概要
1950年(昭和25年)3月31日生まれ、愛知県名古屋市出身。本名・舘廣(読みは同じく「たち ひろし」)。
来歴
高校時代はラグビー部に所属。1976年公開の映画『暴力教室』で俳優デビュー。
TVドラマでは『西部警察』『あぶない刑事』『ゴリラ・警視庁捜査第8班』『刑事貴族』『代表取締役刑事』などの刑事ドラマを中心に出演。クールでワイルドなキャラクターが人気を博したが、1994年公開の映画『免許がない!』や2007年放送のTVドラマ『パパとムスメの7日間』などではコメディにも挑戦。
また、2018年公開の映画『終わった人』にて第42回モントリオール世界映画祭で最優秀男優賞、第42回日本アカデミー賞で優秀主演男優賞を受賞。
さらにアニメ化された『ゴルゴ13』では主人公のデューク・東郷をニヒルに演じる。
(2008年にテレビアニメで、2018年には外務省の安全対策マニュアルの『ゴルゴ13』ネット動画に声優として声を演じる。)
歌手としても元々は1975年にロックバンド「クールス」のボーカルとして芸能界デビュー。
1984年にソロ名義で歌唱した「泣かないで」がヒット、第35回紅白歌合戦に出場。
2012年に石原裕次郎の曲をカバーしたアルバムを発売、「嵐を呼ぶ男」で第63回NHK紅白歌合戦出場。
1983年より所属し、一時期は役員も務めた石原プロモーションの解散に伴って、2021年4月より自身の個人事務所「舘プロ」を設立。同社には石原プロ時代の後輩でもある池田努や増本尚も所属している。
エピソード
石原軍団時代にはロケで派手なアクションを披露し、多くのファンを虜にした。
その後阪神淡路大震災や東日本大震災を始め震災で被災した地域で炊き出しやボランティア活動を行い、石原軍団解散後、能登半島地震で被災した被災地入りし、石原軍団時代の経験を生かしスタッフ数名で炊き出しやボランティア活動した。
渡哲也が他界後のお別れ会でメディアの取材に答え、来世があるなら舎弟でありたいとコメントした。
主な出演作
劇場版映画
TVドラマ
- 西部警察(巽総太郎、鳩村英次)
- あぶない刑事(鷹山敏樹)
- ゴリラ・警視庁捜査第8班(伊達健)
- 刑事貴族(牧俊介)
- 代表取締役刑事
- パパとムスメの7日間