「すぐに退場させてやる!」
「誰が泣くか!」
詳細
三条大学の空手部部長・菊池信司と契約したサイ型敵イマジン。身長203㎝、体重147㎏。
怪力と、ソードフォームの攻撃を凌ぐ防御力を持つ(モモタロス曰く「バカみたいに頑丈」)。特に腕力はイマジンの中でも屈指のレベルとされている。また、泳ぎもうまく、水中でも素早く移動できる。
かなりの毒舌で、電王の決め台詞にも上記の台詞で一々突っ込む程(上記一段目はモモタロスの「俺、参上!」、二段目はキンタロスの「俺の強さにお前が泣いた!」へのカウンター)。
外見
モーニングスターを武器としており、先端からは火炎弾も発射可能。
契約者の願い
願い事:「本当の意味で学生空手のトップになりたい」
菊池は学生空手の春期関東空手道選手権大会・中量級の決勝戦において、ライバルであった本条勝が試合中に病で倒れたことにより不戦勝の形で優勝。
常にトップに君臨していた本条が降りたことで菊池は学生空手の頂点を手に入れたが、純粋な己の実力で得たものではなかったため、実力による真の勝利と学生空手の頂点を渇望していた。
活躍
菊池の望みを叶えるため、当時の大会に出場さていた実力者達を襲撃し、負傷させていた。
襲っている中菊池と遭遇、「過去に繋がる準備をしていろ」と釘を刺した後撤退。
最後の標的として本条を襲おうとしたところ、本条と契約していたクマイマジン(後のキンタロス、以下キンタロスと表記)に身を挺して妨害される。
直前までキンタロスと交戦していた電王を視認したことで分が悪いと踏み、川に撤退。ソードフォームからロッドフォームに変身した電王の、デンライナー・イスルギのレドームによる追撃も振り切った。
その後も本条をつけ狙っており、キンタロス(もといK本条)を追っていたM良太郎とハナに遭遇。ソードフォーム相手に持ち前のパワーとカウンター攻撃で優勢に立ち回った後、「潰されたくなければ消えろ!」と大ぶりの一撃を放った隙に撤退した。
その後ライノイマジンを追っていったM良太郎が道場で一人鍛練していた菊池を発見、砂が零れ落ちる姿を目撃し契約者であることを確信。菊池はU良太郎によって事情を明かす過程で本条に会いたいと望み出し、ハナと行動を共にしていたK本条の元へ案内された。
憑依が解かれた本条に、菊池は胸の内と真の願いが「トップになることではなく、果たせなかった本条との決着をつけること」だと気づいたことを明かした直後、「お前の望み、果たしてやる」と菊池の前に出現。最後の仕上げとして本条を襲い、それを止めようとした菊池、本条を守るため再度憑依したキンタロスが応戦するも歯が立たず、契約完了として2006年5月21日に移動。
空手選手権の会場を襲撃、追ってきた電王ソードフォーム相手にモーニングスターをブーメランの要領で扱うなどして優位に立ち回る。
そして戦闘の最中で折れた鉄骨が菊池と本条に突撃しかけたところをキンタロスが救出、そのまま二人を逃がす姿に「何をしている!」と激昂しモーニングスターから火球を投げつけ攻撃。
電王ソードフォームと拮抗するが、先程の攻撃で致命傷を負った上本条から離れたことにより消滅しかかったキンタロスが良太郎の提案で招き入れられ、電王アックスフォームに変身したことで形勢逆転。デンガッシャー・アックスモードによってモーニングスターを粉砕され、ダイナミックチョップで斬り伏せられた。
その後ギガンデスヘルと化して暴れ、手当たり次第瓦礫を投げつけるが、良太郎の指示でキンタロスがデンライナーを操縦。ゴウカによるミサイル攻撃の後召喚されたレッコウで殴り(?)かかられ、フロントアックスで縦半分に真っ二つにされて爆散した。
事件解決後、学内のトレーニングルームらしき場所では、リハビリに励む本条と彼を支える菊池の姿があった。
本条が空手の道に舞い戻り、二人の真の決着がつく日はそう遠くないのかもしれない。
備考
電王のイマジンでは珍しく、モチーフとなったエピソードが存在しない。
恐らく空手家である菊池の思い描く「強さ」のイメージがサイだったのだろう…。
(裏設定ではミヒャエル・ヒンデの寓話絵本『はだかのサイ』がモチーフとされているが、リュウタロス共々著作権の問題で使用許可が下りなかったのでボカされている)
話の進み方のため、キンタロスと混同させてミスリードを狙うためか肩や額に角があるなど全体的なシルエットは似ている。
声を演じた小山氏は過去に仮面ライダーオーディンの声も演じていた。
スーツはレオイマジンに改造された。