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神戸尊

かんべたける

相棒(刑事ドラマ)の登場人物。字幕放送ではレギュラー出演時は水色表記だが、準レギュラー扱いになってからは白色表記となっている。
目次 [非表示]

『?なんですか今更。僕は半年前から特命係の一員ですけど…』season8 第19話より


テレビドラマ相棒』の主人公の一人。

演:及川光博


お言葉ですが杉下警部、ここは僕の概要ですよ?編集

『相棒』シリーズにおける、二人目の相棒

特命係の杉下右京警部の元部下。現在の階級は警視。


上層部からの「特命」により特命係、及び右京が警察にとって必要な人か否かを判断するため、表向き「2階級降格の左遷」という形で、特命係に半年間限定の「潜入」を開始。配属初日、捜査で東京郊外の集落に出かけた右京を追う形で対面し事件解決に関わった。


性格は、クールかつキザな自信家で、ノンキャリアから出世街道を歩む経歴から、エリート然とした雰囲気を醸し出す秀才タイプ。

プライドが高く「自分は他人より頭が良い」と思っている人間に対して嫌悪感を露わにする事がある。

当初は右京に捜査から置いて行かれたり、嫌味を言われたり、揚げ足を取られたりなどされては苛立ちを零していたが、事件によっては互いに歩み寄って信頼を見せ、スパイとしての立場を捨てて以降は右京にも認められ、信頼関係を築き上げた。


普段は炭酸入りミネラルウォーター(ゲロルシュタイナーに似ているが、表示はスパークリングウォーター)を常飲している。実は、ナポリタンが好き。

大河内監査官とは警察庁時代からの旧知の仲で一緒に飲みに行ったり食事をしたり、剣道鍛錬でワインを賭ける勝負をしている事もある。

愛車は黒の日産GT-R。エンジンを吹かして荒いハンドル捌きをし、右京からも度々その事を指摘されている(Season7最終話、Season8第2話。実際、ある証拠品を持ち主の元へ返却に行った際も右京から「貴重な品物だからこそ、君の運転にはご遠慮申し上げたのですよ」と苦言を呈された)。

パソコン携帯電話は、アップル派。

遅刻が多く、健康診断で再検査をすすめられるほどの貧血体質。

右京に絶賛されるほど、絵が上手い。が、オタクではない。

過去を振り返るのは苦手らしい(Season8第10話)。

イケメン設定のようで、右京から命ぜられて女性相手の陽動や情報収集に赴く事もある。


記憶力が高い上に洞察力もあり、総じて頭の回転は速いが、警備部出身なので死体や血は苦手。写真ですら距離を取って目を逸らしており、白骨の状態でも直視出来ない。

徹底して自身の正義を貫く右京とは異なり、基本原則や体制に従いながらも、状況によって主張を変えて物事を割り切るドライな部分も持ち合わせている。しかし、時には相手の事を考えた上で自ら行動を起こしたり、嘘の失敗談で過去の出来事を悔やむ伊丹を慰めたりするなど、他者のために機転の利いた行動を取ったり、犯人に対して感情的になるなどの人間味を見せることもある。また、未成年や年配者など弱者の身にある者や、プライベートで親しくなった相手に関しては強い情味を抱く傾向にあり、対人関係に関しては良くも悪くも青い。

また、ある事件で麻薬捜査官が捜査の為に協力者に自分を殺害させたという事実が明らかになった際は、その麻薬捜査官を殺した人物を真っ当な法で裁くという手段を選ぼうとする右京に対し、彼自身は麻薬捜査官の最期の気持ちを汲み取った上で真実を覆い隠すという手段に打って出るなど人の意思を尊重する面もあるという人情味に溢れた人物である。


初対面時に捜査一課の伊丹憲一芹沢慶二に名刺の名前を読み間違えられたことから、捜査一課に陰で「ソン」と呼ばれている(本人は快く思っていない様子)。


その後の活躍編集

S8最終話で、神戸の庁内Sの目的が、自身も携わっていた警察庁付属機関(FRSセンター)のメンバーとして杉下右京と神戸尊の連携が最適か否かを図るためのものだということが発覚する。任務終了後は警察庁への帰参命令が出るが、計画にまつわる不祥事や事件を目の当たりにしたことから降格扱いのまま特命係に残ることを選んだ。


Season10第1話にて、警視庁警備部時代に友人が殺害された事件の裁判において被告に不利になるような偽証を行っていたことが判明しており、その被告が出所後に自身への恨み言を綴った遺書を残して自殺したことがきっかけで再捜査に乗り出した末に実は冤罪であることが発覚し、以降は贖罪の念を抱いており、同シリーズにおいて同じ過ちを犯した者への同情などを垣間見せている。


Season10最終話における事件にて、日本で人間のクローニングが行われていたという驚愕の事実を知る。変わらず真実を全て明らかにしようとする右京に対して、全てが明らかになれば生まれてくるクローンは存在自体が許されない命となってしまうという危惧を抱き、クローンをその身に宿している母親を拉致して「真実を明らかにするなら自分が子供を殺す」と脅迫することで、歴代相棒で唯一、右京の絶対的な正義を貫く信念を曲げさせた。


自身の信念を貫いた結果とはいえ右京の信念を踏み躙った自責の念から特命係を去ろうとしたが、右京には引き止められる。

しかし「あの杉下右京の意志を曲げさせた」という実績を買った長谷川元副総監の根回しによって、警察庁長官官房付に異動命令が出る。

神戸自身は異動命令を拒否しようとするも、S8の一件において下された警察庁への帰還命令を無視した前歴を挙げられ、次に命令を拒絶すれば解雇すると脅され、その異動命令を受けることとなる。


ただ、Season11でも、直接登場はせずともちょくちょく他の人物の口から彼の名前は出てきており、Season11最終話では国外へ逃亡を図ろうとするスパイを捕えるために右京に大きく協力した。


お久しぶりです


ちなみに、彼は右京の元を去った相棒の中で、唯一警察官の職を辞していない人物である

よってその後のシリーズでも半ば準レギュラー扱いで登場し、何かと活躍している。このこともあって右京との関係はしっかりと生きているようで、お互いに手が欲しい時は先の件などを含め、しばしば連絡を取り合って協力を要請している。


また、劇場版IIIにも登場しており、この際、後釜である甲斐享とも対面を果たしている。

同じく劇場版IVにも登場、その前日譚でもある2月に二週放送のSeason15の前後編スペシャルにて、ドラマシリーズへおよそ5年ぶりに直接出演を果たした。この際、とある事件をきっかけに冠城亘とも知り合いになっていたことが判明した。

このため、右京の相棒であった人物の中では唯一、先代の相棒である亀山薫(彼とは後述のSeason21の最終回で対面する)を除くほぼすべての右京の相棒と面識を持っていた(亀山より前に在籍していたとされる人物たちおよび一時的に配属されていた青木年男は除く)。

Season17の正月スペシャルにも登場し、更にSeason21の最終回スペシャルにて、その直前回に当たる話に登場する米沢守に次いで再登場(亀山とは初対面)する事が明らかになったため、これにより「すべての歴代相棒と面識を持つ」事になった。これが2024年現在において直近の登場となっている。


右京との関係は初期は特に冷ややかであり、神戸も右京の横紙破りな捜査に幾度となく口を挟んで苦言を呈している。しかし上司ということもあり、仕方なく付き合うことも多かった。信頼関係を築いた後も、他の相棒と比較すると右京が時折行う強引な捜査手法にしばしば口を挟んでいた。


余談編集

歴代の「特命係に関わった人物」の中で、唯一「家族あるいは親族、若しくはそれらに近しい人物が登場していない」人物(右京→元妻の宮部たまき、姪の花亀山→妻の美和子、父の勇、母の正枝、嫁入りした姉の磯村茜甲斐→父の峯秋、兄の秋徳、事実婚状態の妻である笛吹悦子と彼女の息子の結平冠城→姉の由梨。また「一時的に特命係に在籍した人物」でも陣川→妹の美奈子が作中に本人が登場青木→父の綱一郎が写真ながら登場など、何らかの形で示唆されている)でもあり、その意味ではある意味右京以上に謎が包まれている。


彼が作中で乗り回していた車のナンバー、37-10あるキャラクターを連想させるというファンもいた。

神戸が相棒に登場した段階で相手が故人であったため直接の接点はないが、どちらも同じ人物とつながりを持っている。


彼の次の次の右京の相棒である冠城亘役の反町隆史はハウス食品の「ジャワカレー」のCMに出演しているが、当の及川もエスビー食品の「本挽きカレー」のCMに出演した事があり、作中でカレーの話題が出ると視聴者たちの間で冠城共々引き合いに出される事がある。


前述の通り、好物はナポリタンなのだが、これはあるとき右京役の水谷豊アドリブで「では何か食べに行きましょうか」と言ったところ、これにミッチーがアドリブで「ナポリタンで」と返し、それを水谷が気に入り公式の設定に取り入れられたという経緯がある。

では何故ナポリタンなのかと言うと、ミッチーの好物もナポリタンであり、それを役に反映させたため。


卒業時は相棒シリーズにおいて最早「風物詩」といえる「不仲説」が出たが、その記事が出た後に公の場で一蹴して見せた。また、劇場版IIIで及川がトークで水谷が大笑いした際は固い握手をしてみせた。


関連タグ編集

相棒 特命係 杉下右京 大河内春樹

ナポリ誕 ナポリソン 神戸君の「か」は可愛いの「か」


亀山薫神戸尊甲斐享

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