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アルティメットフォーム

あるてぃめっとふぉーむ

アルティメットフォームとは、クウガの最終フォームである。
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『聖なる泉枯れ果てし時 凄まじき戦士雷の如く出で 太陽は闇に葬られん』

雄介「じゃあ、見ててください。俺の、変身」

概要

五代雄介ン・ダグバ・ゼバを倒すために変身した、クウガの最終形態。劇中では「凄まじき戦士」と呼ばれる。

ダグバとは対極の存在であり、能力などは全くの互角。故にダグバに唯一対抗出来る形態でもある。ダグバからも「僕と同じ姿」「究極の力を持つ者」と称される。

アマダムから張り巡らされた神経組織に全身を侵食された姿であり、このフォームになるとグロンギと同様に戦う為だけの生物兵器になってしまうとされている。ゴウラムには、クウガがこの形態になった時、砂に還るようにセーフティプログラムが組み込まれていた。
EPISODE35にて、に対する怒りで我を忘れた雄介にアマダムが警告として見せたビジョンの中で初めて現れ、彼に「憎しみに任せて力を振るう事」への危機感を抱かせた。

元々雄介自身が終盤までこの姿になるのを拒んでいた為、仮面ライダーシリーズ最終フォームとしては珍しく、本編ではEPISODE48(つまり最終回前)の一話きりしか登場していない。しかもその出番も約2分しかない。これは今後のライダー作品の最強フォーム登場話数順の中でも最も遅く、2020年現在でも???(ネタバレ注意!)が並ぶのみである。(映画限定や最終回のみの特別フォームは除外)。それでも、ビジョンとして現れた次の回からOP映像には登場しており、独特な存在感を見せている。

元々『仮面ライダー』とは「正義の心を持った怪人」であり、作中一度も「仮面ライダー」の名称が登場しない「クウガ」でも、と同じ力を持つ者が主人公であることに変わりはない、ということを端的に表す姿である。

また、珍しいことに後々に色々と強化形態が登場しており、ある意味で平成二期の「冬劇場版での最強形態更新」の先駆けともなっている。その一方で、それら派生形態が登場しても(特に後述のレッドアイズは)特別性を損なわない扱いをされていることが多く、その点においてもある種の唯一無二の存在感を持つ最終形態と言える。

外見

黒いボディに金色のラインによる縁取りが施されており、白を基調としているダグバとは真逆である。ベルトライジングフォームと同じくバックルが金色になっているものの細部が若干異なるアルティメットアークルになっている他、アマダムの色も輝きを失い、黒になっている。

これまでのフォームでは殆ど共通となっていた角の形状が鋭角に変化し、数は4本に増えている。顎のクラッシャー(アーマードマウス)もこれまでの姿と異なり、鋭い牙状に変化。手足からは武器となる大きな棘が生えているなど、カラーリングや背面のマント以外は全体的にダグバに酷似した姿となっている。

変身プロセスは、エネルギーを流動させる血管状の組織が出現し、徐々に姿が変わっていくというもの。後の仮面ライダー555の変身プロセスに酷似している。

形態

ブラックアイ

聖なる泉枯れ果てし時


『心清き戦士 力を極めて戦い邪悪を葬りし時 汝の身も邪悪に染まりて永劫の闇に消えん』

黒い複眼の形態。理性を失った生物兵器に成り果てた、アルティメットフォーム本来の姿。
ダグバが、ズ集団やベ集団の粛清を始め現場に残されていた戦士クウガと酷似した四本の角を持った文字から、冒頭の碑文の戦士の文字を再調査した結果、四本角の文字であったことが発覚。(これについては、二つの角が隠されており最初は3本だと思ったため2本で処理していたのが理由であった)
碑文によれば、本来なら雄介もこの姿になるはずであった。
しかし、現実にこれに変身したのはいずれも五代雄介とは異なる者であった(更に前者はブラックアイでありながら理性を保ち続けていた)。

レッドアイ

仮面ライダークウガ


『清らかなる戦士 心の力を極めて戦い邪悪を葬りし時 汝自らの邪悪を除きて究極の闇を消し去らん』
赤い複眼の形態。碑文とは異なる優しい心と理性を保ったまま、アルティメットフォームへの変身に成功した状態である。雄介はこの姿に変身してダグバと戦い、古代の「伝説を塗り替えた」。

関連商品では「ダークアイズ」「レッドアイズ」という名称が付けられている。

スペック・戦闘スタイル

パンチ力80t
キック力100t
ジャンプ力ひと跳び90m
走力不明


スペックはクウガの各フォームはもちろん凌駕しており、さらには平成一期どころか平成二期のライダーの最強フォームと比べても高水準にある。それだけでなく、劇中では語られていない様々な超能力を持つ。身体能力も桁違いであり、並のグロンギなら一撃で倒すことができる。

能力

モーフィングパワー

物質を原子・分子のレベルで分解し、他の物体に再構築するという某錬金術のような能力。通常もクウガへの変身や武器の生成に使われている能力だが、アルティメットフォームはこの力が極限まで高められており、あらゆるフォームの武器を作り出し、使用可能。武器は全て黒色となる

仮面ライダークウガ
仮面ライダークウガ
仮面ライダークウガ


また、この能力を応用することで超自然発火能力が発動する。
小説版ではそれ以上の凄まじいモーフィングパワーを発揮できることが示唆されており、未だに底知れぬ可能性を秘めている。

棘の伸縮、高エネルギーの放射

手足から生えた棘を伸ばし、斬撃を与える。
またマイティフォームでは右足内部にのみ存在していたという血管状組織が発達して全身を彩っているため、高エネルギーが全身から放出できるようになっており、キックパンチといった通常攻撃だけで、アメイジングマイティキックを上回る効果を発揮することができる。ただしダグバを見ればわかるようにあまりに身体能力が上がり過ぎて、もはや封印エネルギー関係なしにグロンギを倒せてしまう為、他のクウガの形態の様に紋章による封印エネルギーで倒す必要性は無くなっている。

凄まじき者は泣きながら戦い、雪は降り続いた


最終決戦ではダグバと殴り合っていたが、実はあのパンチ一発ごとに高エネルギーを叩き込んでいるのも同然である。非常に単純に考えれば、パンチ一発だけでアメイジングマイティキックを何発も打ち込まれるよりもっとひどい目に遭っているわけだが、アルティメットと同等の再生能力のダグバ相手には超常能力では決着が付かず、物凄い物理での純粋な殴り合いで決着をつけるしかなくなっている。

その他、ダグバが超自然発火能力といった驚異的な能力を発揮すると、周囲環境に影響を及ぼし常に強風や雷雨が巻き起こり必ず天候が悪化する他、瞬間移動テレパシーを使っているような描写も見られるため、『ダグバに等しい力を持つ』とされており、またアマダムの持つ「使用者の意思を具現化する力」を最大限に発揮できるアルティメットフォームにもそういった力が使えるという推察もある。また、脚本の荒川氏曰くEPISODE48は元々「超自然発火合戦で互いに燃やし合いながらも再生力が拮抗するため決着がつかず殴り合う」という流れであることから、尋常ではない再生力も発揮するものと思われる。

必殺技

超自然発火能力

手をかざし、周囲の物質の原子と分子を操り、対象をプラズマ化させ、発火・炎上させる技。
(手先からプラズマイオンを放出して、対象を炎上させるという記述も存在する。)
普通のグロンギに対しては絶大なダメージを与える事が出来るが、同様の力を持つン・ダグバ・ゼバには通じなかった。ゲーム作品ではパイロキネシスの名称で登場する事が多い。(ただしガンバライドガンバライジングでは凄まじき拳と言う名称である。また、ガンバライジングにて「メモリアルフィニッシュ」としてより本編に近い形で再登場した時には発火部分だけの表版には「超自然発火能力」殴る所まで入れたバースト版には「悲壮の拳」という名称が付けられている。何気にゲームで超自然発火能力の名称が出るのは珍しい。また、このカードが登場した少し後に1週間限定のボスキャラとしてダグバが登場していたため、原作再現がある程度可能。)

Ep48「空我」



アルティメットキック

劇中未使用。使用されていないためか、クウガの格闘技にしては珍しく威力が数値化されていない。
書籍によっては、ダグバとの戦いで繰り出した通常のキックがそう呼称される。
後に、『仮面ライダーディケイド』のてれびくん特典DVDにて(五代本人ではないが)この技がお披露目された。

アルティメットパンチ

ディケイド第2話で夏海が幻視したライダー大戦の中で、ブラックアイ状態のユウスケが使用したと思われる攻撃。右手に収束させた炎状のエネルギーを放ちながら叩き込むパンチ。あくまでイメージに過ぎないが、その一撃は同様に未知のエネルギーを込めたディケイドのパンチとぶつかり合い、周囲一帯を消し飛ばす程の威力を見せた。
下記『バトライド・ウォー』の必殺技の前身ともとれる攻撃。
書籍によってはキックと同じく、通常のパンチがそう呼称されている。

劇中での活躍

本編

EPISODE35「愛憎」にて、雄介の抱くゴ・ジャラジ・ダへの強い憎しみに反応したアークルが警告として見せた幻影の中で初登場。
それ以降、アルティメットフォームの危険性を見せ付けられた雄介はこの姿になる事を避けていたが、EPISODE47「決意」での戦闘で黒の金のクウガの力を持ってしてもン・ダグバ・ゼバに敵わない事を思い知らされ、EPISODE48「空我」にて、ダグバとの最終決戦の地である九郎ヶ岳遺跡へと向かう中、一条薫の前で変身した。その際、ダグバとの初戦で既に自身の命に関わるアークルが損傷している事を告げ、自分がブラックアイ化した時はアークルを完全破壊して命を奪ってでも自分を止めて欲しいと頼んでいる。

対峙した両者は互いに超自然発火能力を繰り出すも決着が付かず、格闘戦に突入。吹雪の中、一面白色の雪原で繰り広げられた互いの鮮血が飛び散る壮絶な殴り合いの末、ダグバのベルトを破壊するも同時に自らもアークルを破壊され互いに変身が解除される。
その後も人間の姿のまま満面の笑みを浮かべるダグバと悲壮な表情で絶叫しながら殴り合いを続け、その凄惨な戦いの果てに相討ち寸前の状態でダグバを倒した。

客演

仮面ライダーディケイド

光夏海の夢の中で登場。他のライダーたちが全員ディケイドに倒される中、ただ1人起き上がったクウガがアルティメットフォームに変身しディケイドと戦い、拳をぶつけ合った瞬間閃光と共に世界が滅亡する。
その光景の凄惨さは、「テレまんがヒーローズ」に掲載された藤沢真行氏の漫画版「オールライダー対大ショッカー」で夏海に「やめてください! 二人が戦ったら地球が滅亡します!」とまで言わしめている。

そして最終回ではキバーラの力によって瀕死の重傷を負った小野寺ユウスケが変身することになった。完結編である「MOVIE大戦2010」では自分が最後のライダーとなりながらも「世界の破壊者」となった=ディケイドと激しい戦いを繰り広げる。序盤は優勢に戦いを進めるも、ディケイドの騙し討ちに遭い形勢が逆転してしまう。それでもアルティメットゴウラムに変形しディケイドを道連れにしようとしたが失敗、ライダーカードに封印されてしまった。

ちなみに「ディケイド」本編でユウスケが変身するアルティメットフォームは、いずれもブラックアイである。だが、てれびくんの特典でコンプリートフォームに召喚された時および、「MOVIE大戦2010」で変身完了直後の一瞬のみ、アルティメットフォームはレッドアイとなっていた。

バトライド・ウォー

ディケイドコンプリートフォームがクウガを召喚した際にもレッドアイになっている。本編で描かれなかったファイナルアタックライド・クウガは拳から強力な火球を打ち出し、相手を焼き尽くすというものであり、平成ライダーでは珍しくライダーパンチが最強技になっている。

仮面ライダーシティウォーズ

エボルトが擬態した姿としてブラックアイが登場。よりにもよって人格は暴走したIFの五代をベースにしているという悪趣味さで、アルティメットの力の恐ろしさを身を以て体験しているクウガは1号達と共にこれを撃破しており、エボルトの擬態能力の高さを改めてプレイヤーに見せつけた。

バトルスピリッツ

コラボブースター【仮面ライダー ~伝説の始まり~】とコラボブースター【仮面ライダー ~Extreme edition~】にて登場。
どちらもレッドアイであり、ブラックアイ2021年8月現在未登場。
前者はアルティメットカード、後者はスピリットカードであり、ルール上同名カードながらカードの種類が異なる珍しい事例となっている。

性能面はどちらも破格。
前者は煌臨時に自分/相手問わず系統:究極を持たないスピリット/アルティメットを全て破壊しつつ、仮に生き残ったり後から登場したりしたとしても、BP20000以下であればアタック時効果で破壊できる。
なお、BP20000以下とはBPインフレを起こしているバトルスピリッツ内でも、ブレイヴなしで上回るスピリットはそこまで多くないため、耐性を持たない限りはほぼ破壊できると見ても良い。
同じく収録されたン・ダグバ・ゼバとLv4までは同じBPだがLv5BPは僅かにこちらが上であり、劇中さながらの名勝負を再現できる仕様となっている。

余談だが、バトルスピリッツの世界においてスピリットとアルティメットは別の種族(宇宙の中の地球人と火星人のような違い)と設定されており、系統:究極についてもアルティメットを日本語訳したものではなく、「究極の闇を持つ者」だからあてられた系統であるため、両者の語源は無関係ということになっている。

後者は煌臨条件が厳しいものの、アタック時効果の系統:究極を持たないスピリット/アルティメットの破壊は小回りが利くようになり、【煌臨中】のアタック時効果も超自然発火能力の再現からか、(煌臨している状態以外は)無条件でライフダメージを与え、アタックステップ終了も封じる強力な効果を持つ。
あちらが破壊に特化しているとするならば、こちらはライフを直接狙う効果に特化していると言えるだろう。
こちらはスピリットカードであるため回復手段を別途用意すれば、エンドカードにもなりやすい。
なお、本記事のマスクド氏の描いたイラストは、元はこちらのカードイラストとして利用されたものである。


余談

メタ的にもライジングフォームはアルティメットフォームをスムーズに登場させるために後から追加された形態であり、俗に言う「中間フォーム」の先駆けと言える。

また、登場までに予定が紆余曲折で変化した形態でもあり、当初発売された玩具ではゴ・ガドル・バとの対決を再現できるとされていた。

本編の後日談である「小説仮面ライダークウガ」によれば、超古代に存在したリントの科学者が最初に製作したクウガ・プロトタイプがこの形態になったことがあり、その凄惨な場面を観たリントたちは2度と同じことが起きないように、クウガが憎しみに任せてこの形態にフォームチェンジした際にはゴウラムが灰と化す安全装置を組み込み、更に装着者がそうなりかけた時の警告として上記のビジョンを見せるように施したことが明らかになった。

ちなみに、本放送終了後に発売されたケイブンシャの「仮面ライダークウガ大百科3」初版の紹介によれば「身長・202メートル」という事になっている仮面ライダーJジャンボフォーメーションの5倍強)。言うまでもなく「cm」から「c」が抜けた脱字であるが、時折ネタにされる事がある。

また宿敵ダグバとの配色の対比や「同等の存在である」という設定から、「仮面ライダーBLACK」のブラックサンシャドームーンの関係との類似性を指摘される事もある。

アーケードゲーム『ガンバライド』では、サポートカードとしては第2弾から登場していたが、プレイヤーキャラクターになったのは最終弾「シャバドゥビ6弾」のみ。原典での登場の少なさを、稼働期間の短さという妙な形で再現されることになった。

関連タグ

特撮 クウガ 仮面ライダー 平成ライダー
仮面ライダークウガ 小説仮面ライダークウガ
五代雄介 小野寺ユウスケ 
ン・ダグバ・ゼバ 凄まじき戦士 生体兵器
最終フォーム
 
???…ネタバレ注意‼

関連・類似形態


  • グリッターティガ平成最初繋がりの特撮ヒーローの最終形態。こちらは人々の希望の光が集まって生まれた形態で、ただ一人で心の闇を清めて変身したクウガアルティメットフォームとは正反対であるため、両者の作風の違いの象徴として何かと引き合いに出される事が多い。

主役ライダー最強フォーム

アルティメットフォームシャイニングフォーム

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