ミルクディッパー
みるくでぃっぱー
愛理が経営する東京都中野区にあるライブラリカフェ。
星に関する書籍や天体望遠鏡が展示されており、プラネタリウムがあるなど星をイメージした落ち着いたレイアウトが特徴の店である。提供しているのは主に軽食やコーヒーである。
良太郎はこの店のアルバイトという扱いである。
ユーラル出版の雑誌編集者の尾崎正義とスピリチュアル心理カウンセラーの三浦イッセー(演:永田彬/上野亮)が来店する。
尾崎によって事件の情報が持ち込まれたり、三浦の催眠療法によってリュウタロスが良太郎の深層心理から表面化するなど彼らの意図しない形で良太郎たちの活動を助けている。
しかし、彼らは電王の活動を全く認知しておらず、尾崎はU良太郎を良太郎の持つ本性、三浦はイマジンを悪霊と解釈する始末である。
この他にもイマジン事件の関係者が来店することが多い。
なお、この店に展示されている天体望遠鏡は桜井の形見で、展示されている場所には桜井が愛理にプレゼントした懐中時計が仕舞われている。
これは1993年時点の侑斗が持っていたものと同一のものであり、相当昔から大切にされてきたもののようだ。
名前の由来は南斗六星を意味する「Milk Dipper」。北斗七星は「Big Dipper」なので注意。
南斗六星とは射手座の弓部分に当たる6つの星のことであり、古くから牛乳さじの形に見立てられたことが英名の由来となった。カフェの名前に相応しいネーミングだと言える。
また、古代中国では北斗七星が死の象徴(北斗星君)とされる一方、南斗六星は生の象徴(南斗星君)とされた。
南斗六星の大元である射手座は仮面ライダーゼロノスやデネブの由来となった夏の大三角同様に夏の夜空に輝くとされるので、桜井の影響で星が好きになったという設定にもマッチしている。
なんの因果か、後年に公開された『スーパーヒーロー大戦GP 仮面ライダー3号』では仮面ライダーゼロノスの対戦相手が射手座をモチーフとしたサジタリウス・ノヴァとなっている。