演 - 木村佳乃
「私、日本国国家と結婚させていただきます。」
概要
話術や法の盲点などを利用して、ライバルや自分よりも大物の政治家を蹴落として地位を上げてきたしたたかさと、目的のために人に犯罪を犯させるよう誘導し、自分の手を汚さずに自分が不利となる事件を回避したり、仮に自分が法に触れる行為をしても話術で乗り切ったりと、事件や周囲の人間を利用してのし上がっていくふてぶてしさを併せ持つ。右京曰く「周りで事件が起きるたびに逆手に取り、まるで糧にするかのように大きくなっていく人間」。
右京ら特命係とは表立って敵対してはいない、つかず離れずの関係にあるが、自らの目的に合うならば特命係を助けて彼らの介入しきれない領域にあるような事件の真相を世間に晒すこともあり、かつての小野田公顕に近い立ち位置にある。
自分に不利な事柄は全て巧妙に回避するか隠蔽しているため、表向きは極めて清廉潔白な政治家であり大衆人気は非常に高い。
少女時代は成績こそ良かったものの、地味で内気な性格(所謂根暗)であり、生徒会長選挙でも当選できない日々が続いていた。しかし、ある男子生徒と出会ったことで自身の美貌が武器になることを知って自信を深めると同時に、ライバルを蹴落として政界で生き残る権謀術数を身に着けていくこととなった。ただ、上記の男子生徒とはそれから間もなくして失恋してしまい、その失恋の経験から男性に対して不信感を抱いており、結婚願望は抱いていない。
一時期、内閣官房長官と愛人とも噂される関係にあったが、彼女にとっては所詮自身の地位を上げるための手駒にすぎず、官房長官による殺人の疑惑が発覚するとあっさりと見限っている。
最終的には総理補佐官の任に就き、Season13では入閣や女性初の内閣総理大臣就任も視野に入れるほどの安定した地位にいた。そして、Season14では同志の音越栄徳(演:西村和彦)と共に新会派"New World Order"を立ち上げ、総裁選への意欲を見せるが、その後テロにより音越が殺害されてしまったために新会派は解散、同時に片山は総裁選にも出馬しない意向を表明した上、議員辞職することも明言した。
その後、Season16で再登場、仮出所した瀬戸内に出家したいということを申し出た。
しかしこれはNew World Order解散に対する禊のためのパフォーマンスであり(週刊誌の下衆の勘繰りだけでなく、本人も開き直ってそう認めている)、次の選挙での政界復帰を目論んでいることを明かした。Season18では政界復帰の足掛かりの1つとして、軍事産業関連の国際フォーラムを開催、これに反発した過激な若者たちの集団から命を狙われるが、特命係の活躍により辛くも難を逃れている。
視聴者からは「あの片山雛子が引導を渡されてもいないのに自分から表舞台を去るとかあり得ない」「絶対に何かを企んでいる」と予想されていたが、それが的中したと言えるだろう。