遠藤達哉
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えんどうたつや
日本の漫画家の一人。代表作は、『SPY×FAMILY』。
遠藤達哉とは、日本の漫画家の一人である。
2000年、『西部遊戯』で第5回ストーリーキング漫画部門準キングを受賞した。
「ジャンプSQ」2007年12月号より2008年8月号まで『TISTA』を連載した。
「ジャンプSQ」にて『月華美刃』2010年6月号より2012年2月号まで連載。
2019年、「少年ジャンプ+」にて『SPY×FAMILY』の連載を開始した。
出世作となった『SPY×FAMILY』は明るい雰囲気のアップテンポな作品であるが、遠藤氏の元来の作風は重々しくシリアスなものである。20年前に短編でデビューして以来、長らく漫画家の作画アシスタントをしてきたこともあって、極めて高い画力と確かなデザインセンスを持った作家だが、連載を獲得し漫画家として独立しても作品そのものが長続きせず、再びアシスタントに戻ってしまう日々であった。
クスリと笑える軽快な台詞回しや破壊力のあるギャグはデビュー当時からの持ち味であるが、遠藤氏本人はハード路線の骨太なストーリー作品を志向しており、ギャグを主軸にした作品は手がけてこなかった。
『SPY×FAMILY』も当初の構想ではシリアスな作品となる予定であったが、担当編集者の提案によってギャグ漫画路線に変更したという経緯があり、結果としてこの路線は大当たりであった。この点は若干当人も複雑に思っているようで、SPY×FAMILYのファンブックでも「キャラクターに思い入れがない(要約)」と堂々と言ってしまっている。敢えて突き放した言い方をしてしまうと、クリエイターが描きたいものと読者が読みたいものは往々にして別なのである。いずれにせよ、SPY×FAMILYは遠藤氏の長年に渡る経験とある種の妥協が化学反応を起こした作品と言える。
- 『TISTA』(「ジャンプSQ」全2巻)
- 『月華美刃』(「ジャンプSQ」全5巻)
- 『SPY×FAMILY』(「少年ジャンプ+」既刊13巻)
- 日向坂46や乃木坂46、櫻坂46といった坂道シリーズのファンであり、『SPY×FAMILY』の中に様々な小ネタを仕込んでいたり、公式Twitterにイラストを投稿したりしている。
- 佐々木久美をモデルにした「日向の貴婦人」
- 金村美玖をモデルにしたカフェ店員「モニカ」(遠藤氏本人がコラムにて、「金村さんを見ながら描いてたら途中で違う子も混ざってしまい迷走しました。」とコメントしている。)
- 加藤史帆の「殺人投球」をモデルにしたアーニャの「星を掴む光の矢(スターキャッチアロー)」
- 松田好花が加入初期にやっていたポーズ
- 丹生明里の「チキン&ベアー」Tシャツ
- 齊藤京子が「日向坂で会いましょう」にて暴露された、東村芽依への「すぅきぃ」発言
- 秋元真夏の必殺技「ズッキュン」
- 賀喜遥香、大園桃子、菅原咲月、谷口愛季をモデルにしたモブキャラ。
- 弓木奈於をモデルにしたキャラクター「プリシラ」
- 松田好花と渡邉美穂で構成される非公式ユニットの「わくわくピーナッツ」が元ネタの可能性が高い、アーニャの好物がピーナッツという設定
- Twitterの投稿イラストから推測すると、推しメンは佐々木久美、高山一実、大園桃子、渡邉理佐、松田里奈、菅井友香、秋元真夏。実際、高山や大園のMV衣装を着たアーニャのイラストが投稿されている。
- ヤングジャンプの企画「お絵かき坂道」にも参加し、高山のイラストを描いていた。(高山が卒業を発表した2021年7月22日の投稿では号泣するアーニャのイラストが投稿されていた。)ついには、『SPY×FAMILY』公式ファンブックにて推しメンである高山と念願の対談を果たした。
- 2022年3月30日・31日に東京ドームで開催された「ひな誕祭」、同年5月14日、15日に日産スタジアムで開催された「乃木坂46 10th Year Birthday Live」、2022年7月21日、23日、8月19日、20日の「W KEYAKI FES2022」、8月29日の「真夏の全国ツアー2022 FINAL in 神宮」、2022年11月9日の「櫻坂46全国ツアー2022FINAL! IN TOKYO DOME DAYS2 菅井友香卒業コンサート」にも参戦し、佐々木からレスをもらったり15日にサプライズで出演した高山をはじめとするOGメンバーに大喜びしたりしていた。(5月21日と22日に開催された「渡邉理佐卒業コンサート」、6月28日に開催された「渡邉美穂卒業セレモニー」に関しては、仕事の都合上もしくはチケット落選の結果参戦できずに配信で視聴していたことがイラストから推測される。)
- 乃木坂46の公式YouTubeチャンネル『乃木坂配信中』にて「SPY×FAMILYで奇跡の一枚を撮影せよ!」というコスプレ企画が公開された際に、自身のTwitterにて動画内の一場面を再現したイラストを投稿した。
- 秋元とは、秋元がレギュラーを務めるラジオ番組「卒業アルバムに1人はいそうな人を探すラジオ」にゲスト出演した経験があり、秋元がグループからの卒業を発表した2023年1月7日には、秋元のサイリウムカラーである赤とピンクの髪飾りをしたアーニャが号泣する姿が投稿された。
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すべて見る『TISTA』ガチ勢、『SPY×FAMILY』大ヒットに際し、「ジャンプSQ.」連載往時を振り返る
『SPY×FAMILY』が大成功をおさめた今、遠藤達哉先生の連載デビュー作『TISTA』が月刊誌「ジャンプSQ.」に掲載されていた当時を思い出し、綴りました。 長々とうっとおしいエッセイですが、ご一読いただけると大変嬉しいです。 【目次】 0.「『TISTA』の作者、新作描いてるんだ……」 1.こんな方におすすめ 2.『TISTA』はこんな作品 3.私は『TISTA』のここが好き 4.『TISTA』ガチ勢の動向 5.『SPY×FAMILY』大ヒットの今、思うことは 【参考文献】 遠藤達哉(2008)『TISTA』1巻・2巻 集英社 芥川龍之介(2000)『増補新版 ザ・龍之介』 第三書館6,280文字pixiv小説作品