に地雷をばら撒き、黒焦げか爆発かどっちがいいと弄んだ。さらにギルが悪魔の笛の音でジローを苦しめるも、火炎の中に頭を突っ込むという荒技により音を防がれ、キカイダーに変身され脱出されてしまう。
だがそれも想定の範囲内。挑発に乗り回転アタックを仕掛けたキカイダーを地雷でバラバラに破壊し完全勝利を収めた。
しかし、そのことを知ったハカイダーは先を越されてしまったことで逆上し、胸に破壊剣を投げつけて遠隔起爆装置を破壊してしまう。地雷を起爆できなくなってしまった赤地雷ガマは直接地雷を投げつけてハカイダーを葬り去らんとするが、ハカイダーショットで全て撃ち抜かれ、自分も体内に誘爆して吹っ飛んでしまった。
これによりハカイダーは仲間殺しの汚名を被り、ダークから追放されることになる(もっともギルからはこれ以前より処刑対象として認識されているのだが)。しかし、自分の存在意義を失ったハカイダーにとってそれは些末な問題にすぎず、彼の電子頭脳は暴走を始めることになる。
キカイダー02版
4巻収録の短編で登場。
善良なロボットを装い、公害の町で暮らす少年に自らを友人と思い込ませて隠蔽していたが、偶然隠れていた廃工場をヒナノが通りかかったため本性を現して攫おうとする。そこに駆け付けたキカイダーによって電磁エンドであっさり破壊された。
実は、町に公害を起こしていた張本人であった。
ちなみに、件の少年はマサルという名前であった。