「その通りサイギャングだ‼」
登場作品『仮面ライダー』
第63話「怪人サイギャング死のオートレース」
CV/山下啓介 スーツアクター/瀬島達佳 人間態/富士乃幸夫・岡田勝
概要
身長173㎝、体重76㎏、タンザニア出身。
死神博士が打倒仮面ライダーのために、ショッカーアフリカ支部から呼び寄せたサイ型改造人間。死神博士最後の配下であり、本郷猛に負けず劣らずのオートバイレーサーでもある。鳴き声は「ケケケケケケケッ!」
人間態の姿で白昼堂々とオートバイを暴走(無謀運転)させながら上陸した。
自身過剰な性格で、その性格の為に最初のライダーとの戦いで彼を斃したと思い込み、死神博士の叱責を買ったことがある。
体が鋼鉄の数十倍の強度を誇る強靭な皮膚で覆われており、大砲すら跳ね返すという。どこかで聞いたような話だ。
口から3000℃の高熱火炎を吐き出す能力を持ち、催涙弾を投げる。またパワーファイターだが、頭の大きな角を攻撃されると途端に弱体化してしまう弱点を持つ。
仮面ライダーカードによれば、催涙ガスはサイギャングが頭部で生成するらしく、角はその栓を兼ねているという。
ライダーと激しいオートバイ戦を展開するが、弱点の角を攻撃され怯んだ隙を突かれ、最後はライダーきりもみシュートを喰らい爆死した。
その後の活躍
第66、68話、映画『仮面ライダー対じごく大使』において再生怪人軍団の一員として登場。
第66話では打倒ライダーの為に他の再生怪人達と共に特訓に励み頑張っていたが、この際にカミキリキッドに飛び蹴りを食らわせてびくともさせられず「本物のライダーキックはこの10倍は凄いんだ!」という言い訳を行っていた。何か敵の強さを讃えているようだが、仮に再生怪人にオリジナルの記憶が引き継がれていたとしても、オリジナルは上記のようにライダーキックを食らった経験は無い。ライダーの強さは存分に味わっただろうが……。
最後はライダーパンチで弱点の角を攻撃されて絶命する。
第68話では、ショッカートレーニングセンターでトレーニングを積んでいたが、最終的にはイカデビルの死でコントロールを失った流星がトレーニングセンターに降り注いだ際に巻き込まれて絶命したとされる。
映画では富士山麓の大要塞を守備する一員として登場したが、ライダーが戦線離脱した為、その後の消息は不明である。
派生作品
すがやみつるによる漫画版では、「怪人サイギャングの巻」に登場。
冒頭でハリネズラスと共に新宿の歩行者天国をバイク部隊で荒らし回り、五郎の担任・甲田先生(柔道5段)を捕まえて強引にカブトロングに改造した。この際、通報を受けて駆け付けた自衛隊の装甲車を火炎放射で爆砕している(何気に昭和ライダーで自衛隊まで出てくることは珍しい)。
甲田先生の職場である生田台小学校をショッカースクールに仕立て上げ、殴り込んできた本郷をハリネズラスとのタッグで火葬してやろうと襲いかかるが、すんでのところで変身したライダーのパンチを顔面に受け、角を粉砕される。
…しかし、このシーンの後は全く出番が無く、以降は只管1号VSカブトロングに紙面が割かれ、扉絵もカブトロングに奪われている。どうやら、このライダーパンチで即死してしまったようである。ならなんでこんなサブタイトルにしたんだか。
関連項目
サイ仲間
太字は幹部
昭和ライダー
平成一期
ズ・ザイン・ダ 仮面ライダーガイ メタルゲラス エラスモテリウムオルフェノク ライノスアンデッド オトロシ(魔化魍) ライノイマジン ライノセラスファンガイア