光明寺ミツコ
こうみょうじみつこ
石ノ森章太郎原作の漫画『人造人間キカイダー』、及びそれを原作とした特撮番組のメインヒロイン。「光明寺ミツ子」と表記されることもある。
キカイダーを作った光明寺博士の娘(長女)。キカイダーとそのプロトタイプであるキカイダー01のモデルである博士の前妻の子、光明寺イチロウの異母妹(02版のみ一郎と同腹の「実の兄妹」)で同母の弟に光明寺マサルがいる。
実母の千草はダークのスパイであり、そのことが博士にばれて家を出ている。原作ではそのまま動向不明で終わっているがアニメ版では一度だけ姉弟の前に現れている。
理系の女子大生で、壊れたキカイダーの修理を執り行えるなど手先が器用。心優しい性格で、キカイダーを差別せずに本物の兄弟のように扱う。やがてその絆は人間と機械の間を越えた悲恋へと繋がっていく。
ダーク破壊部隊壊滅後にハカイダーから脳を移植して光明寺博士を蘇らせ、家族そろってスイスへと旅立っていった。
漫画ではそのシーンが少々遅れ、01とも面会している。
CV:堀江由衣
父に複雑な思いを抱きつつも同じロボット工学の道を歩む女性。父の残したメモリースティックからジローの存在を知る。
ゴールデンバットに囚われたのをきっかけに異母兄の死や母の正体、そして全ての元凶たるギルに遭遇するなど辛い真実や苦難に次々直面し、苦しみながらも向き合っていく。
終盤にキカイダーを異性として愛する描写が有るが、これは単なる機械と人間の悲恋というだけでなく「義兄の写し身の相手による疑似的な近親愛」の要素も加わっている複雑な内容となっている。
先述の通り本作ではキカイダーのモデル人物である「光明寺一郎」の実の妹である。
作者のMEIMUによるアレンジも有って煙草を吸うなどより耽美でアダルティな人物になっている。
本作ではあくまで機械の模造品に過ぎないジローよりも一郎本人の脳髄を有した一種のサイボーク状態のサブロウ(ハカイダー)の方に魅かれていく。
量産型ゼロワンを全滅させたのちにその残骸を結合させてキカイダー01を完成させるが、その際に体の右部分をナノマシンに浸食されたため浸食跡を隠すために前髪を伸ばし、妖艶な見た目に変貌を遂げた。
リメイク作である『キカイダーREBOOT』公開に先んじて発売された小説『人造人間キカイダーTheNovel』では19歳の大学生となっている。
内気で夢見がちな性格で友達が少ない。漫画やアニメ、乙女ゲーを好み、コスプレイベントではキュアハートのコスプレをするなどオタクでもある。