概要
野上良太郎の姉で、中野区にあるライブラリカフェ「Milk Dipper(ミルクディッパー)」を経営している。22歳(1988年12月26日時点では5歳)。
母・加代子(演:松井涼子)、父・真一(演:佐々木征史)そして弟・良太郎の4人家族であったが、良太郎の幼少期に両親が死亡。祖母の家で良太郎と育った。
良太郎が高校を中退し、愛理の店で働きながら一人暮らしを始めて以降も、常識はずれなレベルで不幸な目に遭っては怪我をする彼の面倒を度々見ている。
良太郎のことは「良太郎」あるいは「良ちゃん」と呼んでいる。
美人なためかなりの男性にモテており、店は愛理目当ての常連客で賑わっているが、本人はコーヒーを淹れることに集中しており、その想いには気付いていない(彼等からの贈り物も「忘れ物」と認識してしまう始末)。
ナオミとは逆にコーヒーを淹れることは上手く、コーヒーを淹れる際は「コーヒーが仕事をしている」と形容している。
ただ料理のセンスは壊滅的で、良太郎に体力をつけさせるための健康食はゲテモノの域に達している(例:ニンニクワサビおにぎり)。本人は食べても平然としているため味音痴疑惑も…
ただし、第15話で差し入れとして数人がごく普通に食せるほどのサンドイッチを作ったことを始め、通常の料理であれば問題なく作れている描写が散見されるため、健康を追求すると謎料理が生まれてしまうと言った方が正しいか。
一方でコーヒーの苦手な侑斗に対して専用レシピを考え、努力しようとする辺り、本人的には味を改善しようとする気はあるらしい。
人物
マイペースでかなりの天然かつおっとりしているが、洞察力は意外と高く、良太郎にイマジンが憑依していると一目で見抜く一面も。
ただイマジンの存在を知っているわけではなく、「今のは良太郎じゃない」と認識する程度である(視聴者は外見や声の変化でイマジンの憑依を認識できるが、劇中の描写を見る限り、登場人物達はイマジンの憑依を言動でしか認識できない。肉親であることを抜きにしても、少し接触しただけで相手を別人と見抜く洞察力には目を見張るものがある)。
また良太郎との大喧嘩に発展した時に自転車をぶん投げるなど、意外と身体能力も高め。
天然というには肝が据わりすぎている一面があり、第15話では窃盗犯の模木留治(演:田中聡元)と逃亡犯の袴田秀次郎(演:大柴隼人)が立て篭もる銭湯に差し入れを持って現れているなどもはや常識外れなレベル。
その優しさは黒幕によって送り込まれた刺客であるリュウタロスが成長するきっかけを作っており、本人の預かり知らないところで良太郎たちに様々な影響を与えている。
婚約者の桜井侑斗の影響で星を好きになり、店に置いてある本もほとんどが星に関する物である。
しかし本編開始直前(2007年1月)に彼が失踪した直後、あまりのショックの大きさからか、何故か彼に関連する記憶のみ喪失してしまった。
実は物語の重要人物であり、終盤にて過酷な運命を背負っていた事が発覚する。
1729年にて祖先と思われる傘張りの女性「お雪」がおり、尾崎にそっくりな正吉や三浦にそっくりな一成(演:永田彬/上野亮)に惚れられている。
どうやら桜井にそっくりな侍(演:岡野友信)と結ばれて良太郎の祖先となるらしい。
『電王』シリーズの後日談にあたる、『仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超・電王トリロジー EPISODE RED』では桜井侑斗と共に主役を務める。
余談
- 携帯の着信音は、弟である良太郎本人の声による「良ちゃんだよ」。これはさすがにブラコンすぎるだろ…と思うが、弟の良太郎も携帯の着信音を姉である愛理本人の声による「姉さんだよ」にしているあたりどっちもどっちである。
- 因みに演じる松本女史は5年後の仮面ライダーウィザードの6・7話にて結婚詐欺師の川崎愛美役で登場している。
- 仮面ライダーの変身者でもないにも拘らず、キーパーソンであるが故なのかキャラソンを持っている。
- その名も『Double-Action Coffee form』(作曲:LOVE+HATE/作詞:藤林聖子)。ナオミちゃんとのデュエットソングである。
- 尤も、非変身者の女性キャストのキャラソンは『クウガ』の頃からあったのだが。