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相棒(刑事ドラマ)

あいぼう

本記事では、テレビ朝日・東映制作によるテレビドラマ(刑事ドラマ)シリーズとしての『相棒』を取り扱うものとする。
目次 [非表示]

概要編集

警視庁に設けられた架空の部署・特命係に属する主人公・杉下右京と、彼の「相棒」となった刑事の、2人による活躍を描く刑事ドラマ

2000年代以降の、テレビ朝日・東映制作による刑事ドラマの代表作の一つであり、2000年のシリーズ開始以来、テレビドラマとしては23シーズン(2024年現在まで。レギュラー化以前のpre seasonも含めると24シーズン)が放送されている。

また、テレビドラマ以外にも映画漫画小説ゲーム舞台など、多岐にわたるメディア展開も行われている。


現在でこそ、テレビ朝日系列の水曜21時台の刑事ドラマ枠(水9)の代表的シリーズの一つとして、広く認知されている本作であるが、元々は同系列の2時間ドラマ枠「土曜ワイド劇場」にて放送されていた、単発の2時間ドラマであった。2000年から2001年にかけて計3作制作されたこの2時間ドラマは、現在放送中の連続シリーズの前段階として「pre season」と呼称されている。

2002年、それまで年度の上半期(4月 - 9月)・下半期(10月 - 翌年3月)で交互に2クールドラマを放送していた水9が、下半期に1クールドラマを2本放送するというサイクルへと変更。pre season各作品が人気を博したのも手伝い、本作もその下半期に放送される1クールドラマとして、同年10月に連続ドラマ化される運びとなった。翌2003年放送のseason2からは放送期間も2クールに拡大。これ以降現在に至るまで、年度下半期の定番シリーズとして定着している。


毎年元日には「芸能人格付けチェック」の後続番組としてスペシャル版が放送されており、「格付け」の視聴者もそのまま取り込み、あまたひしめく正月特番の中でも視聴率トップを獲得することが多い。


基本的には1話完結のドラマではあるものの、毎回重厚な人間ドラマから、社会派、人情話、コミカルタッチからサイコサスペンス風ものまで、その作風の振り幅は広い。

他にも警察上層部の闇、新しい法制度の欠陥、人工知能クローン人間などの先端技術、共依存多重人格同性愛などの現代人間心理等々、最新の話題が定期的に盛り込まれ、視聴者を飽きさせない。

さらに長寿番組となり、(役者的な意味ばかりではなく文字通りの)一度限りと思われた過去のゲストキャラが再登場するという後日談的な側面も持ち合わせてもいる。


実質的な初回たるpre season1作目からSeason7第9話までは亀山薫が、Season7第19話からは神戸尊が相棒として活動していた。

そして、Season11では3代目の相棒として甲斐享が起用され、右京自ら相棒に選ぶと言う今までにないパターンで、大きな話題を呼んだ。

Season14からSeason20までは法務省の現役キャリア官僚・冠城亘が4代目となり、初の警察官以外の相棒が誕生した(その後、紆余曲折を経て彼も出世街道を外れ、正式に警察官となった)。

2022年10月より放送のSeason21では、初代相棒の亀山薫が5代目相棒として14年ぶりに復帰、2024年10月より放送中のSeason23をもって「亀山薫就任通算10シーズン」を達成した。


そして四者四様、わかりやすい典型的な頭脳派&肉体派の凸凹コンビだった亀山、右京を監視するスパイ的立場から徐々に感情移入していった神戸、教師と生徒もしくは親子のように良好な関係だったのに衝撃的結末を迎えた甲斐、「ただの同居人」と常々口にしていた右京が心から別れを惜しんで慰留までした冠城と、それぞれの『相棒』としての人間関係が興味深い。


作品本編のナレーターは存在しないが、近年(Season14以降)では予告ナレーションをゴブリン氏が担当する事がある。



あらすじ編集

警視庁の陸の孤島と言われる窓際部署、特命係。そこには、かつて上層部と対立し、

出世コースを外された元エリート刑事の杉下右京が一人いるだけだった。

特命係とは、何か特殊な命令がある時以外は一切の役割を持たない閑職であり、

ここに配属された刑事はその変人ぶりも相俟って、すぐに退職してしまう為、

いつしか右京は人材の墓場と呼ばれるようになっていた……。


登場人物編集

特命係編集

警視庁特命係の係長。卓越した推理力と強い正義感を持つ、警視庁一の変人。


歴代の相棒編集

初代相棒。

警視庁捜査一課に属する刑事だったが、ある日大衆食堂で指名手配犯を捕らえようとして、逆に人質にされた挙句、それをテレビで報道されるという失態を起こす。

右京の機転によりその場は解決したものの、亀山は上層部の逆鱗に触れ、特命係へと異動になる。

当初は右京の変人ぶりに翻弄され、対立していたが、共に事件を捜査するうち、互いに共通する正義感を知り、やがてかけがえのない相棒になっていく。

一度は自身の夢のために警察官を辞め右京の元から去るも、14年後に再会し「警視庁の嘱託職員」として特命係へと"復帰"し、その後正式に警視庁にも復帰した。


亀山が去り、再び右京1人になった特命係に配属された二代目相棒。

右京と同様に出世街道から外れたかと思いきや、その目的は杉下右京の監視。

警察内の不祥事を含む数々の難事件を暴く右京の存在が、警察組織にとって有益かどうかを判断するため、神戸は警察庁からスパイとして派遣されたのだった。ときに反目しながらも、神戸は右京とともに特命係の一員として捜査を続ける。

だがそこには、かつて神戸が関わっていた監視システムへの、警察庁警備局の思惑があった。


相棒としては上記のみだが、スピンオフ映画第2弾で再登場してからは不定期で本編に登場している。


右京からの指名で特命係に配属されてしまった三代目相棒。

刑事という職業に純粋な憧れを持ち、所轄の交番勤務を経て刑事課・捜査一係の刑事となったが、警察庁次長・甲斐峯秋の息子と言う御曹司の一面も持つ。

そんな彼が、香港国際領事館での拳銃暴発事故の後、偶然右京と出会い、事件の裏で起きた総領事殺害事件を共に解決。その後、峯秋の思惑と相まって特命係へと異動になった。

しかし、彼との別れは誰もが黒歴史にしたがるくらいに衝撃な結末であった…


四代目相棒。

元は人事交流と言う名目で警視庁に出向してきた法務省のキャリア官僚。しかし出向組は”客人扱い”であり、現場の仕事に興味があったものの、出向組は所謂「お客様」であり、主のいない”旧・特命係”にて暇を持て余す日々を送っていた。

そんなある日、関東地方のとある刑務所で受刑者が刑務官を刺殺するという事件が発生し、偶然帰国していた右京と共に捜査を行い、これを解決に導く。

その後、天下りと言う形で警察官になった彼は正式に特命係の一員となり、様々な事件の捜査を行っていくことになったのだった。


※以下原則として、複数シリーズに渡って登場したレギュラーキャラクターを挙げる。

警視庁編集

捜査一課編集

トリオ・ザ・捜一のリーダー格。亀山とは同期であり、長年のライバル。スピンオフ第2弾では主演を務めた。

トリオ・ザ・捜一の年長者。しかし、season12にて捜査中に負った怪我が元で退職。

伊丹や亀山の後輩。初期の頃は亀山の口車に乗せられて情報を流す事も多かった。

三浦の退職後に捜査一課に配属された刑事。かつては白バイ隊員だったが、ある銃撃事件により大怪我を負い、捜査一課に異動してきた。


鑑識課編集

特命係と親交がある優秀な鑑識員。現在は警察学校の教員として勤務している。

スピンオフ映画の第1弾では主演を務めた。

亀山と伊丹の同期で職人気質の鑑識員。米沢が警察学校に転任後のSeason15から登場。

口が悪くぶっきらぼうな性格だが、鑑識員としての腕前は高く、伊丹からの信頼も厚い。特命係の個人的な捜査にも割と協力的。ネコ好きという意外な一面を持つ。


組織犯罪対策5課編集

課長。よく特命係にコーヒーを淹れに来る。口癖は「暇か?

2人揃って特命係をよく覗いていた課員の刑事。名前に反し、大木は小柄で小松は大柄な体型。


上層部編集

刑事部長。特命係の存在に頭を痛めている。

刑事部参事官。内村の腰巾着だが、内心では特命係の捜査能力を認めている。

監察官。通称"ピルイーター"。神戸とは警察庁時代からの知り合い。

Season15からの副総監。

青木年男の父親とは幼馴染であり、息子の年男の警察学校への入学ならびに警視庁への入庁も彼のコネがあった模様。


その他本庁関係者編集

捜査一課の経理担当。正義感が空回りし、度々特命係に飛ばされ"第三の男"となる。

内閣情報調査室総務部門主幹 → 警視庁広報部広報課長 → 内閣情報調査室

峯秋とも面識がある。ロシア人スパイとの間に一女:マリアを儲けている。

極度の警察嫌いながらもある理由から警察官になった冠城の同期。

生活安全部サイバーセキュリティー対策本部の捜査官だが、とある事件が原因で一時期特命係に左遷されていたが、生活安全部サイバーセキュリティ対策本部に復帰した。

サイバーセキュリティ対策本部の捜査官であり、上記の青木とは同僚の間柄。

season20で青木が内閣情報調査室へ異動した為、特命係への情報提供者と言う役回りは彼が担う羽目になってしまった。


警察庁編集

警察庁長官官房室長。通称"官房長"。

特命係を作り、右京を島流しにした張本人であり、特命係の最大の味方であると同時に、最大の敵でもあった。

警察庁次長 → 長官官房付。

享の父親で、彼を警察から追い出そうと右京から提案された享の特命係行きを了承した。

その後、彼が起こした傷害事件によって次長から降格し、現在の長官官房付となった。

衣笠副総監からの打診により現在は特命係を敷き統括するという立場に就任し、事実上彼らの上司となった。


法曹関係者編集

浅倉禄郎など、特命係の関わる事件の被告を度々担当していた弁護士。

凶悪犯を担当することが多い弁護士。

その過程で特命係と関り合いになることも少なくない。初見の人からすれば「犯人扱い」される程の胡散臭い顔をしているが、並外れた記憶力の持ち主。

東京地検検事。優秀だが、初対面では大多数の人はまず一発では読めないであろう難読姓(ちなみに「きざはし」と読む)に冷徹でどこか相手を見出しているような傲慢な雰囲気を漂わせた人物。

加西周明事件で初登場し、鶴田翁助を逮捕する成果を上げる。以降も度々登場し、特命係とは探りを入れつつも利用し合う関係に。


政府関係者編集

政界絡みの事件にはほぼ確実に姿を現す衆議院議員。ある事件をきっかけに議員辞職した後、として出家するも、政界復帰を果たす。

元衆議院議員で法務大臣も務めた人物。特命係の良き理解者であったが、後にその特命係に自身の汚職を暴かれ逮捕された。

出所後は住職に戻っている。

冠城を昔から気にかけている法務省事務次官

後ろ盾役だったが、ある一件をきっかけに特命係、特に右京を敵視するようになり、Season16にて彼らを潰そうと暗躍するも失敗に終わる。

国家公安委員長を務める衆議院議員

常に飄々とし、本心がどこにあるかわからない掴みどころのない性格。しばしば「地獄耳」を誇示している。特命係の実力自体は高く買っており、(どこまで本心なのかは定かではないものの)警察をクビになったら、自分の事務所で雇うつもりでいるらしい。

メタ的には、演者が死去したことで再登場の叶わなくなった瀬戸内元法務大臣の後釜と言える存在。


特命係と縁のある女性編集

フリーのジャーナリスト。薫の恋人で、様々な紆余曲折を経て結婚

右京の元妻で、小料理屋「花の里」を営んでいた女将。

暴力団の愛人だったが、右京の薦めで「花の里」を引き継いだ2代目女将。

初のゲストからレギュラーになったキャラ。

享の恋人のCA。姉御肌で気風のいい性格。

享の逮捕後に、息子の結平を出産。現在もCAの仕事をつづけながら、享の兄である秋徳と共に結平を育てている。

  • 社マリア(演 - ピエレット・キャサリン → ギラルド沙羅 → 土方エミリ

社美彌子とロシア人スパイ:ヤロポロクとの間に生まれた娘。

母を通じて度々特命係と絡むことになる。享の息子である結平ともひょんなことから仲良くなり、互いに連絡を取り合う間柄となる。

右京達が新たな行き付けにしている小料理屋「こてまり」の女将。

かつては赤坂の料亭の人気芸者・小手鞠として活動し、政財界にも多くの顧客を持っていたが、峯秋の一言で独立し、現在に至る。

葉林社「週刊フォトス」編集部に所属する記者。

社の「隠し子疑惑」の記事をきっかけに特命係と交流を持つようになる。警察の不祥事を度々記事にしている事から上層部から睨まれる存在となっている。


その他編集

ゲイバーのママ。顧客絡みの事件で特命係によく相談する。

元東京地検検事の死刑囚。

亀山や美和子の大学時代の親友だったが、連続殺人事件を起こし逮捕された。

元テロリストで爆弾のプロ。小野田とは学生時代からの付き合い。

右京が渡英していた際の相棒。

スコットランドヤードの刑事で、優秀な捜査能力を持つされるが…?

「平成の毒婦」の異名を持つ凄腕の女詐欺師。

現在は逮捕され拘置所に収監されているが、それでも面会に訪れた男性達を巧みな話術で翻弄し、自身の手足かの如く自由に動かす等油断のならない人物である。右京や冠城もその話術にまんまと嵌められたことがあるほど。

落語家。本名は倉本雄一(再登場時の表札にて判明)。元アイドルの妻・美奈子(麻薬所持疑惑で芸能界を引退。亀山は彼女の大ファンであった)を脅迫していた男を殺害して特命係に厄介になった。

初期中の初期(Season1第3話)の犯人ながら、その後服役・更生し実に21年後に再登場を果たす(Season22第16話)という快挙を成し遂げた(ゲストキャラの再登場は稀にあるが、ここまで長いスパンなのは彼と美奈子くらいである)。


作品情報編集

Pre Season編集

タイトルは『相棒 警視庁ふたりだけの特命係』(Season1まで同じ)。

土曜ワイド劇場で2000年6月3日、2001年1月27日、11月10日に単発放送。


テレビシリーズ編集

※「スペシャル」は+1時間以上、「枠拡大」は+10 or 15 or 30分を指す。

※放送期間はSeason1が10月~12月、それ以降は10月~翌年の3月。

※元日SP内の「曜日」表記は、便宜上「現行シーズン放送期間中における翌年1月1日の曜日配列」とした。

Season放送年話数元日SPその他備考
1200212(なし)唯一の1クール放送。第7話のみ通常編成より30分遅れで放送。初回と最終回のスペシャルが恒例化
2200321(なし)タイトルが『相棒』に簡略化。放送期間が2クールに拡大。第6話・第16話が通常編成より30分遅れで放送
3200419(なし)ハイビジョン制作を開始(アナログ放送ではサイドカット)。現在使用されているメインテーマが初採用。第6話にて特命係が初の3人体制(+陣川)。第7話は現状唯一の欠番のため現在は全18話相当で再放送
4200521日曜メインテーマが今日まで続く完成形となる。曜日に関係なく元日SPが恒例化
5200620月曜アナログ放送ではサイドカットからレターボックスに変更
6200719火曜第4話・第5話が通常編成より30分遅れで放送
7200819木曜初代相棒が途中で勇退、最終回で2代目相棒の顔見せ。第3話・第14話は通常編成より30分遅れで放送。番組ロゴに通しの数字が入る
8200919金曜2代目相棒が本格的に登場。通常編成より30分遅れで放送する習慣を廃止
9201018土曜初回がスペシャルではなく第1,2話の前後編、2011年元日の放送にて「水曜以外の元日SP放送実績」を達成
10201119日曜2代目相棒が引退。ロゴの数字が英語表記になる
11201219火曜3代目相棒が登場
12201319水曜三浦信輔が辞職。報道ステーションとのステブレレス接続を開始
13201419木曜3代目相棒の引退。番組ロゴの数字がローマ数字に戻る
14201520金曜4代目相棒が登場
15201618日曜最終回にて某伝説の戦士が登場
16201720月曜初回スペシャルに代わり第1,2話の前後編+枠拡大が恒例化。中盤にも「300回スペシャル」として枠拡大。最終回から衣笠藤治役が杉本哲太に交代。特命係が再び3人体制(+青木)になる
17201820火曜初回に大木長十郎役の志水正義を追悼。最終話が平成最後の放送となる
18201920水曜初回が令和最初の放送。番組の見逃し配信を開始。中盤からは冠城亘を据えたコラボCMを放送
19202020金曜初回に風間楓子役の芦名星を追悼。「出雲麗音が異動するきっかけとなった事件」が長期エピソードとして第1,2,19,20話の拡大枠かつ前後編2本で放送
20202120土曜「出雲麗音の事件」の続きを第1(15分拡大),2(10分拡大),3話の3部作で放送。最終回は枠拡大+前後編。4代目相棒が引退
21202221日曜これまでの見逃し配信に続きTVerでのリアルタイム配信も開始、5代目相棒として初代相棒が「復帰」。亀山薫の帰国と特命係の復職を第1,2話(15分拡大)。最終2話(15分拡大)の官房長に関わる事件で亀山と神戸尊が初対面
22202320月曜亀山と青木が初対面、および社美彌子銃撃も絡む事件を第1,2話(15分拡大)。元日SPに某有名声優が声のみ出演、当日発生した大地震によりL字画面扱いで開始するも終盤数分前に地震特番に切り替わる。最終回を含む終盤の4話分が全て2回分の前後編(後者2話は10分拡大)。そして最終回後に元日SPを再放送(後述)
232024放送中水曜亀山が相棒になって通算10シーズンとなり、初回はTELASA限定ドラマも含む過去回のゲストキャラが再登場する

劇場版編集

各作品ごとに歴代相棒が1人ずつ登場しており、さらに神戸は2作目に「主人公格」の相棒として登場後は3作目以降もチョイ役で登場している。

※正式タイトルはポスターなどに記されてはいるが、本編では一貫して『相棒』のみの表記

タイトル公開日
相棒 -劇場版- 絶体絶命! 42.195km 東京ビッグシティマラソン2008年5月1日
相棒 -劇場版II- 警視庁占拠! 特命係の一番長い夜2010年12月23日
相棒 -劇場版III- 巨大密室! 特命係 絶海の孤島へ2014年4月26日
相棒 -劇場版IV- 首都クライシス 人質は50万人! 特命係 最後の決断2017年2月11日

スピンオフ編集

短編ドラマ編集

  • 裏相棒(特命係は登場せず、伊丹達がメインのコメディ。3作目まで展開)
  • 相棒 -劇場版III- 序章(劇場版3作目の直後の時間軸で、season10とseason11の間に起こった事件を紐解く)

以下は動画配信サイト「TELASA」にて独占配信されている。

  • 杉下右京はここにいる
  • 冠城亘はここにいる
  • とりしらべ(伊丹主役のエピソード)
  • sideA/sideB(初の長編にして、1つの事件を2つの全く異なる視点から描いた「配信ならではの仕掛け」がなされた作品)
  • sideX(上記のAとBをまとめさらに後日談も追加した完全版)

映画編集

特命係はほとんど登場せず、サブキャラクターがメインの作品。

  • 相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿

2009年3月28日公開。米沢が主人公。

ノベライズの映像化で、その著者と本作の監督が親子同士だったりする。

2013年3月23日公開。岩月が主人公。


余談編集

災害等発生による中断編集

Season22第10話「サイレント・タトゥ」は先述した地震による報道特番(発生時点では「震度7」とされたが後に「震度3」と訂正)の挿入がなされ「エンディングに突入し放送終了数分前に強制終了」というシリーズ史上前代未聞の事態に見舞われた(なお、本作では初だが過去には「星のカービィ」第92話や連ドラ化した際の「警視庁・捜査一課長」season1第1話でも似た様な事例があった)。

番組公式サイトでは「完全版はTVer、TELASAで見逃し配信実施中」と言及(TVerでの無料見逃し配信は第11話放送日の1月10日まで実施)しているものの、視聴者から仕切り直しでの再放送への要望が上がっていたため、1月6日に相棒公式Xから「(日時未定ながら)再放送を検討する旨」が伝えられ、その後の追加発表でSeason22最終回放送後となる3月27日20:00〜22:14に放送枠が決定した(「サイレント・タトゥ」では、社美彌子や甲斐峯秋といった初回や最終回といった回にしか登場しない重要人物が複数登場しているが、Season22の最終回とは無関係のエピソードだった事もあり、最終回以降での放送になったといえる)。

当日は冒頭で「これから流れる放送は『元日スペシャルの再放送』である旨と被災者に対するお見舞いのメッセージ」がホワイトバックでなされ、本編が開始された。

また、元日放送時とは一部スポンサーが異なっており(一例を挙げると本放送では前半スポンサーの中にHONDA、再放送ではMAZDAがあった。なお、言うまでもないが今回のエピソードではノートの隣に競合他社軽トールワゴンが出ていたとはいえ本来の筆頭スポンサーは日産である)、本編こそノーカットだったものの、第11話の予告は当然割愛された(代わりに「sideA/sideB」や「特捜9」の予告が流れた)。

なお、地上波での再放送に伴い1月10日で一旦終了していた「TVerでの見逃し配信」が27日夜から4月3日まで再び実施されていた。


欠番エピソード・Season3第7話「夢を喰う女」編集

注:ここでいう「欠番」とは「制作サイドが『内容的に問題がある』と判断し、本放送以来『再放送及びソフト化及び動画配信いずれも実施されていない』状況」と定義し、単に放送枠の都合で放送されない場合はこの条件に当てはめない(平日帯の再放送枠で放送時間拡大回が割愛されるなど)ものとする。


2024年時点で唯一「欠番エピソード」として扱われている上記の回は「閲覧者の個人情報(帯出記録)を図書館の司書から聞き出す場面」に対して、図書館方面を筆頭とした関係各所から「地方公務員法第34条(守秘義務)や図書館の自由に関する第3宣言第1項(読者のプライバシーに関わるために図書館は『令状を確認した場合を除き』利用者の読書事実を外部に漏らさない)に違反するのでは」「警察においてもこのようなことは現在ほとんどしていない」と口々に指摘し、テレ朝側も「令状出す場面を省いてしまったのはマズかったな(大意)」と不備を認めている。


ただし「公式な形での『欠番』には至らないものの、それに準ずる措置になる回」は後にも度々見られ、視聴者達から「シャブ山シャブ子回」と通称されるSeason17第4話「バクハン」(地上波での再放送は無いもののソフト化は実施)や「賛否両論になる描写」としても、Season20第11話「二人」での「駅構内売店における非正規雇用の待遇改善を訴えるデモ隊の描写」が物議を醸したがこれについては該当回担当の脚本家本人「あれは撮影現場で勝手に『盛られた』様なもので少なくとも自分はそんなつもりで書いていない」と反論する内容で自身のブログにおいて苦言を呈した


TVerでの扱い編集

TVerでは基本的に最新回の見逃し配信(原則は1週間だが、翌週が放送休止の場合は次回放送日まで延長して配信)に加え、初回の前後編から第3話(Season22の場合)を最終回放送1週間後の期間まで配信している。


大抵は再生画面の設定で「字幕放送相当の内容」も閲覧可能で、これに加えて解説放送版(予め本編映像に解説放送の音声を焼き込んでいる)も同時に配信されている。


TVer内でのリアルタイム配信は、配信中は提供クレジットこそ出さない(当初は見逃し配信では提供ベース自体を割愛していたが、Season22辺りからは提供ベースの割愛もなされなくなった。ただし解説放送版は提供ベースが割愛されている)ものの、CMに関しては「地上波と同様のスポンサー(日産自動車を筆頭にその都度持ち回り)を内包」してCM配信を実施している。その他の部分はテレ朝の番宣CMで穴埋めしつつ、それでも尺が余ればフィラー映像を流している(CM明けでは地上波では関東ローカルでしか観られない「CM明けのテレ朝ロゴCG」も付与されている)。


リアルタイム配信時であっても大規模災害等が発生した場合(2024年元日SPが該当)、地上波同様に津波情報のテロップも画面右下に付与され、適宜ニュース速報が入ればTVerであってもサイマル表示(当然ながらテレ朝の地上波に準拠し速報音と共に「ANNニュース速報」名義で表示)され、さらに地上波で報道特別番組が組まれればTVerであっても容赦なくサイマル挿入される。


関連タグ編集

相棒

ドラマ 刑事ドラマ

6/3は相棒の日

これが日常だったあの頃

神戸君の「か」は可愛いの「か」

女心わからないブラザーズ

相棒100users入り 相棒1000users入り 相棒5000users入り


はみだし刑事情熱系

:本作以前に、水9の年度下半期の定番シリーズとして放送されていた刑事ドラマシリーズ


刑事7人特捜9:本作同様ゴールデンで放送されている刑事ドラマ。


外部リンク編集

相棒(AibouNow) - Twitter

相棒 - Wikipedia

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