魔法の指輪、「ウィザードリング」。
今を生きる魔法使いはその輝きを両手に宿し、
「絶望」を「希望」に変える。
さぁ、ショータイムだ!
概要
2012年度の仮面ライダーシリーズ作品。シリーズ第14作目に当たる。2012年9月2日から2013年9月29日まで毎週日曜朝8時から放送された。
「魔法」と「魔法使い」をテーマにした仮面ライダー。日食の日に行われた儀式から生まれた魔物「ファントム」と戦うライダー達の活躍を描く。
メインスタッフの多くがスーパー戦隊シリーズの常連で占められており、プロデューサーに『侍戦隊シンケンジャー』・『海賊戦隊ゴーカイジャー』の宇都宮孝明、メインライターにきだつよし(但し実質香村純子とのWメインである)、中澤祥次郎(メイン監督)、石垣広文(アクション監督)らが担当。
ナレーションは俳優として『特捜ロボジャンパーソン』、声優として『ゴーカイジャー』に出演経験のある平田広明が担当する。
本作の制作背景には放送前年に発生した東日本大震災の影響があり、エールを込めて「いまを受け入れて前へ進む」というテーマが出来上がったという(出典:きだつよしBlog 不屈夢走より)。
作風・総合的な評価
「人間を絶望させる」ことを目的とするファントムに、何度打ちのめされても立ち上がる主人公・操真晴人の在り方を押し出した作風となっており、平成ライダーの中でも抜きん出て「王道の特撮ヒーロー」を往くシリーズとなっている。
その一方で前作「仮面ライダーフォーゼ」とは打って変わって「人間の絶望」をテーマにしており、晴人は仮面ライダー(魔法使い)になる過程で「絶望を乗り越えて力を手にした」という経験をしているため、その後も戦いにおいて度々苦悩する描写がみられる。また敵側では「異形の存在として生まれながら、元となった人間の人格を受け継いでしまった」者の苦しみも触れられ、他にも人としての心の在り方や力の使い方が語られるなど、平成一期で見られたシリアス要素も組み込まれている。
これらの作風のイメージから、放送当時は開始前から序盤こそは多くの支持を得たもののそれ以降は他の平成2期作品に比べるとあまり大きな支持を得られなかった。この点に関しては今でも高い支持を得ている『仮面ライダーW』、『仮面ライダーOOO』に比べて2話完結スタイル故に物語のテーマとは無関係な話(所謂「捨て回」)がいくつかあったこと(2話完結自体は『W』や『OOO』にも言えることだが、この2作品はその中で物語のテーマをしっかり描いていた)や魔法と言うモチーフとは裏腹に壮大さが足りなかったことなどが要因ともいえる。
何より『W』から続いてきた基本2話完結スタイルにもマンネリ化が起こり始め、更に次作『仮面ライダー鎧武』が良くも悪くも強烈なインパクトを残したことや平成2期終盤期の人気作である『仮面ライダーエグゼイド』、『仮面ライダービルド』が並んでいることを考えると、マイナーな印象があったのかも知れない。
ただ、これはテレビ本編の内容に物足りなさがあったという話であって、『ウィザード』というコンテンツそのものが決して不人気というわけではない。
事実、2021年に行われたNHK主催の『全仮面ライダー大投票』においては、作品部門こそランクインを逃したものの「仮面ライダー部門」では、そのスタイリッシュな見た目とアクション・主演俳優のカッコ良さなどから人気を博し、見事第14位を獲得し(実際他の平成主役ライダーで彼より下のキャラクターは半数いる)、音楽部門でも主題歌『Life_is_SHOW_TIME』が第27位に入るなど確かな人気を得ていることが確認できた(仮面ライダー部門に関してはウィザード以外(ビースト、白い魔法使い、メイジ等)はランクインしなかったが、本編の人気が高ければランクインしていた可能性は十分にある)。
戦闘シーンのクオリティも高く、ほぼ全話に渡ってアクロバティックな殺陣を堪能できる。CGや合成が惜しみ無く使われている、ライダー達が指輪をはめている設定故にパンチを一切行わず、常に銃かマーシャルアーツで闘うなどの強い拘りも見られるなどの点も大きい。
物語としても根幹そのものはむしろ完成しており、他にも主人公とヒロインの兄妹のような絆や仲間達との人間関係の描写、何より第51話は今でも本編屈指の名シーンとしてコアなファンから高い支持を得ている。
客演に関しても特に本編終了後に公開された『平成ジェネレーションズ Dr.パックマン』においては多彩なフォームチェンジや魔法及び華麗な戦闘シーンを本編以上に披露し、(特に女性)ファンを熱狂させた。
テレビ本編でちょっと物足りなさがある方々も改めてウィザードの活躍をもう一度見てみてはいかがか。彼の魅力を再認識出来るかも知れない。
あらすじ
西暦2012年。新米刑事・大門凛子は出動先で見たことのない化け物に遭遇する。拳銃も効かず、なす術もなく追い詰められる凛子たちの前に、バイクに乗った一人の青年・操真 晴人(そうま はると)が飛び込んでくる。晴人は自らを「魔法使い」と名乗ると、炎を纏った戦士へと姿を変え、銀の銃弾と銀の刃を手に化け物と戦い始める。
晴人は半年前の日蝕の日、とある海岸で人知れず行われた謎の儀式・サバトで生き残ったことで仮面ライダーウィザードへと変身する資格を得ており、恐るべき化け物・ファントムと戦う日々を送っていた。ファントムはゲートと呼ばれる魔力を持った人間が絶望することで生み出され、死亡したゲートに成り代わって日常に紛れ込み、新たなゲートへの襲撃を繰り返していた。晴人は絶望の淵に追い込まれるゲートたちを「俺が最後の希望だ」と励まし、彼らを守り続ける。
登場人物
詳細は「仮面ライダーウィザードの登場人物一覧」を参照。
主要人物
- 操真晴人 / 仮面ライダーウィザード…演:白石隼也
- コヨミ…演:奥仲麻琴
- 仁藤攻介 / 仮面ライダービースト…演:永瀬匡
周辺人物
ファントム
- メデューサ / 稲森美紗…演:中山絵梨奈
- フェニックス / ユウゴ…演:篤海
- グレムリン / ソラ…演:前山剛久
- ワイズマン…CV:古川登志夫
- ウィザードラゴン…CV:大友龍三郎
- ビーストキマイラ…CV:西村知道
魔法使い
警察関係者
用語
サバト
ワイズマンによって開かれる、日蝕の日に複数のゲートを生贄に捧げる事で、ファントムを大量に誕生させる儀式。劇中ではウィザードラゴン、ミノタウロス、ヴァルキリー、リザードマン、幹部ファントム3人が半年前のサバトで誕生した事が判明している(他にも多くのファントムが誕生したが、ドラゴンのみ現在も晴人の体内に封じられたまま)。
メデューサの話によると複数のファントムを必要とするらしく、グレムリンの言では複数のファントムの魔力を使う事で日食でなくても強制的にサバトを行うことが可能との事。ウィザードの打倒より新たなファントムの誕生が優先されるのも恐らくその為と思われる。
しかし、これらはワイズマンがファントムたちを動かすための虚言であり、物語終盤になってその本当の目的が明らかとなる……。
賢者の石
グレムリンの口から語られた謎の単語。この言葉を聞いたワイズマンがグレムリンを粛正するのを取り止めてメデューサよりも上級の地位に就けた事などから、作中における重要なキーアイテムの1つであることが示唆されていた。
ワイズマン曰く、賢者の石とは自身が所持する強力な魔宝石の一種。生と死を逆転させる強力な魔宝石であり、維持には魔力の供給を必要とする。
魔法使い
本作の「仮面ライダー」の総称。
ファントムを宿している人間「ゲート」が、他のファントムの悪行やサバトを通じ、絶望してファントムを生み出しかけながら、それを抑え込むことで、なることができる。
ただしこれは現代の魔法使いの成立手段であり、仮面ライダービーストのように、変身アイテムに宿ったファントムと契約することで成る「古の魔法使い」のタイプもある。
本作では「仮面ライダー」という単語は使われず、もっぱら他作品の仮面ライダーとの共演作(MOVIE大戦や特別編)で使われる。
特別編
51話で実質的な本編は終了したが、52話・53話では特別編として、今までの平成ライダーと共に次回作の仮面ライダー鎧武が先行登場する魔宝石の世界を舞台としたエピソードが放映された。
メタな話としては、『鎧武』の制作が遅れたことによりこちらの終了時期が予定より1ヶ月延長されたことで生まれたという裏事情がある。
謎の呼び声を聞いた晴人が魔法石の世界に入り込む話であり、脚本家のつながりもあってどちらかというと『仮面ライダーディケイド』のリ・イマジネーションされた世界の物語に近い。
門矢士本人も登場しており、実質的にディケイドとのクロスオーバー編であるともいえる。
本編に決着をつけた後に最終2話を過去ヒーローとの共演を行う特別編にした作品としては、『重甲ビーファイター』の先例がある。
音楽
本作に合わせて、仮面ライダーGIRLSとRIDER CHIPSによる音楽プロジェクト「G&C MUSIC MAGIC」を発足。テレビ本編主題歌を除く単独作の主題歌・挿入歌を両ユニットが手掛けた。
作詞:藤林聖子 / 作曲・編曲:tatsuo / 歌:鬼龍院翔 from ゴールデンボンバー
オープニングテーマ。PVでは鬼龍院のピンチに棚橋弘至、亀田大毅、鈴木桂治が助っ人に現れるという超展開になっている。
- Last Engage
作詞:藤林聖子 / 作曲・編曲:Ryo / 歌:仮面ライダーGIRLS
仮面ライダーウィザード フレイムスタイルのテーマソング。
タイトルをそのまま訳すと「最後の婚約」となるが、作品のテーマ的には「最後の希望を約束する」といった意味だと思われる。
基本形態のテーマソングにも拘らず、実は作中ではわずか2回しか流れていないレアな曲だったりする (4話・10話) 。
- Mystic Liquid
作詞:藤林聖子 / 作曲・編曲:Ryo / 歌:仮面ライダーGIRLS
仮面ライダーウィザード ウォータースタイルのテーマソング。
- Blessed wind
作詞:藤林聖子 / 作曲:野村義男 / 歌・編曲:RIDER CHIPS
仮面ライダーウィザード ハリケーンスタイルのテーマソング。
- Strength of the earth
作詞:藤林聖子 / 作曲:野村義男 / 歌・編曲:RIDER CHIPS
仮面ライダーウィザード ランドスタイルのテーマソング。
- Just the Beginning
作詞:藤林聖子 / 作曲・編曲:AYANO / 歌:仮面ライダーGIRLS
仮面ライダーウィザード フレイムドラゴンのテーマソング。
ハリケーンドラゴンの初戦闘でも使用されており、どちらかと言うとドラゴンスタイルのテーマソングと言えるかもしれない。
- BEASTBITE
作詞:藤林聖子 / 作曲:野村義男 / 歌・編曲:RIDER CHIPS
仮面ライダービーストのテーマソング。
- alteration
作詞:藤林聖子 / 作曲・編曲:鳴瀬シュウヘイ / 歌:仮面ライダーGIRLS
仮面ライダーウィザード オールドラゴンのテーマソング。
オールドラゴンのテーマソングとあるが、実はオールドラゴンの戦闘シーンには一度も使用されず、26話のドラゴンフォーメーションのときにのみ使用された。
- Missing Piece
作詞:藤林聖子 / 作曲・編曲:Ryo / 歌:仮面ライダーGIRLS
仮面ライダーウィザード インフィニティースタイルのテーマソング。
- Rollercoaster days
作詞:藤林聖子 / 作曲・編曲:AYANO / 歌:仮面ライダーGIRLS
劇場版の挿入歌。
- The Finale Of The Finale
作詞:藤林聖子 / 作曲:野村義男 / 編曲:渡部チェル / 歌:RIDER CHIPS
劇場版の主題歌。
他作品とのコラボ作品の楽曲
- FOREST OF ROCKS
作詞・作曲:H.E.DEMON KAKKA / 編曲:AI ISHIGAKI / 歌:デーモン閣下
MOVIE大戦アルティメイタムの主題歌。
曲名は石ノ森章太郎氏に由来している。
- 蒸着 〜We are Brothers〜
作詞:藤林聖子 / 作曲:AYANO / 編曲:鳴瀬シュウヘイ / 歌:HERO MUSIC ALL STARS Z
スーパーヒーロー大戦Zの主題歌。
各話リスト
話数 | サブタイトル | 登場ファントム | 放送日程 |
---|---|---|---|
1 | 指輪の魔法使い | ミノタウロス、ジャバウォック | 2012年9月2日 |
2 | 魔法使いになりたい | ヘルハウンド、リザードマン | 9月9日 |
3 | 変身!生中継 | ヘルハウンド、リザードマン、サイクロプス | 9月16日 |
4 | 人形とピアニスト | ケットシー | 9月23日 |
5 | 決戦のコンクール | 〃 | 9月30日 |
6 | キレイな花には | ノーム | 10月7日 |
7 | 思い出を買うために | 〃 | 10月14日 |
8 | 新たな魔法石 | フェニックス | 10月21日 |
9 | ドラゴンの叫び | 〃 | 10月28日 |
10 | 国家安全局0課 | ガーゴイル | 11月11日 |
11 | 守り抜く約束 | ガーゴイル、ヨルムンガルド | 11月18日 |
12 | 希望の和菓子 | ヴァルキリー | 11月25日 |
13 | 夢を継ぐもの | 〃 | 12月2日 |
14 | 帰って来た映画監督 | リザードマン | 12月9日 |
15 | ラストシーンの後は | 〃 | 12月16日 |
16 | クリスマスの奇跡 | ヘカトンケイル、フェニックス | 12月23日 |
17 | もう一人の魔法使い | マンティコア | 2013年1月6日 |
18 | 魔力が食事 | ヒドラ | 1月13日 |
19 | 今日の命、明日の命 | ヒドラ、バンダースナッチ | 1月20日 |
20 | 近づく真相 | ベルゼバブ | 1月27日 |
21 | ドラゴンたちの乱舞 | 〃 | 2月3日 |
22 | 不死鳥の暴走 | フェニックス | 2月10日 |
23 | 決戦 | 〃 | 2月17日 |
24 | 魔法使いの祖母 | ワータイガー | 2月24日 |
25 | 命の選択 | 〃 | 3月3日 |
26 | 学園潜入 | メデューサ | 3月10日 |
27 | 姉と妹 | 〃 | 3月17日 |
28 | 盗まれたベルト | スプリガン | 3月24日 |
29 | 進化する野獣 | 〃 | 3月31日 |
30 | 魔法の消える日 | レギオン | 4月7日 |
31 | 涙 | 〃 | 4月14日 |
32 | 危険なアルバイト | ボギー | 4月21日 |
33 | 金で買えないモノ | 〃 | 4月28日 |
34 | 人気モデルの裏側 | グレムリン、アルゴス | 5月5日 |
35 | 空の向こう側 | 〃 | 5月12日 |
36 | 九官鳥は語る | ラーム | 5月19日 |
37 | 絶望、指名手配 | 〃 | 5月26日 |
38 | 奪った希望 | バハムート | 6月2日 |
39 | ピッチの忘れ物 | 〃 | 6月9日 |
40 | 自転車に乗りたい | シルフィ | 6月23日 |
41 | 魔法使いは運命 | 〃 | 6月30日 |
42 | 指輪の小説家 | スフィンクス | 7月7日 |
43 | 白い魔法使いの秘密 | スフィンクス、ギガンテス | 7月14日 |
44 | 息子の形見は | セイレーン | 7月21日 |
45 | 笑顔は胸に | 〃 | 7月28日 |
46 | ひび割れた思い | アラクネ、メデューサ | 8月4日 |
47 | ワイズマンの真実 | アラクネ、メデューサ | 8月11日 |
48 | 賢者の石 | 白い魔法使い、ワイズマン | 8月18日 |
49 | サバトの幕開け | 〃 | 9月1日 |
50 | 大切なものは | 〃 | 9月8日 |
51 | 最後の希望 | グレムリン、グレムリン進化態 | 9月15日 |
52 | 仮面ライダーの指輪 | 魔宝石の世界の怪人 | 9月22日 |
53 | 終わらない物語 | 〃 | 9月29日 |
関連作品
劇場版
メインタイトル
2012年12月8日公開。本作品と前作『仮面ライダーフォーゼ』のクロスオーバー作品。
2013年4月27日公開。仮面ライダーシリーズとスーパー戦隊シリーズ、メタルヒーローシリーズのクロスオーバー作品。本作品のキャラクターも登場している。
2013年8月3日公開。本作品の単独作品。
2013年12月14日公開。本作品と次回作『仮面ライダー鎧武』のクロスオーバー作品。
客演
2014年3月29日公開。仮面ライダーシリーズとスーパー戦隊シリーズのクロスオーバー作品。本作品から操真晴人/仮面ライダーウィザードが登場している。
2016年12月10日公開。『仮面ライダーエグゼイド』と『仮面ライダーゴースト』をメインとしたクロスオーバー作品。本作品から操真晴人/仮面ライダーウィザードが登場している。
ハイパーバトルDVD
- 『てれびくん超バトルDVD 仮面ライダーウィザード ダンスリングでショータイム!!』
てれびくんの雑誌に付録したDVD作品。ダンスをテーマとしたストーリーとなっており、ウィザードとビーストがお互いの変身道具を交換してフォームチェンジをする姿も描かれている。
先行登場
TV本編に先駆けて仮面ライダウィザード(声のみ)が先行登場。
最終話にて、操真晴人が登場。
友情出演
本作より仁藤攻介/仮面ライダービーストがEP07・08に登場。
スピンオフ
『仮面ライダーゴースト』のスピンオフドラマ。本作より白い魔法使い(声のみ)が登場。
かなりメタ的の要素が強い『仮面ライダージオウ』のスピンオフドラマ。本作より仁藤攻介が第8.5話に登場。
2022年8月より東映特撮ファンクラブにて配信の『仮面ライダーリバイス』のスピンオフドラマ。本作より大門凛子が登場している。
小説
TV本編の公式外伝小説。ただし、TV本編とは所々食い違う描写があり、本編とはパラレル作品になっていると思われる。
余談
- 同時期に同じニチアサで放映されている『聖闘士星矢Ω』、『スマイルプリキュア』も「属性」の概念を使った作品であり、東映作品の属性ネタ連発となっている。
- 2012年から2013年にわたって第1期・第2期が放送されたアニメ『這いよれ!ニャル子さん』では、ウィザードをはじめとして仮面ライダーネタがたびたび登場している。(同作品の原作ライトノベルの作者である逢空万太氏がかなりの仮面ライダーファンらしい)
- ドラマ『絶対零度』第3期にて、ゲストの少年がウィザードの玩具を持っているばかりか、ちゃんとウィザードの名前を出していることで話題になった。『相棒』のように同じ局でも制作会社でもない本作にウィザードが出たことももちろんだが、この少年がウィザードを自身のヒーローとしていたことに「こちらも最後の希望という意味ではないのか?」など、色々憶測が飛び交ったのである。
- 世の中の携帯用端末の主流が徐々にスマートフォンになりつつあったこの当時も作中で度々登場したガラケーであったが、本作品を最後に、以降の作品では見る機会が大幅に激減してしまった。それもそのはず、スマートフォンの出荷台数がガラケーを抜いてしまったのは本作品の放送時期でもある2013年のことである。なので世代交代の著しかったこの当時を反映してか、スマートフォンユーザーとガラケーユーザーを両方見ることができるのも本作品の特徴の一つである。
関連動画
関連タグ
ウィザードライバー ウィザードリング ウィザード(仮面ライダー) シャバドゥビタッチヘンシ~ン チョーイイネ
仮面ライダーフォーゼ → 仮面ライダーウィザード → 仮面ライダー鎧武