概要
「ドラマ」という語はもともと「筋書きのある演劇」のことを表す。ギリシャ語の「ドラーマ(行うこと)」が語源。
したがって、ドラマと言えば、古くは劇場の舞台で演じられる芝居のことを指していた。
やがてラジオが発明されると、声だけのラジオドラマが放送されるようになる。
現代ではテレビがほぼ全ての家庭に普及しているためもあって、ドラマと言えばテレビや動画配信で放映される演劇を指すことがほとんどである。
ドラマと特撮との違い
特撮もドラマの一種であるため、役者が顔出しで出演していることに変わりはない(特撮の別名は「特撮ドラマ」。子供向けの書籍で「テレビまんが」と呼ばれていることも)。
ただし以下の違いがある。
- スポンサーが違う。特撮は玩具メーカーなどの商品を売る目的のスポンサーが多いが、普通のドラマは生活用品や食品メーカーなどの一般的なスポンサーが多い(ただし携帯電話など、スポンサーの商品が劇中に出ることはある)。
- 普通のドラマは主に視聴率を重視しているが、特撮は関連商品の売り上げも重視している(ただしドラマも番組によってはソフト関連の売り上げに頼るものもある)。牙狼のような視聴率を重視していない大人向けもあるが。
- 特撮は社会風刺をそのまま描かず、メタファーという間接的な表現で盛り込む(そのメタファーが視聴者から「不謹慎だ」と言われて封印作品になった特撮もある)。ただし普通のドラマでも作品によってはメタファー的なものを取り入れることはある。