CV:諏訪部順一
概要
「魔界の使者」を自称し、バトスピの天下布武を目論む謎の人物。
鬼面を被り外套を着用するいかにもラスボスといった風貌であり(なんとなく赤くて三倍な人に似てなくもないかも?)、その素顔は不明。
巨大ビルの屋上を拠点とし、専用バトルマシン『天輪王』を所有している。
「強さこそ全て」と主張し、敵対する相手は容赦無く否定した上で叩き潰す冷徹さの持ち主。
早雲との戦いでは、彼女だけでなくこれまでの彼女と戦って来た友も含めて「弱者同士の浅瀬でのじゃれ合い」と否定し、続く対戦相手の炎利家も「自らを虎と履き違えた野良猫」呼ばわりしている。
ただし、発言の多くは辛辣でありながらも割と的を射ている部分がある為に、全面的に間違っているとまでは言えず、広い視野で物事を見ようとしている大六天魔王からしてみれば、狭い世界で自分達を「最強」と自負しバトスピを勢力争いの道具に利用している彼等は、思い上がった連中としか思えないのかもしれない。
一方、約束事には素直に従う潔さも持ち合わせており、バトスピにおいても正面からイカサマをする事は無く正々堂々と戦う姿勢を持つ。また、自身の配下である紫鬼神蘭丸や真白藤吉郎に対しても、失敗をしたとしても厳しく咎めようとまではしない等、割と寛容である。
活躍
物語当初は配下である紫鬼神蘭丸や真白藤吉郎を使い、彼らに宝緑院兼続を傀儡にする形でムサシを支配させようとしていたが、2人の敗北を受けて幸村達の前に現れる。
そして、圧倒的な実力を持って幸村を破り、「じきにもっと面白いことが起こる」といい残してムサシからは手を引いた。
その後、IBSA主催の全国大会「バトスピ戦国チャンピオンシップ」に出場。その決勝大会の開会式の場に現れ、天魔市に対して「自分が優勝したらIBSAの全権を渡せ」と要求する。兼ねてから暗躍を察知していた彼女は、IBSAの推薦チームや各地のバトラー達が彼を破ることを期待し敢えてこの要求を呑んだ。
決勝大会第二試合では白伊紫勝家と対戦。一時は勝家の優勢に思われたが、ゴッド・ゼクスの召喚により形勢を逆転し、勝利を収める。
準々決勝では群青早雲と対戦。ゴッド・ゼクスを倒されるも「天魔王ゴッド・ゼクス-破ノ型-」によってまたしても状況を逆転させる。そして早雲のバトルを全否定するような痛烈な言葉を浴びせ、彼女のプライドを圧し折った上で勝利を収めた。
準決勝では炎利家と対戦。利家のマジックでスピリットを焼き払われても尚、蘭丸のキースピリットでもある「妖術師ヤクモ」を召喚してスピリットを復活させる。しかしそれもまた利家のマジックで焼き払われ、さらにゴッド・ゼクスも「戦国六武将レオンランサー」の【ソウルドライブ】で破壊されるが、「絶甲氷盾」で攻勢を封じ、ゴッド・ゼクス-破ノ型-を召喚し状況を逆転させる。
使用デッキ
6色全てを混ぜた多重混色デッキを使用(その中でも白、紫、赤がメイン)。
複数の色のシンボルが場にあることを条件とする【六天連鎖】を持つスピリット「天魔王ゴッド・ゼクス」をキースピリットとしている。
TCGでは彼のデッキをモチーフとした「メガデッキ【魔王襲来】」が発売されている。
スピリット
- ソードール
「ブレイヴ」から使われている、白としても扱う紫のスピリット。
- さまよう甲冑
ソードール同様白として扱う効果と、召喚時のドロー効果を持つ紫のスピリット。
- イチバンスピアー
赤としても扱う白のスピリット。赤・白・青の【超装甲】のほか、キースピリットである「天魔王ゴッド・ゼクス」の召喚を補助する効果も持つ。
- 鉄砲機兵タネガシマ
藤吉郎も使っていた白のスピリット。早雲のデッキ破壊への対策として投入されたと思われる。
- 妖術師ヤクモ
蘭丸のキースピリットでもある紫のスピリット。利家とのバトルで使用し、「ソードール」や「さまよう甲冑」などを蘇生させた。
- ダーク・マッハジー
【神速】を持つ緑のスピリット。利家とのバトルでゴッド・ゼクス-破ノ型-の【六天連鎖】の発動のためのシンボルを確保した。
- 犀ボーグ
イチバンスピアー同様赤としても扱う白のスピリット。決勝戦で初使用。自分のシンボルの色一色につき、BPが2000上昇する効果を持つ。
- ギュウキ
白としても扱う黄のスピリット。幸村とのバトルでゴッド・ゼクス-終ノ型-の【六天連鎖】の発動のためのシンボルを確保した。ちなみに、マジックとしても使用できる効果を持つ。
- 龍の覇王ジーク・ヤマト・フリード
「覇王」から登場した、赤のバースト効果持ちスピリット。強力な破壊効果と指定アタック効果を持つサブエース。
- 天魔王ゴッド・ゼクス
全ての色を持つキースピリット(シンボルは白)。【六天連鎖】を持ち、自分の場にシンボルが3色以上ある限り、相手スピリットの一切の回復を封じる。
モチーフは、「第六天魔王」と恐れられた、「織田信長」と思われる。
- 天魔王ゴッド・ゼクス-破ノ型-
ゴッド・ゼクスの別形態。その名の通り、破壊に特化した【六天連鎖】を持つ。アニメで始めて使用されたXXレア(ダブルエックスレア)のカードでもある。これとは別に-零の型-も存在する。
ちなみに、天守閣をイメージしてデザインされている。
- 天魔王ゴッド・ゼクス-終ノ型-
破ノ型と同様に、ゴッド・ゼクスの別形態にしてxxレア。自分の場にシンボルが6色ある間、アタックしている自分のスピリットのシンボルを全属性一つずつにするという、恐ろしい【六天連鎖】を持つ。
見た目だけで言うと破ノ型より逆に弱そうに見えるが、これは、本能寺の変の白装束の姿をイメージしてデザインされている。デザイナー曰く「フリーザのようなもの」らしい。
また、収録されるのは次回番組と連動したブースターパックからなので注意されたし!(この点はバシンやダンの展開と酷似する)。ちなみに、このパックに-伍ノ型-という別形態も収録される。
マジック
- 絶甲氷盾
「覇王」から広く使われている防御マジック。劇中のバトルでは、必ずと言っていいほど、良いところで使用される。3枚投入されていた。
- 天魔王降臨
「天魔王ゴッド・ゼクス-破ノ型-」の召喚に使用されたマジック。トラッシュに「天魔王ゴッド・ゼクス」があればノーコスト召喚される。
- 光翼之太刀
自分のスピリットかアルティメットを+BP3000し、更にBPを上昇させたスピリットかアルティメットを疲労ブロッカーとして扱えるようにするマジック。「天魔王ゴッド・ゼクス-終ノ型-」のBPを上げて、「戦国龍皇バーニング・ソウルドラゴン」を返り討ちした。
ネクサス
- 魔王蟲の根城
「ソードアイズ」から使用されているネクサス。【六天連鎖】発動のためのシンボル確保用に投入されている。
- オワリノセカイ
自分のアタックステップ時、カード名に「ゴッド・ゼクス」と入っているスピリットを最高Lvとして扱うネクサス。Lv2の時は、カード名に「ゴッド・ゼクス」と入っているスピリットでアタックする際、相手は最もBPの高いスピリットでしかブロック出来ない効果が追加される。
余談
- また、諏訪部氏は大六天魔王が劇中登場人物の大半から悪印象を持たれ、観客達からも散々なじられていることに心苦しさを抱いているようで、ツイッターや公式ラジオ内でも度々「泣いた赤鬼のようだ」「ちょっと口が悪いだけでバトルは正々堂々やってるのに」と苦言を呈している(参考ツイート)。もっとも、彼への評価は部下達が散々ムサシで横暴を働いていた結果でもあったため仕方ないともいえる(諏訪部氏も部下の横暴が一因と言及している)。
- 故意か偶然かは不明だが、諏訪部氏は過去作バトルスピリッツ覇王にて、棚志テガマルが語った棚志家の過去の中に登場した織田信長を演じていたことがあったりする。
大六天魔王の正体(※ネタバレ注意)
利家戦の真っ最中にマシンが接触した事で仮面の一部が割れて、天魔信長と同一人物であったことが判明。
利家にライフ残り一個まで追い込まれ、「野良猫ごときが我が逆鱗に触れた事、万死に値する!!」と逆上し、利家を叩きのめして勝利を収めた。
そして決勝戦の結果、自分が認めるバトラーがいなければIBSAも叩き潰す事を宣言しつつ、幸村たちのバトルを「弱者たちのじゃれ合い」と全否定して去って行った。
その様子は幸村の知る「ノブ兄」とは随分違うようだが・・・?
「うん、知ってた!」と突っ込んではいけない。
ちなみに仮面が割れて以降は素顔で登場しており、決勝戦においても「大六天魔王」の姿ではなく「天魔信長」の姿で入場した。
そして決勝戦で遂に幸村と対戦。バトル開始早々ゴッド・ゼクスを召喚し【六天連鎖】の条件を整えようとするも、幸村の「剣豪龍サムライ・ドラゴン・天」の【無限刃】で六天連鎖の発動を封じられ、さらに次の自分のアタックステップ時にゴッド・ゼクスでアタックした際、マジックで大幅にBPを上昇されたサムライ・ドラゴン・天にブロックされゴッド・ゼクスを倒された。その後新たなネクサス「オワリノセカイ」を配置しつつ、ゴッド・ゼクス-破ノ型-を召喚し幸村を叩き潰そうとするも、「炎龍刀オニマル」をブレイヴさせた「センゴク・タイガー」のアタック時効果でゴッド・ゼクス-破ノ型-を破壊され、さらに残りライフ一個まで追い詰められるが、「絶甲氷盾」で幸村の攻勢を阻む。そして新たなキースピリット「天魔王ゴッド・ゼクス-終ノ型-」を召喚し、ゴッド・ゼクス-終ノ型-の【六天連鎖】の効果で全てのスピリットを6シンボルスピリットにして幸村を追い込みつつ、再び幸村たちのバトルを「仲間内でじゃれ合っているだけ」と全否定するが、仲間たちの声援を受け仲間たちとの絆を思い出した幸村に敗北。敗北する瞬間に幸村との絆を思い出し、幸村を労っていた。
関連タグ
織田信長:名前の由来(異名である「第六天魔王」から)