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概要

悪の組織ダーク」の首魁。フルネームは漫画版ではギル・ヘルバート、特撮版ではアレクサンドル・ポマレンコとなっている。

特撮では安藤三男氏が、アニメ版では小川真司氏がそれぞれ演じている。

平山亨プロデューサーの設定ではマサチューセッツ大学でロボット工学を修め、さらに学生時代から中東の国のクーデターに影響を与えるなどのカリスマ性を発揮している。ダークを結成したのはロボットが兵器として見込まれることを資本家として予期していたため、とされる。

キカイダー01」では二人の子供がいた事が判明している。

『全怪獣怪人大辞典』では宇宙の権威とされている。

また『キカイダー02』では遺伝子分野を専攻し、世界的な権威として知られている。

小説版では人工知能開発でその名を知られ、大学時代は奇行と暴走で悪名高い奇人変人だった一方で『ギル』の愛称で親しまれていた。

『キカイダー』ストーリーのうち、特撮、アニメ(原作)、『00』において、全ての元凶とも呼べる人物。


特撮版

プロフェッサー・ギル

常にダークの本拠地に座し、配下の人造人間ダーク破壊部隊)に指令を下す超音波を発するを携帯している。通称ギルの笛と呼ばれるこの笛の音波により、ジローは良心回路が正常に作動せず、それが凄まじい激痛となり、キカイダーへの変身ができなくなるのである。

ダーク破壊部隊がキカイダーに倒されるたびにそのテンションは上がっていき、光明寺博士親子への憎悪を募らせた結果として、ついに光明寺博士のを抜き取り、ハカイダーに移植する。このころのギルの眼には、完全に狂気が宿っていた。

そして第42話と第43話にて、完全にギルは狂気に陥る。この凄さは実際に観ないと伝わるものではなく、同時に安藤氏という役者の真骨頂を感じさせるものである。そして、観ると必ずトラウマになる。最終的に、ギルは笛をジローに破壊され、最後の破壊部隊員・白骨ムササビも倒されたため、キカイダー及び光明寺博士を道連れにせんとしてダーク基地の自爆装置を押すのだった。

しかし、ギルの脳髄は生き延び、ギルハカイダー(別称ブラックハカイダーorボスハカイダー)として復活(ただし、ギルの自我ではなく、ハカイダー独自の自我が芽生えている)、ハカイダー四人衆として新たな計画がスタートする。ただし、特撮版ではギルでもサブローでもない、卑怯悪党になってしまった(声優飯塚昭三氏も、「ギルハカイダーはあまり好きじゃない」と明言している)。ギルの笛を同様に用いるシーンがあり、その際にはマントを着用する。

また時期は不明だがキカイダーに手下ロボットがやられる最中に業を煮やして設計していた最終兵器ジャイアントデビルの設計図を自分の子供であるヒロシとアキラの身体に刷り込んでいた。

なお、ギルの自我はブラックハカイダーには反映されていないが、世界大犯罪組織シャドウの霊体召喚マシンにより、何度かギル本人も呼び寄せられている(つまり、01がリブートした頃には既にギルの人格は死んでいる)。


漫画版『キカイダー01

自らの脳髄を「未来永劫生きるため」にハカイダーの頭部に移植し、ギル・ハカイダーとして蘇る。こちらのギルハカイダーはギル自身の自我を持っており、石ノ森章太郎作品に恒例の本当に強い悪の首魁である。アニメ版でもほぼ同一。アニメ版では特撮版ギル・ハカイダーが着用していたマントも用いている。


小説『KIKAIDER00』

新たなる組織ザッシュの首領として登場。アーマゲドンゴッドの内部で巨大な脳髄となって生きていた。

今作では彼の少年時代も語られている。それによるとかつて父親と共に落盤事故に巻き込まれ、死んだ父親を含む人々の死体の肉と血を食らい、すする事で生き延びていたが数日後に救出されたときには悪鬼のような顔となっており、それが原因で祖国を追放され、それを契機に人間を憎悪するようになったとされる。


松岡圭祐・小説版『人造人間キカイダーTheNovel

「プレジデント・ギル」と呼ばれ、政府警察権力にも影響を与える大企業のトップとして、同時にキカイダーの設計図を見て瞬時に良心回路の構造上の不備を見抜く、光明寺博士に次ぐ天才として描かれている。意思を持つ人工知能の開発で高めたその名を背景にして、ロボットの開発・製造・販売を一手に手掛ける総合ロボットメーカー『ダーク・マジェスティック・エンジニアリング』を創設した。突き放した人間観を持つ一方で己のを極度に恐れており、ロボットという不滅の肉体に自身の脳を移植することで永遠の命と権力を得ようと企む、特撮版とあまり変わらない狂気と野心の体現者となっている。


『キカイダー02』版

遺伝子工学の権威として知られているが、その実態は、人類が住めないほどに地球環境を悪化させた後、自身の脳を埋め込んだハカイダーのボディを用い世界再生を行う目標を掲げた組織「DARK」のCEO。

クローン技術やバイオテクノロジーを錬金術の時代に手に入れたことで、自身の脳髄を保存し、クローン技術によって数百年生きながらえている

しかしテロメアの限界により、ハカイダーのボディに自身の脳を移植することを目的としている。

しかしそれが達成される前に、光明寺博士が最終兵器”アーマゲドン・ゴッド”を作動させ、そのまま崩れゆく本拠地と共に最期を遂げたと思われる(明確な死亡シーンは描かれていない)。

また、同作者の『イナズマン対キカイダー』では、風田サブロウ・イナズマンら新人類を生み出した張本人。


その他

人造人間ハカイダーの後日談『ラストジャッジメント』でも登場しており、ロボット軍団を引き連れてジーザスタウンを支配。ハカイダーに「我が軍門に下れ』と電文を送ったものの、当然無視されてしまう。怒った彼は刺客としてワルダーを送り込み、ハカイダーの右腕を吹き飛ばし、持ち帰らせた。しかし、それが原因でハカイダーを怒らせたためにロボット軍団共々破壊されてしまった。だが、彼もまた黒幕によって作られたロボットだった事が明らかになる。


テレビゲーム『スーパーヒーロー烈伝』では、キカイダーシナリオを選ぶと黒幕として登場する。

このシナリオでは、ギルハカイダーはギルの本体ではなく、彼の傀儡にすぎずかつ何体も登場する(ちなみにサブローも生き延びている)。

さらに、ショッカー首領ジンドグマ首領サタンスネーク変身忍者嵐血車魔神斎など、全ての組織の悪の親玉がギルの手によって造られたことが明らかにされる

(ちなみに、秘密戦隊ゴレンジャーシナリオだと、ギルは黒十字総統の傀儡で、仮面ライダーシナリオだとクライシス皇帝の傀儡という設定)。

ラスボスとして登場し、恐ろしいまでのヒットポイントを誇る。


同じくゲーム『スーパーヒーロー作戦』では直接対決の機会がある。

ギャバンダイナミックだろうがレーザーアームだろうがスペシウム光線だろうが、それこそデンジエンドですら遠慮なく叩き込むことが可能

その戦闘で勝利した後、ガイアセイバーズ(主人公たち)を道連れにせんとダーク基地を自爆させ、ギルの死にかけた身体はネロス帝国によってギルハカイダーに改造される。こうしてギルはハカイダーの肉体を乗っ取り、漫画版同様サイボーグとして蘇るのである。


サイボーグ009vsデビルマン』では漫画版のデザインをベースにしたアダムス博士が登場。

サイボーグ0014らハイティーンナンバーサイボーグの生みの親で、あのギルの笛(のような杖)も健在だが、アトゥンに用済みと見なされ首の骨を折られた。


余談

特撮版・漫画版共にギルハカイダーとしてハカイダー四人衆を率いることとなったギル。加えて上記両メディアにてハカイダーのボディが複数体存在した点や、特撮版にてアカネイカが指揮していた作戦内容から察するに、『TheNovel』・『02』同様かねてから自身の脳を機械のボディに移植することで老体をカバーすると同時に、自身が直轄するアンドロイド部隊を結成し、ダークの活動をより長期化させる構想があった可能性は高い。


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