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ゴ・ジャラジ・ダ

さいていさいあくのかいじん

「ゴ・ジャラジ・ダ」とは、東映の特撮TVドラマ「仮面ライダークウガ」に登場したグロンギ怪人である。
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「君たちが苦しむほど、楽しいから」

人間態CV:大川征義 スーツアクターおぐらとしひろ

データ

身長/177cm
体重/134kg
登場話…EPISODE 25「彷徨」~EPISODE  35「愛憎」

解説

ヤマアラシの体毛状に伸びた白髪が特徴的なヤマアラシ種の怪人。
警察からの発表では、未確認生命体第42号。

人間体では、指パッチンを鳴らす癖の他、爪を噛む癖があり、精神的に未成熟な子供の様な感じを与えている。当初は派手な柄の扇子を持っていたが、ゴ・ザザル・バに取り上げられたきり返してもらえなかった。
しかし、他のグロンギ怪人がまともに見えるくらい外道そのものを絵に描いたような怪人で、子供といった弱者を嬲り殺す行為を快楽と捉える

その狂気じみたゲゲル

彼が参加したゲゲルの内容は、『緑川高校2年生男子を定めに従い12日間で90人殺す』というもの。
彼の能力は、怪人体の胸にさげているアクセサリを標的の脳に刺し込み、内部で鈎針に膨張・変形させて脳を内部から傷つけ、脳内出血による虚血性脳梗塞にて殺すというものである。
撃ちこまれた針はレントゲンやMRIにも認識されず、手術による摘出もできないという質の悪いもので、一度撃ちこまれれば死が確定しているに等しい。さらに体内に入れられた針が凶器に変化するまで4日あるのである。つまり、針を刺されたら最後、標的は4日間、死の恐怖に脅えなければならない。その余りに残忍な殺害方法故、標的となった男子生徒の中には恐怖のあまり自殺した者まで出たほど。(皮肉にも、そのお陰でジャラジのゲゲルは失敗しかけている)

これらのことからグロンギの中ではン・ダグバ・ゼバよりも極悪非道とまでいわれる。
しかも同じ陰険怪人であってもバックします野郎とは違って、針状のアクセサリは投擲でクウガの装甲を突き破る威力を持つ。更にヤマアラシの特質上、悪路であってもかなりの速度で移動することが出来る健脚を持つ。
劇中では健脚を活かした瞬間移動じみた動きとフィンガースナップにより、クウガや警官たちを翻弄している。

殺人以外にも狂気染みた行動を起こしており、死が確定する四日目にターゲットの視界に出現し、宣告通りに死ぬ絶望感を与え、恐怖に怯える姿を見て楽しんだ上、死んだターゲットの葬式にまで現れ、参列していた同級生をパニック状態に陥れた。
ターゲットのみならず周囲の人間の精神状態までズタズタにしながらゲゲルを行っていった。



ただし、健脚こそ持つものの本人の戦闘力は他のゴ怪人と比較するとかなり貧弱で、作中のグロンギの中で最も低身長、低体重。武器の針もドラゴンフォームの装甲こそ貫いたがタイタンフォームにはライジング化していない状態でも完全に無力化されており、単体の戦闘力で見ればゴ集団では最弱レベル
ジャラジ本人もそれを自覚しているのか用心深く、他のゴ怪人よりもゲゲルの期間を長めの時間に設定している。(尤も、半分以上は自身の快楽のためではあるのだろうが)

その顛末(グロ注意!)

愛憎


ターゲットである高校生達の元に現れ、針のようなものを刺して「4日後に死ぬ」と宣告。
能力の隠密性を有効に活用し、実際に犠牲者が出るまでは大規模な事件に発展することなくゲゲルを敢行。未確認生命体対策班が気付いた時には既にゲゲルに王手がかけられていた状態だった。
だが事態に気づいた緑川学園の男子生徒が死の恐怖に耐えかねて発狂し、病室の窓から飛び降りて命を絶つというジャラジにとっては予想外の事態が起こってしまう。

ターゲットの「自殺」は定めに含まれない為、転校して来たばかりの生田和也を新たなターゲットにし、欠けた最後の一人を補おうと生田家がいる箱根市の別荘を襲撃。
無言電話、指パッチンと共に何度も繰り返す瞬間移動で生田家をパニックに陥れ、生田少年を手にかけようとするも乱入した五代雄介=クウガに阻まれる。ビートチェイサー2000で山中を追われるも、バイクから降りた クウガドラゴンフォームに針を刺して足止めし、「今はゲゲルの時間だ。邪魔したら…殺すよ?」と吐いてその場から撤退した。

その後生田少年は警察により箱根内の分駐所に保護される。錯乱状態にあった生田少年は、(自殺防止も兼ねてか)安定剤と睡眠剤を交ぜた栄養剤を同意の元に投与され、眠りについた。

ゲゲルの制限時間が迫ったところで箱根分駐所に現れた。指パッチンや神出鬼没な動きで警護にあたっていた一条達を煙に巻くと、生田少年の眠る部屋に侵入して警護の警察官を殺害。今度こそ針を撃ち込もうと生田少年に近づいた。
しかし刺そうとする寸前、五代が指パッチンの音を辿って間一髪で乱入、変身したクウガ共々窓を突き破って分駐場の中庭に落下する。
その直前に生田少年から聞かされていたジャラジの外道ぶり、それによる被害を伝える悲痛なニュースなどが起爆剤となり、五代の怒りは爆発。とうとう「心優しき戦士 クウガ」の逆鱗に触れてしまっていた。

命の価値は



マウントポジションをとったマイティフォーム吐血するほど何度も顔面を殴られ、凄まじい憎悪のこもった拳に怖気づいて逃走を図るも更に顔面を殴らた。
足元もおぼつかない中ビートゴウラムで真正面から激突され、カウルの上に載せられたまま移動。(道中、針で反撃したがクウガは瞬時にノーモーションでタイタンフォームに変身、針が刺さらなかった上、更に顔面を殴られた)その後、跳ね飛ばされて湖に落下。
追い詰めるクウガに対して針を投げて攻撃するも全く効果はなく、クウガはライジング化しながらジャラジに声もなく静かに迫る。
唯一の武器も効かず、ライジング化までされた事とクウガの怒りと憎悪に気圧され完全に戦意を喪失足がすくんで逃げる事もできず、来るなと言わんばかりに必死に手で払う事しかできなくなる。一閃・一突きでも必殺技となる威力のタイタンソード(この時はさらにライジング状態)で6度の袈裟斬りを食らった上、倒れたところを突き刺されて体ごとバックルを引き裂かれ、爆発四散。

マウントで22発、逃げようとして12発、ビートゴウラム上で反撃した時に1発殴られ、湖では6度切られた上でとどめを刺されており、劇中はおろか平成ライダーシリーズでも類を見ないほど痛めつけられ凄惨な最期を迎えた怪人。

このときの五代=クウガの荒れっぷりは相当な物で、馬乗りで殴る時には怒りと悲しみの入り混じった凄まじい声を上げながらジャラジを殴り続けており、これまでクウガの戦いを見続けてきた一条達ですらあまりの剣幕に驚愕していた。

第40話にて、五代は(周囲の被害を考えずに)ライジングマイティで倒そうとまで思ったと告白していたことから、普段穏やかな彼がいかに激怒していたかがわかる。
(それを裏付けるかのように、この時のみ五代がグロンギを倒した後に向けるサムズアップがされていない。また、それまで助けられなかった人への無念が蓄積したことも一因だったかもしれないとも分析している)

尚、クウガは激怒しながらも冷静さは欠いておらず、マウントパンチもドラゴンフォーム以上のスピードを誇るジャラジのスピードを封じるためであり、爆破ポイントへの輸送も忘れず、途中でタイタンフォームを選んだのも針を防ぐためであった。

余談

第35話のドラマパートでは喧嘩した保育園児が仲直りしていく様が描かれており、サブタイトルの「愛憎」に恥じない対極的な流れになっている。
また、ジャラジの上げた爆炎の中ではまだ見ぬ姿のクウガが描かれている。

後に発売されたアクションゲームライダージェネレーション2』では、仮面ライダーコアに対して、クウガが「憎しみの心だけで戦っても、虚しさしか残んないだろ? どんなに相手が憎くても、闇に囚われちゃいけないんだ!」と敢然と立ち向かっている。

クウガに馬乗りで殴られるシーンで口から血を吐いているが、これはスーツアクターが本気でぶん殴られたため口の中を切ってしまった事で流れた血とのこと。
(クウガのスーツアクターである富永氏が『十年祭』のトークショーで語ったところによると、迫力を出そうとカメラの位置を調整した結果、カメラの距離とアングルの都合で殴るフリでは拳が当たっていないことがバレバレになってしまうことが判明し、仕方なく本当に殴って撮影したとのことである)

食堂のシーンに登場した3人組の釣り人は、メ・ビラン・ギメ・ギノガ・デのエピソードにも登場したキャラクターである。

派生作品

仮面ライダーディケイド』ではクウガの世界でモブ怪人として登場したほか、アマゾンの世界ではアマゾン本編で登場したヤマアラシ獣人のオマージュ怪人として登場。
この世界はとうに大ショッカーに支配されていたため、原典ではあれほど恐れられていたにもかかわらず人々から応援され、彼を殴ったライダーにブーイングが起こるという皮肉な事態に陥っていた。
光写真館を襲撃した際にはドカドカ鍼を投げまくっている。
クウガ、アマゾンディケイドの三大ライダーと闘った末、アマゾンのジャガーショックで肩の大動脈を食いちぎられ爆死した。
え? 原典のアマゾンではほとんど怪人は爆発しなかったしベルトを破壊しなけりゃグロンギの死体はそのまま残るって? 知らんなあ。
また映画『MOVIE大戦2010』ではスーパーショッカーの一員として姿を見せている。

関連タグ

仮面ライダークウガ
グロンギ
連続学生殺人事件
怪人
外道
吐き気を催す邪悪(特撮系)
ノスフェル:この怪人のウルトラマン版

Web archive「仮面ライダークウガ」公式サイト kuuga dimension GURONGI

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