概要
1923年(大正12年)1月20日、群馬県太田市に生まれる。本名は佐藤政雄(さとう・まさお)。身長178cm。同じく俳優の佐藤浩市は長男、その浩市の長男である寛一郎は孫に当たる。
1951年のデビュー以降、城巳代治監督『異母兄弟』(1957年)にて若くして老人役を演じるため上下の歯を麻酔無しで10本抜くなど、その徹底した役作りはスタッフから真骨頂と評され、これ以外にも数多くのエピソードも残している。
代表作には『釣りバカ日誌』シリーズ(鈴木一之助役)や実写映画版『美味しんぼ』(海原雄山役)など。特に美味しんぼでは山岡士郎役の佐藤浩市と親子共演を果たし、「浩市くんの演技が良かったです」とのコメントを残している(実際は作中の海原親子同様、親子の仲は当時険悪だったとの事。但し、生前の内に和解を果たしていた模様)。
2012年頃から体調を崩し東京都内の療養型病院に入院。同年の9月には老人ホームに入居していると週刊文春が報じていた。2013年(平成25年)4月14日、東京都稲城市内の病院にて急性呼吸不全のため死去。享年91(満90歳没)。