「貴様ら全て潰す!」
「今日は(対象者の名前)が死ぬ‼」
CV:家中宏
データ
- 身長:200.0cm
- 体重:130.0kg
- 特色/力:両刃の鎌、金縛りの念動力、暴風
概要
『仮面ライダー電王』第48・最終話に登場。
カイが思い描くグリム童話『死神の使い』に登場する死神をイメージして実体化し現代に出現した敵イマジン。
電王TV本編の最強にして最後の敵。
カイが最後の最後まで取っておいた彼のお気に入りかつ最後の切り札ともいうべき存在で彼の配下のイマジン中で最強の実力者。
その為、彼直属のレオイマジンやアルビノレオイマジン達以上の戦闘力と防御力を兼ね備えており、その戦闘力は鎌の一振りで高層ビルを切り裂き、電王ライナーフォームや(デネビックバスターが使えない状況だったとはいえ)ゼロノスゼロフォームを圧倒するほどの実力を持っている。
特徴
長い柄の両端にそれぞれ逆方向に向いた巨大な刃の付いた大鎌を武器として用いており(イメージ的にはこれ)、ここから暴風を発生させ、周囲の物を切り刻んだり、念動力を使い敵を金縛りにする能力を持つ。
また、死神がモチーフだけに自分と対決する対戦者に対し戦う前に“死の宣告”を告げたり「潰す!」を連呼するなど独特の言い回しを好んで使用する傾向がある。
劇中での動向
本当の分岐点の鍵だと思っていた野上愛理の記憶が無くなっていた事で自身の目的が遂行できない現状に陥り自暴自棄になったカイの指示を受け、時間そのものを破壊するべく、大量のイマジン軍団(要は終盤お約束の一つ、再生怪人の大盤振る舞い)を率いて破壊活動を行う。
ゼロノスに勝利した後、護衛のために準備を進めるカイの元に向かいライナーフォームも簡単に追い返すが、一瞬の隙をつかれ妨害を許してしまい、時間の破壊も不完全に終わってしまう。
そしてイマジン軍団と共に良太郎とモモタロスに挑むも続々と揃うメンバー達に押されていき、最後は電王4フォーム+オマケ、そしてベガフォームの波状攻撃に加え、ソードフォームの『正真正銘のクライマックス 必殺、俺の必殺技 ファイナルバージョン(エクストリームスラッシュ)』を受け敗北、爆散した。
それと同時に時の流れの変更の失敗が決定的となり、未来が本来の時間の流れに沿う事が確定したため、彼を含めた殆どのイマジン達は、タイムパラドックスが起こったことにより全て消滅して滅び去った。
…現代で自分たちのいた時間を持っていた連中、一部、時空の狭間に留まったごく少数の個体を除いて。
余談
大きな黒い目がモモタロスにソックリだが、実は頭部はスペア用のモモタロス、体はウルフイマジンのスーツ改造。実際韮澤靖氏も「モモタロスのライバルカラー」をコンセプトにデザインしたらしいが、よくも見事な生まれ変わりである。
項目で記した通りかなりの実力者なのだが、彼の初登場時、カイがまるでアレしているかのような感じを出した後に出現したため、一部のファンの間では通称:ゲロというあんまりなあだ名で呼ばれてしまっている。
ある意味可哀そうな強敵イマジンさんだったりする。
(カイ自身の精神体が実体化して生み出されたイマジンと考えられなくもないため表現上はある意味正しいのだろうが、もう少し何とかならなかったんだろうか……?)
元ネタになった「死神使い」(死神のお使い)とはグリム童話に数えられるおとぎ話であり、あらすじは次の通り。
道端で男に助けられた死神はお礼として「君の番になった時には使いの者をよこすから、それまでお前は死ぬことはないよ」と語って姿を消した。
その後、本当に死を遠ざけたのか気になって不摂生な生活をしていた男の下に死神がやって来て魂を持って行ってしまったというオチ。
この「死神のお使い」というのは不摂生な男を襲った病気のことなのである。
関連タグ
敵イマジン カイ(仮面ライダー電王) 仮面ライダー電王 死神 ラスボス
グリラスワーム←デスイマジン→バットファンガイア・リボーン