天魔信長
てんまのぶなが
CV:諏訪部順一
IBSAを運営する「天魔コンツェルン」の御曹司であり、天魔市の兄。日本のS級バトラー第一号でもあり、以前は「ノブ」という名前で活動していた。
烈火幸村にとってはバトスピの師匠であり、「信兄」と呼び慕っている。彼のキースピリットである「戦国龍ソウルドラゴン」も、元々は信長から託されたものである。しかしある時、幸村に何も告げずに突然行方をくらまし、そのショックで幸村は一時バトスピから身を引いていた。
その後、「バトスピ戦国チャンピオンシップ」の決勝大会を目前に控えた幸村の前に再び姿を現し、自分が海外に渡って世界のバトスピを見聞していたことや、海外のバトスピのレベルの高さを痛感し、日本のバトスピを活性化させるために3Dバトルシステムの開発に携わっていたことなどを打ち明ける。そして、ソウルドライブへの対抗策に悩む幸村に「精進湖へ行け」と助言をした。
一方、その様子を偶然見ていた黒田環奈は彼の身元に興味を持ち、「ノブ」の過去の大会経歴について調査をしてみるが、何故か「ノブ」に関するデータはすべて消去されていた。
そしてIBSAのデータベースに侵入し、彼が天魔コンツェルンの御曹司であることや、現在は海外視察のために日本にはいないはずであることを知り、彼の行動に不審を抱く。
ここからは重大なネタバレが入ります。
物語の終盤、大六天魔王と同一人物であった事が判明し、幸村を混乱に陥らせるのだった(市はどうやら初めからこの事を知ってはいた模様)。
幸村の知っているノブ兄とは口調や佇まいなどが違うようだが……?
「知ってたけど?」とか言ってはいけない。
大六天魔王として活動しバトスピ戦国チャンピオンシップに参加した事にも理由はあった。
前述の通り、かつて日本と世界レベルの圧倒的なまでの差を痛感していた信長だったが、同時に日本各地の強豪バトラー達が増長してバトスピを勢力争いの道具にしていた事実に関しても問題視していた。
今のままで黒船の様に世界級のバトラーが日本の大会に進出した場合、世界の広さを何も知らない日本のバトラー達が瞬く間に席巻されるのは自明の理で、日本バトスピ界の未来に危機感を抱いた信長は、妹の市にIBSA代表の座を託すと共にバトスピ戦国チャンピオンシップの開催を命じ、更には蘭丸や藤吉郎らを傘下に加えて危機感を煽らせる。
そしてチャンピオンシップでの結果、自らを倒すような実力があるバトラーが現れなかった場合は、これまでのIBSAのやり方そのものが間違いでしかなかったと判断し、破壊の末の創造…つまりはIBSAに代わる新たなバトスピ統括組織の設立を考えていた。
幸村達に辛辣な言葉を投げ掛け続けたのも、自身の心にある悪行を含めた偽りの仮面を砕かせ本気のカードバトルを望む為であった模様。また、自らの目的を聞いた佐助達が「そうやって日本中のバトラーを支配する気かよ!」「勝手な事言うな!」と偉そうに反発した際は、「『勝手』だと…貴様ら弱者共が勝手にしてきた結果が、この様だ…!」と反論している点からも、バトスピを勢力争いに悪用していたバトラー達に相当腹に据えかねていた事がうかがえる。
決勝戦では大六天魔王としてではなく天魔信長として幸村と戦い、敗北後は蘭丸と藤吉郎を引き連れて再び海外へと旅立って行った。
市からは幸村に敗北するのも予定通りだったのではないかと推測され、信長は否定していたが、幸村との再会時にバトスピ戦国時代や大六天魔王の存在を憂いていたこと、幸村に新カードを授けチャンピオンシップ優勝に導こうとしたことなどから、本当は「大六天魔王」としてヒール役を演じ切り、幸村とのバトルで倒されることを望んでいたと思われる。
本作品のラストボスという事もあり、その目的ゆえに観客から罵声を浴びせられることがほとんどだが(実際に諏訪氏も、その件で半ば誹謗中傷に苛まれていたという)、本人は挑発以外、真面目にバトルをしているだけなので担当声優やスタッフからそのことを指摘されることも多い(もっとも、普通にバトルしているだけなのに、結果的に対戦相手を二人も病院送りにするほどの重症を負わせているのも事実であり、こう考えると観客から非難されるのも当然かもしれないが…。そもそもこの世界ではバトスピで人を傷付けても罪に問われないのだろうか…?)。
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