「沖一也! 我らの正体を見た者は、生かしては帰さん……お前は、お前の愛した者たちの前で死ぬがいい!」
CV/加地健太郎
概要
ジンドグマの首領悪魔元帥の本来の姿であるヘビ型宇宙生命体にしてジンドグマ超A級怪人。
メデューサやヒュドラー、ヤマタノオロチのような多数の蛇が絡み付いた様な体と頭部を合わせ持ち、腰に着けたベルトのスイッチを入れることで、眩い光と共に本来の姿に戻る。鳴き声は「スネェ~ク! サタンスネェーク!!」、「サタ──ン!!」。
変身前は機械化されたサイボーグの要素が強かったが、変身後は従来の怪人と同様に有機的な姿であった。機械を信仰し地球の生物を見下している彼が何故このような姿なのかは不明(むしろこの姿を嫌っているがために機械を信仰するようになったのかもしれない)。
皮肉にもロボットと言っても差し支えない配下の怪人たちとは対照的であった。
伸縮自在の蛇の首で敵の体を捕らえ動けない所を、両眼からスネークビーム呼ばれる破壊光線を打ち出して攻撃する戦法を得意としている。
活躍
最終回『地球よさらば! 一也宇宙への旅立ち!!』において再建された国際宇宙開発局内でその正体を現し襲撃、「ジュピタースーパー1」を強奪し、局長室内に置いてスーパー1を撃退すべく待ち構え、襲い掛かる。
そして最終決戦時、スーパー1との激戦の末、ことごとく攻撃をかわされ、最後は奪い取られた守り刀である「稲妻電光剣」で全ての頭部を切り落とされ胴体を貫かれて瀕死の重傷を負い、最後の悪足掻きとばかりにスーパー1を道連れに自爆しようとするも失敗し、逆に「稲妻電光剣」により真向両断されてしまい大爆発、爆死するというドグマの支配者テラーマクロことカイザーグロウと違い呆気ない最期を迎えた。
自ら武器で最期を遂げたという点においては次々回作のラスボスにも似ている。
仮面ライダーSPIRITS
バダンの力で魂の無いただの傀儡として復活し、再びスーパー1と対決。稲妻電光剣の一振りで大海原をモーゼのごとく引き裂くなどの大暴れを見せる。その途中で結城丈二=ライダーマンの介入で一時東北地方に飛ばされ姿を消していたが、青森市内での決戦時、ライダーたちが再生カイザーグロウと対決している最中再び姿を現し、カイザーグロウをサポートするべく合体、融合し「毒の牙と翼の融合」怪人(正式名称不明)へと変貌する。
「毒の牙と翼の融合」怪人(正式名称不明)
青森市街地における決戦時、スカイライダーと戦っていたカイザーグロウと、Xライダーと戦っていた悪魔元帥がサタンスネークの姿に戻り、合体、融合することで誕生した新たな姿。鳴き声は「ジャカァ」「ジャカカカァ」。
不死身の肉体を持つカイザーグロウの飛行能力およびサタンスネークの8つの頭による高い攻撃力を兼ね備えた強力怪人で、この2つの能力を併用することでスカイライダーとXライダーを苦戦させた。
その後、2体の怪人がスーパー1の因縁の敵であることから戦いをスーパー1に譲ったスカイ、X両ライダーの見守る中スーパー1と対峙。カイザーグロウの能力である足からのロケット弾攻撃でスーパー1を狙撃、怯んだ隙に8つの頭で襲い掛かるがVハンドによる梅花の型で蛇の頭を全て破壊されてしまう。
しかし、すかさず嘴による攻撃で反撃しスーパー1の変身を解除することには成功し、変身が解けた沖一也に襲いかかるが今度は一也の反撃による桜花で嘴を両断されてしまう。カイザーグロウの不死身の能力により再生するが、その最中ハルミから弱点を教えられたSPIRITS第9部隊の生き残りけん隊長の目黒氏のバズーカによる狙撃で肩に止まっていたカラス(クロウ?)が離れ、てしまい、そこへ間髪入れず放たれた一也の重力波で動きを止められ所を、曝け出された生前に不死身の血を浴びていない肩の鴉の足跡の急所の部分に渾身の「スーパーライダー梅花二段蹴り」を撃ち込まれ大爆発、爆死した。
HERO SAGA
『MASKED RIDER DEN-O EDITION ロスト・トレイン』では原作通りの設定で登場。突如スーパー1が失踪を遂げたため、デンライナーに載って平成の時代からタイムスリップしてきた仮面ライダーキバと戦う。
稲妻電光剣でキバを圧倒し優位に立つが「ただのベルト」と侮っていたキバットバットⅢ世の活躍で剣を奪われる。人間が稲妻電光剣を扱えるはずがないとタカを括るも、ファンガイアの血でかつてザンバットソードを制したキバは稲妻電光剣の力を抑え込んでしまい(レッツゴー仮面ライダーなどと同じく本来の力がセーブされたキバフォームで扱っていた)、最後は原作通りの末路を迎える。
関連タグ
グロテス星人…中の人が同じ宇宙人。