「プロフェッサー・ギル! キカイダーを倒したのはこの俺だ!」
CV:増岡弘
概要
『人造人間キカイダー』第25話「ダイダイカタツムリ殺しの口笛」及び第26話「ミドリマンモス地球冷凍作戦!!」に登場したアンドロイド。
身長:195㎝、体重:91㎏。
プロフェッサー・ギルの世界寒冷化計画の実験のために制作された。
マンモスの鼻部分を両手に、牙を角にした抽象的なデザインで、パッと見るとマンモスに見えないが、縦半分に割って見るとマンモスの横顔になっているという、ダークロボットの中でもなかなかに捻ったデザインである事がわかる。
両手の鼻型の腕から冷凍ガス『マンモスドライガス』を噴射し、またその腕(鼻)を振りかざし、ビルをも倒す『マンモスウルトラチョップ』を繰り出す。
鼻の穴からは二酸化マンガンを弾頭に仕込んだミサイルを撃ち込み、金属を腐食させてしまう。
右腕は、電車も動かす吸引力を持つとのこと。
相手を殴る時の掛け声は「けちょん!けちょん!」
作中では25話終盤にてキカイダーがダイダイカタツムリを倒した直後、『まだいるゾ~~~!』と叫びながら現れた。だが直後に場面が切り替わり、次にジローが現れたのはサイドカーに乗って走り去るシーンだったのでどういうやり取りがあったのかは不明。その後は洞窟の中で怪しげに笑っていた。
26話では洞窟の中で氷漬けになっており、訪れた人間を『マンモスドライガス』で氷漬けにし、『マンモスウルトラチョップ』で粉々に粉砕した。(氷漬けになっていた理由は不明)
キカイダーとの戦いでは『マンモスドライガス』で氷漬けにし動きを奪い、さらに体内を腐食させる特殊ガス弾を撃ち込みジローに戻ることができなくなるほどのダメージを与え、半死半生の状態にまで追い込んだ。
上記のセリフを叫び勝ち誇るが、そのままキカイダーにとどめも刺さず、最期を見届けることもなく、放置して行ってしまった。なおこれはミドリマンモス自身の油断というだけではなく、一部始終を見ていたはずのプロフェッサー・ギルの命令のせいでもある。
その後は地球冷凍作戦を実行。ギルの指示通りに養鶏場、水族館などを襲い氷漬けにしていくが、光明寺ミツコの手によりキカイダーが修復されてしまう。なお修理方法は『還元剤のプール(浴槽)に漬け込み全身に塗りたくる』というワイルドなものであった。
『おのれ余計なことを』『皆殺しにしろ』と怒り狂うギルの命を受け、ジロー達のいる東京園芸センターへと現れた。
ミツコ達を拉致しジローを誘い出して戦闘に突入。ギルの悪魔の笛に苦しむジローをいたぶるも、『マンモスドライガス』を浴びせ耳を凍りつかせたため、笛の音を消してしまうといういつものミスを犯してしまう。
その後も『マンモスドライガス』で攻撃するも、その危険性を学習したキカイダーに当てることができず、回転アタック、大車輪投げからのデンジエンドを受け倒されてしまった。
関連リンク
死神ロボット…『キカイダー01』に登場するロボット。ミドリマンモスの着ぐるみを改造したもの。
エレファントオルフェノク:ミドリマンモスが元ネタの怪人。左右を向いたモチーフの横顔を落とし込む造形は彼にも受け継がれている。ちなみに全体的なシルエットは神話怪人の怪力ヘラクレスから取られている。
メンダコ:どちらかと言えばこっちに似ている