「僕らの時代に伝えたいことはただ一つ…!! 『仮面ライダーは、正義の味方だ』って!!」
世界観
初代仮面ライダー1号から、当時現役だった仮面ライダーオーズまでの仮面ライダー達が同じ世界に存在しているパラレルワールド。
あらすじ
火野映司の前にあらわれた謎の敵、それはグリードが使役するヤミーでなくイマジンだった。その場に現れた仮面ライダーNEW電王とともにイマジンを撃退するが、イマジンは通りすがりの少年を利用して過去に向かう。
イマジンを追跡するため、デンライナーで過去へと向かう一行だったが、そこはどういうわけか40年前の1971年11月11日だった。
仮面ライダー1号と仮面ライダー2号、そしてショッカーが激闘を演じる裏側でイマジンを退治したNEW電王だったが、アンクは負傷してセルメダルを落としてしまう。
そして、2011年に帰還すると、そこはショッカーによって征服された世界となっていた…。
登場人物
主人公。40年前に跳んだモールイマジンを追いかけようとしたところで、幸太郎たちと出会う。セルメダルで改変してしまった歴史を戻すため幸太郎らと協力しショッカーと戦う。
40年前なら他のグリードたちが蘇っていないことを利用し、過去でメダルを集めようと欲が出てしまい、彼の残したセルメダルが後に大きな事件を招くことになる。左手のモモタロスが左手に装着されるとMアンクになる。視聴者からは今回の最大の元凶と言われることが多い。
歴史が改変してしまったことで、映司たちとは会っていないことになってしまっている。怪力は健在。
良太郎の孫でもう一人の主人公。改変してしまった歴史を取り戻すため、映司らを過去へと連れて行く。今作は金髪姿で、彼の時代の流行らしい。モモタロスが憑依するとM幸太郎になる。
野上幸太郎の相棒のイマジン。40年前でナオキを助けるためにショッカーに敗れ、一度死亡してしまうが…。
今作では単独で変身。アンクのお目付役を任命される。アンクのように左手の姿や、幸太郎やアンク憑依したり、NEW電王になったことでモモタケンになったりと姿のバリエーションが豊富。
電王ではおなじみのイマジン。ショッカーとの決戦に駆けつけてクライマックスフォームになることをモモタロスに勧める。
良太郎、コハナ、デネブは未登場。桜井侑斗も未登場だが、変身後の仮面ライダーゼロノスは仮面ライダー集合の時に登場している。
ミツル
改変した現代でスラムに住む少年たちのリーダー。映司の持っていたコアメダルを盗ろうとした。
父親がショッカーに誘拐されているためショッカーを恨んでおり、過去を戻そうとする映司らと行動を共にする
ナオキ
ミツルと行動をともにしている眼鏡の少年。冒頭にモールイマジンに襲われていた。少年なのだが、なぜか1971年11月11日の記憶を持っている。
シゲル
ミツルたちとスラムと住む少年の一人。
ノッコ
40年前に出会った少女。少年仮面ライダー隊の女性隊員でモモタロスらをショッカーと勘違いし応援を要請する。
仮面ライダーたち |
---|
仮面ライダー1号 (CV:藤岡弘、) |
仮面ライダー2号 (CV:佐々木剛) |
-40年前、ショッカーから人類の自由を守った2人の仮面ライダー。ショッカーが作ったショッカーグリードに倒され、再洗脳を受けたことでショッカー最強の改造人間として人々の恐怖の的に…。しかし、ある人の手によって、洗脳を解かれてショッカーと対決する。 |
仮面ライダーV3 (CV:宮内洋) |
ライダーマン |
仮面ライダーX |
仮面ライダーアマゾン |
仮面ライダーストロンガー |
仮面ライダースカイライダー |
仮面ライダースーパー1 |
仮面ライダーZX |
仮面ライダーBLACK |
仮面ライダーBLACKRX |
仮面ライダーシン |
仮面ライダーZO |
仮面ライダーJ |
仮面ライダークウガ |
仮面ライダーアギト |
仮面ライダー龍騎 |
仮面ライダーファイズ |
仮面ライダー剣 |
仮面ライダー響鬼 |
仮面ライダーカブト |
仮面ライダーキバ |
仮面ライダーディケイド |
左翔太郎、フィリップ/仮面ライダーダブル |
-ショッカーのドーパント軍団に戦いを挑む。主人公ライダー以外で唯一、変身シーンがある。 |
それぞれの時代で悪と戦ってきた仮面ライダーたち。歴史が改変してしまったことで、彼らの存在自体が無かったことになってしまうが、人々の仮面ライダーを思う気持ちが再び彼らを蘇らせる。 |
仮面ライダーバース |
岩石大首領との戦いの際、他の仮面ライダーたちとともに駆けつけた。本作での事情などは不明。 |
オールライダー |
岩石大首領の戦いの際、敵味方も関係なく世界を守るために立ち上がった仮面ライダーたち。仮面ライダーギルスや劇場版限定仮面ライダー、一部の悪の仮面ライダーは未登場。インペラーは登場しているが、パンフレットに記載なし。 |
世界をショッカーから守るため、立ち上がったヒーロー。ジェネラルシャドウと交戦する。
その他
風麺のおやじ
ショッカーのドーパント軍団に襲われていたところを、仮面ライダーダブルに助けてもらった。
ショッカー
世界を支配しようとする、仮面ライダーおなじみの悪の秘密結社。本来の歴史なら1号と2号に倒され、ゲルショッカーに移行するはずだが、アンクが落としたセルメダルとショッカーが入手していたコアメダルが作用してショッカーグリードが誕生し、1号・2号を倒して洗脳したことで征服に成功してしまう。世界会議でショッカー以外の人間をすべて抹殺することを可決した。怪人の詳しい情報はリンク先を参照。
◎は過去の世界と現代で登場した怪人。〇は世界会議に参加した怪人。★は世界会議時の代表
・首領
ショッカー首領。赤い頭巾の下の素顔をは、一つ目に無数の蛇が絡みついた悍ましい顔をしている。
タマシーコンボに倒されるものも、怒りが頂点に達したことで岩石大首領に姿を変える。
・幹部
人間態は久しぶりの登場。セルメダルを回収しショッカーグリードを作り出す。
アンクが過去に落としたセルメダルを利用し、ショッカーの科学で生み出されたショッカーメダルを元に生み出された擬似グリード。本来の歴史なら存在しない怪人である。鳴き声は「ショッカー」。
・ショッカー
ザンジオー◎〇
改変した現代で刑事に化けており、ショッカーの反乱分子を逮捕していた。過去では再生怪人として登場。
過去の世界で生み出された再生ショッカー怪人。
デストロン怪人だが、今作はショッカーの怪人として登場。過去の世界に登場し、デンライナーを大破させる。
ショッカーの下部組織
以下の組織は、(バダン総統や岩石大首領がショッカー首領と同一だとした場合)昭和シリーズ本編でもショッカー首領が関わった組織。
組織 | ★(組織代表) | ◯(会議参加) |
---|---|---|
GOD機関 | キングダーク(CV:飯塚昭三) | アポロガイスト(CV:川原和久)※1 |
秘密結社ゲドン | 十面鬼ユム・キミル(CV:石川英郎)※1 | |
デルザー軍団 | ジェネラルシャドウ(CV:柴田秀勝)※2 | |
ジンドグマ | ※3 | コマサンダー(CV:関智一)※4 |
バダン | ※5 | タイガーロイド |
- ※1:アポロガイストと十面鬼ユム・キミルのデザインは『デザイン』でのものと同じ(ユム・キミルに関しては名前も)。演じたのも、それぞれ『ディケイド』と同じ川原和久と石川英郎。
- ※2:ジェネラルシャドウを演じるのは、オリジナルと同じ柴田秀勝。36年振りの再登場で新規デザインで登場。
- ※3:本来の代表は、悪魔元帥ことサタンスネーク。本作では登場こそしないが、ショッカー首領が戦闘時、頭の蛇を肥大化させサタンスネークのような姿となっている。
- ※4:他の下部組織の代表以外の会議参加者が、アポロガイストやタイガーロイドなど、本来の作品での組織の幹部クラスなのに対し、コマサンダーは一般怪人。本来の幹部は魔女参謀・幽霊博士・鬼火司令・妖怪王女の四大幹部。
- ※5:本来の代表は、バダン総統。作品によっては、ショッカー首領と同一(もしくは関係する個体)として描かれることが多い。
ショッカーの同盟組織
下部組織と異なり、本来の作品では代表ではない者が代表として参加している。下部組織の場合、代表が登場していないことはあっても、別の代表が登場しているということはなかった(登場していない代表も、ショッカー首領と同一の存在である可能性などがある者が多い)。
単に、この歴史改変した歴史では、その者が代表となる歴史だったともとれるが、ショッカーを完全には信用していないために代表(首領格)
組織 | ★(組織代表) | ◯(会議参加) |
---|---|---|
ゴルゴム | ダロム(CV:飯塚昭三)※1※3 | シャドームーン(CV:てらそままさき)※2※3 |
クライシス帝国 | ジャーク将軍(CV:加藤精三)※4※5 | シュバリアン※5 |
ネオ生命体 | ※6 | ドラス※6 |
グロンギ | ン・ガミオ・ゼダ※7 | ラ・ドルド・グ |
アンノウン | 水のエル※8 | ジャガーロード パンテラス・ルテウス※8 |
ミラーモンスター | ※9 | ガルドストーム※9 |
オルフェノク | アークオルフェノク※10 | ※10 |
アンデッド | ケルベロス※11 | ギラファアンデッド※11 |
ワーム | グリラスワーム※12 | |
イマジン | アルビノレオイマジン※13 | オクトイマジン※13 |
ファンガイア | バットファンガイア※14 | |
ドーパント | テラー・ドーパント※15 | ビースト・ドーパント |
- ※1:ダロムを演じるのは、オリジナルと同じ飯塚昭三。24年振りの再登場。
- ※2:シャドームーンを演じるのは、オリジナルと同じてらそままさき(キンタロスと兼役)。
- ※3:本来の代表は、創世王。(もしくはその候補となる世紀王のシャドームーン。また、シャドームーンがあの姿で登場したとなると、オリジナルの設定ではダロムは大怪人となっているはずである(ショッカーの技術などで石を使わずにカバーした可能性もある)。
- ※4:ジャーク将軍を演じるのは、オリジナルと同じ加藤精三。
- ※5:本来の代表は、クライシス皇帝(もしくは、分身のダスマダー大佐。シュバリアンは、『ディケイド』オリジナルの怪人であり、一般怪人であり、代表をクライシス皇帝かダスマダーにした場合、ジャーク将軍がこの立ち位置だったと言える。
- ※6:ネオ生命体をムリやりに組織とした場合、本来の代表となるのは、ドラス。
- ※7:ン・ガミオ・ゼダは、『ディケイド』オリジナルの怪人であり、本来の作品ではその頂点に立つのは、本作品では最終決戦のみに登場したン・ダグバ・ゼバ。ただし、どちらが組織として率いそうかといえば、ン・ガミオ・ゼダ。
- ※8:本来の代表は、闇の力。ジャガーロードパンテラス・ルテウスは一般怪人であり、本来の闇の力が代表だった場合、水のエルがこの立ち位置だったと言える。
- ※9:ガルドストームは、オリジナルの『龍騎』では、神崎士郎が使役していたミラーモンスターの1体ガルドストームがこの立ち位置ということはこちらの歴史でも神崎士郎が代表だった可能性はあるが、姿は見せていない。
- ※10:アークオルフェノクは、オリジナルの『555』では、オルフェノクの代表ともとれる存在ではあるが、上述のン・ダグバ・ゼバ同様、組織を率る存在ではないため、組織としてみればスマートブレインの歴代社長の誰か、もしくは、『パラダイスロスト』に登場したスマートブレインの黒幕が妥当と考えられる(奇しくも、本作品にはスマートブレインの黒幕を演じた3人とも出演している)。
- ※11:本来の『剣』という作品には、アンデッドの代表というものは存在しないが、強いてあげれば本作品にも最終決戦のみに登場したジョーカーアンデッド。ただし、ケルベロスが、オリジナルの『剣』同様の能力と、(ショッカーによる技術提供などで)本編以上の肉体改造が施されていたとすれば、アンデッドの代表というのも頷ける。
- ※12:グリラスワームは、本来の『カブト』では、ワームではなくネイティブであり、ワームの代表として疑問点もある。本作品に登場した中であれば、最終決戦に登場したスコルピオワームなどが妥当とも言えるが、ワームとネイティブは、『劇場版カブト』など本編の派生作品でも同一に分類されることがあり、1971年からネイティブが存在し、ショッカーと接触していたのであれば、ワーム(ネイティブ)の代表としてグリラスワームが存在するのも頷ける。
- ※13:アルビノレオイマジンとオクトパスイマジンは、オリジナルの『電王』では、どちらもカイ配下のイマジンであり、アルビノレオイマジンは幹部クラス、オクトパスイマジンは一般怪人クラスであり、他のイマジンメンバーからも、その奥にカイがいた可能性はあり得る。
- ※14:バットファンガイアは、オリジナルの『キバ』でも、ファンガイアおよび魔族の王でありファンガイアの代表。
- ※15:テラー・ドーパントは、オリジナルの『W』でも、ミュージアムの首領でありドーパントの代表。
最終決戦に登場した同盟組織の怪人
主に最終決戦のみに登場。☆は会議には参加していなかった組織や種族。
※1:ティーレックス・ドーパントのスーツは、一度親子丼・ドーパントのスーツに改造していたものを再改造したもの。
白衣の男 演:ささきいさお
ショッカーの科学者。ショッカーとの決戦時に、オーズドライバーのリレーで最後に映司にオーズドライバーを渡す。悪人ではないようだが、その正体は…。
その他(ショッカー以外)
現代(2011年)でオーズと交戦したイマジン。アンクはすぐヤミーではないと見抜いた。40年前の過去に跳びNEW電王に倒されたが、彼らが原因で歴史が大きく改変するきっかけを作ってしまう。
余談
ライダー大集合のシーンでは市民が怪人軍団をフルボッコにするシーンがある。
また、劇中で戦った怪人はXではアポロガイスト、シンでは改造兵士レベル2など基本的にはそれぞれライバル同士だが、一部ライダーたちが戦った怪人には組織の他に連想ゲーム的要素があると思われる。
例:仮面ライダーV3と戦ったセクティオワーム(カマキリメラン)、毒トカゲ男(姿の類似からノコギリトカゲ)、シュバリアン(彼は怪魔ロボットなので、V3初期のデストロン怪人の一種機械合成怪人の『機械』を意識?)、BLACKと戦うメタルゲラス(サイ怪人)とサーペントアンデッド(コブラ怪人)など。
また、ショッカーの怪人のモチーフにはオーズのコアメダルのモチーフである動物と同じモチーフの怪人が採用されている。あくまでも推測であるが。
この映画のオールライダーブレイクシーンでは真の専用バイク、ディエンドのマシンディエンダー、久方ぶりにライドロン、ジェットスライガーなどが登場している。
また、ショッカー首領を長年演じてきた納谷悟朗氏は仮面ライダーシリーズにはこれが最後の出演となり、2013年に他界した。
監督の金田治はこれ以降、春映画を担当し、大体終盤に爆破展開が多い。
後に『仮面ライダーギーツ』からプロデューサー補として参加することになる𠮷川史樹氏が子役として出演している。
幸太郎は未来から来ているため映司よりかなり年下のはずだが、幸太郎を演じた桜田通氏と映司を演じた渡部秀氏は同い年である。
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