概要
前作『最強銀河究極ゼロバトルスピリッツ』放送終了直後の2014年9月26日に制作が発表され、2015年1月11日に開催されたバトスピ界放祭にてタイトルが発表された。
キャラクターデザインを『SKETDANCE』で知られる漫画家の篠原健太が担当する。
放送局は歴代シリーズ(『最強銀河究極ゼロバトルスピリッツ』まで)を放送した名古屋テレビおよびテレビ朝日系列(一部系列局除く)から、テレビ東京系列全6局およびBSジャパンへ変更となる(放送時間も日曜午前7時から水曜午後6時30分へ移動)。アニメ制作もサンライズからのれん分けされたバンダイナムコピクチャーズ(BNP)に変更され、結果的に同社制作による新作第1号となった(BNP設立が決定する前は引き続きサンライズが制作する予定だった)。
今作品のタイトルは、キーカードである戦国龍皇バーニング・ソウルドラゴンとのダブルミーニングと推測される。
戦国時代の群雄割拠をモチーフとして取り入れており、バトスピの実力が現実世界で振るえる権力に繋がる独特な世界観を持っている。
また、少年激覇ダン以来恒例だったバトルフォームは廃止されており(その代わり主要キャラの基本衣装がバトルフォームのような突飛な物になっている)、アニメシリーズで一貫して表現されていた現実世界とは異なる空間「バトルフィールド」の設定も用いられていない。
登場人物
いずれも戦国武将を意識した名前で、和服の要素を取り入れた服装を着込む。
(幸村陣営)
炎組
宝緑院組
群青組
(大六天魔王陣営)
IBSA
北陸エリア
東海エリア
- ナレーション CV:立木文彦
漫画版
最強ジャンプ2015年5月号より連載。
戦国時代のような世界でバトルを繰り広げる物語であり、キャラクターの容姿や性格が大幅に異なる他、独自のストーリーが描かれている。
単行本は付録カード「天魔王ゴッド・ゼクス -ソウルドラゴンノ型-」の強力さもあって売れた様子。
余談
- 近未来を舞台とし「バトルスピリッツ」が何ら特殊な力を持たずスポーツのように大流行しているあたりはバトルスピリッツ覇王に通じるものがあるが、主要人物は未成年にもかかわらず大人(近親者)や学校の存在はほぼ不明、明らかに犯罪行為に走る人物がいても警察組織は一切介入しない等ファンタジー路線のようなところもあり、作中クライマックスで日本のトップバトラー以上の実力を誇る「世界」の存在が語られるが語られるだけでその詳細は終ぞ不明であった。
- 全体的に、メ~テレ放映時代の華やかさが徹底的なまでに排除されており、単に全国大会で淡々とカードバトルをするだけの地味な内容に変更された。これは次回作バトルスピリッツダブルドライブにて従来路線に戻されている。
- 登場キャラクターたちはいわゆる「縄張り争いをしているチーマー」そのものであるため、子供向け番組としては不適切なモチーフであるとの声もある。その為か、今回の敵役である大六天魔王は、「海外からの侵略が来ようとしている状況にありながら、自分達の実力を過信・増長しているバトラー達がバトスピを勢力争いの道具にしている現状を憂いて、それの改革の為に天下統一を目指す」という目的で行動している為、冷静に見ると、実は敵役の方に正当性があるのではないかという部分もある。
- 大六天魔王や兼続、謙信等がそれぞれの「理想」を持って争いの絶えない現状を変えようとしていたのに対し、肝心の主人公である幸村は最終的に「バトスピの未来を守る」と言う大義名分を得ている反面、彼個人のバトスピに関する理想は「特に無い」に等しい上に、「最強の証にしか興味がない」という短絡的過ぎる考え方をしかしていない。また、大六天魔王によって海外からの侵略者である「黒船」が来訪する事を示唆された結果、ラスボスを担うはずの大六天魔王は「中ボス」の印象が強くなっており、結果的にストーリーが中途半端に終わった感となっている。この為、「黒船」の勢力と対決が描かれる続編が出る事を望むファンも少なくない。
関連動画
関連タグ
銀魂:同じく水曜夕方放送のアニメ。2015年11月には両番組のキャラが互いの番組を宣伝する専用ジャンクションが放送された。
バシン:バトスピアニメの第一作少年突破バシンの主人公。2016年の新春特番でゲスト出演。
バトルスピリッツダブルドライブ:烈火魂の次に放送されるバトルスピリッツシリーズの新作アニメ。
メタルファイトベイブレード:監督とシリーズ構成が同じであり、登場人物などの設定にも共通点が多くみられる。