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仮面ライダーウィザード

かめんらいだーうぃざーど

仮面ライダーウィザードとは、2012年から放送された、『平成仮面ライダーシリーズ』第14作目である。全53話。
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魔法の指輪、「ウィザードリング」。
今を生きる魔法使いはその輝きを両手に宿し、
「絶望」を「希望」に変える。

さぁ、ショータイムだ!

概要

魔法」と「魔法使い」をテーマにした仮面ライダー日食の日に行われた儀式から生まれた魔物「ファントム」と戦うライダー達の活躍を描く。

メインスタッフは宇都宮孝明(プロデューサー)、メインライターきだつよし(但し実質香村純子とのWメインである)、中澤祥次郎(メイン監督)、石垣広文(アクション監督)らが担当。
ナレーションは俳優として『特捜ロボジャンパーソン』、声優として『海賊戦隊ゴーカイジャー』に出演経験のある平田広明が担当する。

総合的な評価

「人間を絶望させる」ことを目的とするファントムに、何度打ちのめされても立ちあがる主人公・操真晴人の在り方を押し出した作風となっており、ある意味変化球的な仕上がりでありながら、平成ライダーの中でも抜きん出て「王道の特撮ヒーロー」を往くシリーズである。
その作風にのっとってか戦闘シーンの出来は素晴らしく、ほぼ全話に渡ってアクロバティックな殺陣を堪能できる。CGや合成も惜しみ無く使われる、ライダー達が指輪をはめているという設定故にパンチを一切行わないなどの強い拘りも見られる。

その反面、悪く言えばオーソドックスなストーリー展開は歴代と比べて起伏に乏しく、分かりやすいネタ・ギャグ要素の少なさ、ここまで3作品連続で2話完結構成をとっていた印象もあり、マンネリ気味と捉える視聴者も少なくなかった。そのため作品自体の評価は決して悪くないものの、平成ライダー内での人気はあまり高くないと判断する向きもある。
次回作が、放映当時、大きく賛否を巻き起こした異色作にして意欲作『仮面ライダー鎧武』であり、これ以降話の運びも不規則になっていったことを考えると、言わば平成二期の節目的な作品だったのかもしれない。

とはいえ、飄々としつつもヒーロー然とした晴人=ウィザードのキャラクター、飽きないアクション、勧善懲悪をベースとしつつ謎解き要素も多分に含まれた物語は十分魅力的であり、古参視聴者にも根強いファンがいる。非常に安定した作品なので、特撮初心者にも安心して勧められる。メイン視聴者である子供達はもちろん、童心に帰り、肩の力を抜いて見るには特に向いているかもしれない。

登場人物

魔法使い

操真晴人/仮面ライダーウィザード
仮面ライダーウィザードの変身者。
自らを『最後の希望』と称する。「はんぐり~」のプレーンシュガードーナツが好物。
指輪を使い4つのエレメントに応じた姿にスタイルチェンジする。

仁藤攻介/仮面ライダービースト
17話から登場した仮面ライダービーストの変身者。
ファントムやグールの魔力を「喰う」ことで生き延びている。普段の食事はマヨラー

笛木奏/白い魔法使い
晴人に魔法使いの力を与えた謎の魔法使い。

稲森真由/仮面ライダーメイジ
メデューサの宿主・稲森美紗の双子の妹。
絶望しファントムを生みかけたが、過去に美紗にかけられた言葉を思い出し、絶望を乗り越えて魔法使いの資格を得た。
家族を殺したメデューサへの復讐のために魔法使いになる道を選んだ。

飯島譲/仮面ライダーメイジ
ゲートの1人だった少年。仁藤に自転車を教えてもらうよう頼むのを切っ掛けに、仁藤を「攻介兄ちゃん」と呼ぶほどの間柄になる。
姉のように親しんでた倉田朱里への思いによって絶望を乗り越え、魔法使いとなる資格を得る。
本人は戦いを見た上で魔法使いにならないと決意したが、白い魔法使いに拉致され、強引に仮面ライダーメイジにさせられる。

山本昌宏/仮面ライダーメイジ
ゲートの1人だった青年。妻の亜矢との間にもうすぐ子供が生まれる身。
家族を守るという強い思いから絶望を乗り越え、魔法使いとなる資格を得る。
本人に魔法使いになりたいという意志はなかったが、譲と同じように白い魔法使いに拉致され、強引に仮面ライダーメイジにさせられた。

魔法使いの協力者

コヨミ
記憶喪失の少女。 ファントムを見抜く能力を持つ。その正体は、日食の儀式でファントムを生みだした後、希望と記憶と命を奪われた抜け殻で、晴人から魔力を与えられて擬似的に生きている。プリーズリングを使って晴人から魔力をもらわなければ、動けなくなってしまう。

奈良瞬平
魔法使いにあこがれている若者。晴人に救われたのを切っ掛けに、自ら晴人の助手を務めることになる。空回りしつつもサポートをするムードメーカー。

大門凛子
晴人に接触した女性警察官。皆を守る事が警察の仕事だと考えている。ミノタウロスとの戦闘を機に、晴人に協力するようになる。

輪島繁
ウィザードリングを開発する骨董品屋・面影堂の店主で、晴人とコヨミの父親的存在。

木崎
警視庁国家安全局(国安)0課の刑事。
当初はウィザードを敵視していたが、ある事件を機に考えを改め、協力するようになる。

店長
移動ドーナツ販売店「はんぐり~」を経営するオネエキャラの人物。晴人とは顔馴染み。

リュウ
「はんぐり~」の店員で、暴走しがちな店長の抑え役。

ファントム

ゲートと呼ばれる、高い魔力を持った人間を絶望させることで生まれる怪物。多くの人間を絶望させることで、新たなファントムを生み出すために行動する。幹部はフェニックスメデューサグレムリンの3人が確認されており、さらに幹部たちに指示を出す黒幕的な存在としてワイズマンがいる。

小説版での登場人物

漆黒の魔法使い/黒いウィザード
本作の後日談である公式外伝小説に登場する、ウィザードに酷似したダークライダー

呼称表

が\に晴人コヨミ瞬平凛子輪島仁藤
晴人コヨミ瞬平凛子ちゃんおやっさん仁藤
コヨミ晴人瞬平凛子輪島のおじさん仁藤さん
瞬平晴人さんコヨミちゃん凛子さんおやっさん仁藤さん
凛子晴人君コヨミちゃん瞬平君輪島さん仁藤君
輪島晴人コヨミ瞬平凛子ちゃん
仁藤晴人コヨミちゃん瞬平凛子ちゃん

主題歌/挿入歌

  • Life is SHOW TIME

作詞:藤林聖子/作曲・編曲:tatsuo/歌:鬼龍院翔 from ゴールデンボンバー
主題歌。PVでは鬼龍院のピンチに棚橋弘至亀田大毅鈴木桂治が助っ人に現れるという超展開になっている。

  • Last Engage
作詞:藤林聖子/作曲・編曲:Ryo/歌:仮面ライダーGIRLS
仮面ライダーウィザードのテーマソング。
タイトルをそのまま訳すと「最後の婚約」となるが、作品のテーマ的には「最後の希望を約束する」といった意味だと思われる。基本形態のテーマソングにも関わらず、実は作中で2回しか流れていない。

  • Mystic Liquid
作詞:藤林聖子/作曲・編曲:Ryo/歌:仮面ライダーGIRLS
ウォータースタイルのテーマソング。

  • Blessed wind
作詞:藤林聖子/作曲・編曲:野村義男/歌:RIDER CHIPS
ハリケーンスタイルのテーマソング。

  • Strength of the earth
作詞:藤林聖子/作曲・編曲:野村義男/歌:RIDER CHIPS
ランドスタイルのテーマソング。

  • Just The Beginning
作詞:藤林聖子/作曲・編曲:AYANO/歌:仮面ライダーGIRLS
フレイムドラゴンのテーマソング。

  • BEASTBITE
作詞:藤林聖子/作曲:野村義男/歌・編曲:RIDER CHIPS
仮面ライダービーストのテーマソング。

  • alteration
作詞:藤林聖子/作曲・編曲:鳴瀬シュウヘイ/歌:仮面ライダーGIRLS
オールドラゴンのテーマソングだが、オールドラゴン登場シーンでは全く使用されなかった。

  • Missing Piece
作詞:藤林聖子/作曲・編曲:Ryo/歌:仮面ライダーGIRLS
インフィニティースタイルテーマソング。

  • FOREST OF ROCKS
作詞/作曲:H.E.DEMON KAKKA/編曲:AI ISHIGAKI/歌:デーモン閣下
MOVIE大戦アルティメイタム主題歌。
曲名は石ノ森章太郎に由来。

  • 蒸着 〜We are Brothers〜
作詞:藤林聖子/作曲:AYANO/編曲:鳴瀬シュウヘイ
歌:HERO MUSIC ALL STARS Z
スーパーヒーロー大戦Z主題歌。

  • Rollercoaster days
歌:KAMEN RIDER GIRLS/作詞:藤林聖子/作曲:AYANO/編曲:AYANO
劇場版挿入歌。

  • The Finale Of The Finale
歌:RIDER CHIPS/作詞:藤林聖子/作曲:野村義男/編曲:渡部チェル
劇場版主題歌。

用語

サバト

ワイズマンによって開かれる、日蝕の日に複数のゲートを生贄に捧げる事で、ファントムを大量に誕生させる儀式。劇中ではウィザードラゴンミノタウロスヴァルキリーリザードマン、幹部ファントム3人が半年前のサバトで誕生した事が判明している(他にも多くのファントムが誕生したが、ドラゴンのみ現在も晴人の体内に封じられたまま)。
メデューサの話によると複数のファントムを必要とするらしく、グレムリンの言では複数のファントムの魔力を使う事で日食でなくても強制的にサバトを行うことが可能との事。ウィザードの打倒より新たなファントムの誕生が優先されるのも恐らくその為と思われる。
しかし、これらはワイズマンがファントムたちを動かすための虚言であり、物語終盤になってその本当の目的が明らかとなる……。

賢者の石

グレムリンの口から語られた謎の単語。この言葉を聞いたワイズマンがグレムリンを粛正するのを取り止めてメデューサよりも上級の地位に就けた事などから、作中における重要なキーアイテムの1つであることが示唆されていた。
ワイズマン曰く、賢者の石とは自身が所持する強力な魔宝石の一種。生と死を逆転させる強力な魔宝石であり、維持には魔力の供給を必要とする。

特別編

終わらない物語


次回作である『仮面ライダー鎧武』の放送開始が10月になったことで、ウィザードの放送時期は従来より1か月分長くなっている。
そのため51話で実質的な本編は終了したが、52話・53話では特別編として、今までの平成ライダーと共に次回作の仮面ライダー鎧武が先行登場する魔宝石の世界を舞台としたエピソードが放映された。
謎の呼び声を聞いた晴人が魔法石の世界に入り込む話であり、脚本家のつながりもあってどちらかというと『仮面ライダーディケイド』のリ・イマジネーションされた世界の物語に近い。
門矢士本人も登場しており、実質的にディケイドとのクロスオーバー編であるともいえる。

本編に決着をつけた後に最終2話を過去ヒーローとの共演を行う特別編にした作品としては、『重甲ビーファイター』の先例がある。

余談

  • 同時期に同じニチアサで放映されている『聖闘士星矢Ω』、『スマイルプリキュア』も「属性」の概念を使った作品であり、東映作品の属性ネタ連発となっている。
  • ウィザードのマスクの部分は複眼風のモールドがあるが『仮面ライダー響鬼』の様に複眼ではなく、顔全体が一つの大きなクリスタルで出来たデザインをしている。逆にV字の触覚や胸のデザインなど昭和ライダーに見られる"伝統的な"意匠も盛り込まれている。
  • ドラマ『絶対零度』第3期にて、ゲストの少年がウィザードの玩具を持っているばかりか、ちゃんとウィザードの名前を出していることで話題になった。『相棒』のように同じ局でも制作会社でもない本作にウィザードが出たことももちろんだが、この少年がウィザードを自身のヒーローとしていたことに「こちらも最後の希望という意味ではないのか?」など、色々憶測が飛び交ったのである。


関連タグ

仮面ライダー 平成ライダー ウィザード
ニチアサキッズタイム スーパーヒーロータイム
ウィザードリング ウィザード(仮面ライダー) シャバドゥビタッチヘンシ~ン チョーイイネ
最後の希望 ウィザードライバー

魔法戦隊マジレンジャー:2005年放送のスーパー戦隊シリーズにおける魔法系。
魔弾戦記リュウケンドー:同じく魔法系の特撮番組で、主人公達の協力者に警察関係者がいるという点では似ている。
魔法つかいプリキュア!:2016年放送のプリキュアシリーズにおける魔法系。

仮面ライダー龍騎:「主人公ライダーの基本フォームが赤基調」「主人公とドラゴンとの関係性」「黒幕の真の目的が肉親(にして物語のメインヒロイン)の生命だった」など共通点が多いライダー作品。

仮面ライダーキバ:デザインや雰囲気に洋風さが押し出されているという共通点がある。

MOVIE大戦アルティメイタム スーパーヒーロー大戦Z inマジックランド 天下分け目の戦国MOVIE大合戦 仮面ライダー平成ジェネレーションズ

ニチアサ同期:特命戦隊ゴーバスターズ獣電戦隊キョウリュウジャー(30分前)、スマイルプリキュア!ドキドキ!プリキュア(30分後)

仮面ライダーフォーゼ⇒今作⇒仮面ライダー鎧武

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