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野性の証明

やせいのしょうめい

お父さん、怖いよ。何か来るよ。大勢でお父さんを殺しに来るよ・・・・・・
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概要編集

1978年に角川書店の文芸誌である(初代)「野性時代」にて発表された、森村誠一によるサスペンスアクション小説。


東北の寒村で起きた大量虐殺事件で唯一生き残った少女と、訓練中に現場に遭遇した自衛官を主人公に、東北地方のとある都市を舞台に巨大な陰謀を描いた。


映画編集

森村が本作を執筆したのは、「映画にするための作品を1本書いてもらえないか?」という角川春樹の要請を受けてのものだった。そしてその要請の通りに映画が作られ、1978年10月に東映系の映画館で上映された。

1979年12月14日にはフジテレビ系列局(ただし一部系列局除く)で放送されたが、「部落」という言葉が放送コードに引っ掛かったらしく、無音状態での放送を余儀なくされた(ただし尺自体には手は入れられてはいない)。


なお、自衛隊に対する描写故に、防衛庁の協力を得られなかった。ゆえに一部のシーンはアメリカでの撮影を余儀なくされた。その結果、どこぞの特撮映画出てくるような戦車ばかりだったり、妙に一回り大きい気がするボーイングバートルV-107(1978年当時の陸上自衛隊が採用していた大型輸送ヘリコプター)や、逆に新聞社の取材用ヘリコプター並みにコンパクトなベルUH-1(陸上自衛隊が採用している小型輸送ヘリコプター)が登場するという、ミリタリーファンが見たら思わず突っ込みを入れたくなる映画になってしまっていた。


町田義人による主題歌「戦士の休息」は、後述のテレビドラマ版でも主題歌として使用された。


キャスト編集


スタッフ編集


テレビドラマ編集

東映(東京撮影所)の手によってテレビドラマ化されており、1979年1月から同年4月上旬にかけて、毎日放送ホストTBS系列局に加えて、日本テレビ系列局約4局、フジテレビ系列局約3局にて放送された。


なお、原作や映画版と異なり、自衛隊は一切関与していない内容となっている。


キャスト編集


関連作品編集

人間の証明


関連イラスト編集

野性の証明


関連タグ編集

高倉健 薬師丸ひろ子 夏八木勲 三國連太郎 舘ひろし

森村誠一 角川春樹 KADOKAWA 角川映画

金沢市(映画版の主なロケ地)

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