演:仲間由紀恵
略歴
初めは警察庁に入庁し(この時点で警部補に任じられた模様)、後に警視庁組織犯罪対策部組織犯罪対策第二課に出向、それから警察庁長官官房国際課を経て、内閣府へも出向し、内閣官房内閣情報調査室総務部門主幹として、情報活動に携わっていた。
その一方で、ロシアの諜報員のヤロポロク・アレンスキーと恋愛関係を持ち、彼との間に一人娘のマリアを儲けていることが判明している。
そして、そのアレンスキーが上司の失脚に巻き込まれてロシア本国からの粛清の危機に陥った事でアメリカへと亡命し、これがきっかけで起きた内通者連続抹殺事件の黒幕として、上司の内閣情報調査室長が逮捕されたことに伴い、警視庁総務部広報課課長に異動した(階級は警視正と思われる)。
広報課課長異動後に警視庁にやってきた冠城亘は一時的に彼女のいる広報課に所属しており、そのこともあってか彼には特命係異動後もそれなりに目をかけている節がある。
警視庁内では、広報課課長を務める美貌の才女として密かに人気を集めているが、その一方で内村完爾刑事部部長の様に彼女の事を快く思わない者もいる。
普段の性格は至って冷静沈着そのもの。だが、ヤロポロクの関わる話になると場合によっては直感に任せた行動に走ることがあり、これは本人も自覚していなかったようである(自分について、本人曰く『もう少し冷静な人間だと思っていた』とのこと)。
娘・マリアについては表向きは立場上「ストーカーだったヤロポロクに乱暴されて生まれた子。子供に罪はないので育てている」と語っているが、劇中の描写を見る限りではきちんと娘として愛情を持って育てているようであり、ヤロポロクのことも深く愛していた模様。
その後、「相棒 300回スペシャル」にて自分を密かに探っていた警察官の白骨死体が発見された事を切っ掛けに、ヤロポロクが密かに日本に来ていたことを突き止めるが、当人はロシアとアメリカが共謀して送り込んだ傭兵上がりの暗殺者によって殺害されていた事が発覚。(おまけにその男が例の警察官殺害の犯人であり、その動機がよりにもによって「暗殺したヤロポロクの自室で社の写真を見つけて一目惚れてしまったから」という呆れた内容) 愛する人を殺されたショックから一人資料室に篭って号泣、しかし、その後は何事も無かったように普通に振舞っていた。
シーズン21の最終回にて神戸尊および亀山薫と会ったため、右京以外で歴代相棒全員と面識のある数少ない1人となった。