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東京・新宿の「代官警察署」刑事課に所属する刑事達の活躍を描いた刑事ドラマ。1990年~1992年にかけ、日本テレビ系列で3作にわたって放送された。

1980年代末期からのバブリーな世相を反映したかのようなファッショナブルかつスタイリッシュな設定や要素、従来の刑事ドラマの基本を押さえつつも軽快な作風(特に第2作以降)が特徴である。


なぜかpixivでは腐向けイラストが多い。さすがpixiv、お恥かしいったらありゃしない。


「刑事貴族」編集

1990年4月~1991年3月まで、全37話が放送された。物語前半では舘ひろし演じる「牧刑事」が物語のメインを担っていたが、舘の降板に伴い後半からは郷ひろみ演じる「風間刑事」が新たに主役として登場。全3作中唯一殉職者が出るなど、第2作以降と比べるとハードな展開が多いのが特徴で、特に牧刑事が主役だった前半にその傾向が強く見られる。


「刑事貴族2」編集

1991年4月~1992年3月まで、全40話が放送された。「宮本課長」(松方弘樹)や「武田刑事」(地井武男)など、一部の面々を除きレギュラーが大幅に入れ替えられ、主役も水谷豊演じる「本城刑事」にバトンタッチした。この第2作、とりわけ「藤村刑事」(寺脇康文)が加入した後半から、より作風の軽快さに磨きがかかるようになった(ここまで読んで「本城刑事と藤村刑事の組み合わせってどこかで聞いたような…」と思った人もいるだろうが、こっちが元祖である)。


「刑事貴族3」編集

1992年4月~12月まで、全26話が放送された。主役である本城刑事を始め、前作のメンバーがほぼ続投するなど、1作目とは異なり大幅なレギュラーの入れ替えは行われなかった。前二作と比べると1クール分放送期間は短いものの、軽快な作風はやはり健在である。


登場人物・俳優編集

宮本謙(演:松方弘樹)

シリーズ全話通して登場。代官署刑事課課長。一癖も二癖もある部下達の行動を黙認しつつも、押さえるべきところはしっかりと押さえる大物。管理職のため、現場に出る機会は数少ない。釣りが趣味。1作目ではハードな言動も見受けられたが、2作目からは本城が加入した影響もあってか、次第に性格も軟化していった。


武田秀彦(演:地井武男)

シリーズ全話通して登場。捜査課のまとめ役とも言えるベテラン刑事で、通称「タケさん」(本城からは「タケ先輩」と呼ばれる)。1作目では自ら現場に出ることも多く、「刑事は靴の底を履き潰してナンボ」を信条に地道な捜査を主としていたが、2作目以降は刑事課内にいることがほとんどとなり、また信条も「捜査はチームワーク」へと変化。若手、とりわけ本城に対しては小言も多くなったが、彼が瀕死の重傷を負った際にはその身を案ずる様子も見られた。


牧俊介(演:舘ひろし)

1作目1話~16話まで登場。作中における代官署刑事課の初代エース。シングルのスーツとサングラスが特徴。気障でクールな性格なとは裏腹に、時として射殺さえも辞さないなど、凶悪犯に対する容赦のなさはかなりのもの(ある意味では彼もあぶない刑事と形容出来なくもない)。宮本課長とは兄弟のような間柄であった。1作目前半のラストにてとある事件を解決後、デートへと向かう途中で遭遇した通り魔に刺され命を落とす。


風間明(演:郷ひろみ)

1作目17話~37話まで登場。牧の後任として、FBIから代官署にやってきた二代目エース。基本的に柔和で礼儀正しい一方、一度決めたことは曲げない頑固な一面も持っている。「犯人の心臓に銃を向けない」ことが昔からの信条であり、それを破った際には刑事の職を辞すると決めていたが、1作目最終回にてその信条を破らざるを得ない状況に追い込まれる。またとある事情から、物語終盤では他の同僚たちとは別行動が多くなった。


泉裕史(演:布施博)

1作目1話~37話まで登場。猪突猛進な体育会系の刑事で、面倒見の良さから後輩である岩田やタクの兄貴分的なポジションとなることも多い。牧に対しては尊敬の念を抱く一方、風間とは当初考え方の違いから対立することも少なくはなかった。物語後半ではある事件をきっかけとして知り合った相沢より子という女性と婚約にまで漕ぎ着けるが、その関係は思わぬ形で終わりを迎えてしまう。


志村由美子(演:黒木瞳)

1作目1話~16話まで登場。男女同権主義者で、女性であることにコンプレックスを持っていた。ストーリーが進むにつれて牧に思いを寄せるようになるが、彼の死によって成就すること無く終わった。


岩田伸夫(演:布川敏和)

1作目1話~37話まで登場。お調子者な面の目立つ新米刑事で、ついつい発した余計な一言によって同僚から睨まれることもしばしばである。付き合いの長い泉と組むことがほとんどであるが、後半からはタクと共に行動することも多くなった。1作目最終回にて風間の身代わりとなる形で覆面車の爆発に巻き込まれ殉職。


青木順子(演:高樹沙耶)

1作目17話~2作目19話、3作目18話~26話まで登場。面倒見のいい性格で、刑事課のお姉さん的存在でもある。プロ意識が高く、ゆえに自らの未熟さに悩むことも。2作目以降は本城と組む場面も多く見られたが、2作目前半ラストにて本庁捜査一課へと転属。その後3作目後半にて、捜査一課に在籍中に失いつつあった「人間らしさ」を取り戻すべく、本庁と代官署の合同捜査を機に再度代官署へと復帰することとなる。ただ、彼女のそっくりさんとは異なり本城との結婚までには至らなかった様である(本城のそっくりさんの方は彼女のそっくりさんと結婚している)。


村木拓(演:宍戸開)

1作目17話~3作目17話まで登場。通称タク。突っ走りがちなところが多く、その結果手痛い失敗を被ることも少なくない。登場当初は刑事になりたてということもあってかやや真面目な部分も見られたが、2作目以降は堅さが抜けて来たのか、ファジーな部分が前面に出て来るようになった。親友絡みの事件ではたびたび苦い思いを味わうことも。3作目前半ラストにて、古巣の浅草南署に請われる形で異動。作中では課長やタケさんに次いで、代官署刑事課に在籍していた期間が長い。


本城慎太郎(演:水谷豊)

俺が代官署の本城慎太郎だ!

2作目1話~3作目26話まで登場。風間の後任として墨田東署より異動してきた三代目エース。軽妙にして型破りな性格で、捜査に対する手法にもその影響が強く見られる。個人主義な部分もあり、時には単独で暴走することも多い。3作目では若手が増えてきたせいもあってかリーダーシップを発揮する場面も多くなった。前出の「あーあ、お恥ずかしいったらありゃしない」を始め、数々の名言(迷言とも)を残している。

余談だが、後に寺脇康文氏と再共演する「相棒」では寺脇氏扮する亀山は藤村を彷彿とさせるキャラクターであるのに対し、水谷氏演じる杉下は本城とは180度異なるキャラクターである(ただし、話術が達者だったり彼もまたバツイチであるなど共通点が全く無い訳でもない)。


原田実(演:田中実)

2作目1話~3作目26話まで登場。通称ミノル。几帳面かつ真面目な性格で、周囲に対して原理原則の順守を求めるなど融通の利かないところも多々見られる。一方で頭に血が上りやすく、一度突っ走りだすと周囲が見えなくなるという一面も持ち合わせている。本城とは当初捜査の手法を巡って衝突することもあったが、次第に彼の手法にも理解を示すようになっていった。


繁尾雅人(演:団優太)

2作目1話~19話まで登場。通称シゲ。代官署の看守から刑事に昇進した新米で、お調子者とも取れる言動とは裏腹に、刑事としての職務にはひたむきな姿勢を貫く。その姿勢を買われてか、2作目前半ラストにて順子と共に本庁捜査一課へと栄転することとなった。同郷であった本城に憧れていた節があり、また本城の方もシゲに目をかけることが多かった。


藤村亮(演:寺脇康文)

2作目20話~3作目26話まで登場。刑事になる以前は本屋や製版所、不動産屋と職を渡り歩いてきた異色の経歴の持ち主で、それゆえに本城とはまた違った意味で型破りな行動が目立つ。また勘と思い付きで動くことも多く、性格が正反対なミノルや順子とはたびたびぶつかり合うことも。たびたび女性絡みの事件に巻き込まれては散々な目に遭うことも多い。


芝夏美(演:鳥越マリ)

2作目20話~3作目17話まで登場。登場したての頃はプライベートに重きを置き、仕事に対しては腰掛け的な姿勢を見せていたが、一方で女性や子供が絡んだ事件に対してはやる気を見せる事もあり、また周囲の影響もあって次第に刑事の仕事に対するプロ意識も芽生えていった。3作目前半ラストにて結婚と仕事のどちらを取るか選択を迫られるが、最終的に刑事を続けることを決意し、海外研修へ参加する形で代官署を去った。


劇中車種編集

フォード・マスタング マッハ1

・プレートNo:品川33 め 74-05?

牧刑事の専用車。ボロボロの黒い車体が特徴。

VANDEN PLAS PRINCESS 1300

ヴァンデンプラ・プリンセス 1300

・プレートNo:品川54 た 89-64

本城刑事の愛車で、覆面パトカーとしても使用される。

カリーナED ST183前期型

・グレード:2.0 Gリミテッド4WS サンルーフ付き

・ボディカラー:ライトカーキグラファイトマイカメタリック

・プレートNo:品川53 り 32-23

ソアラ Z30系

クレスタ X80系

・プレートNo:品川xx x 29-78


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