概要
大阪府大阪市出身。本名は東良 睦宏(とうら むつひろ)。
代表作に『藪の中の黒猫』、『竹山ひとり旅』、『沈黙 SILENCE』、『とべない沈黙』など。
ライター・編集者・AV監督の東良美季は息子
1960年、大島渚演出の『太陽の墓場』で、大島から「関西弁がうまい役者」を探すよう依頼され、紹介しているうちに自身も出演することになり映画デビューする。
1961年に大島が設立した創造社に参加し、『飼育』から『白昼の通り魔』『儀式』に至る大島作品に出演、『戦場のメリークリスマス』にもかつての大島組から唯一出演している。一般的には1961年のTBSドラマ『新選組始末記』の土方歳三役で広く知られるようになる。
1974年から渡辺プロダクション系列の、ぷろだくしょん「道」に在籍する(1989年に渡辺企画へ移籍)
鋭い目と深い隈の特徴的な顔立ち、知性的でありながら残忍さがあふれる個性的な名悪役で知られているが、その演技力は幅広く、多くの映画やテレビドラマに出演した。
1993年3月25日午後7時、多発性動脈瘤のため死去。62歳没。