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メタルファイトベイブレード

めたるふぁいとべいぶれーど

メタルファイトベイブレ一ドとは、足立たかふみによる漫画作品。及び、それを原作にしたアニメ作品。
目次 [非表示]

概要編集

コロコロコミックにて連載されていた漫画。

ホビー「ベイブレード」とタイアップしている。

爆転シュートベイブレード』で一旦は終息したベイブレードシリーズの2008年より展開された2代目シリーズで、漫画およびアニメでメディアミックス展開される。


基本構造はネジ部分であるフェイス(メタル素材で重さをアップさせるメタルフェイスもある)、本体の「ウィール」、人間でいう腰に相当し、高さ調整やギミックの付加を行う「トラック」、そして軸である「ボトム」となっている。

シリーズ名の通り、相手ベイに接する面のウィールは全て金属で構成されており、初代機と言われる第1世代のベイはやや角ばった形状をしているのが特徴で、弓矢が目になっているサジタリオや羊の頭骨をモデルとしたアリエス等々フェイスのデザインはどれも秀逸の一言に尽きる。

第2世代ではメタルウィール(ライトウィールという金属製ではないものもあるが、メタルウィールとぶつけると破損する)にクリアウィールと呼ばれるクリア素材のウィールのウィールを組み合わせる構造に変化し、フォルムも流線型に近付いた。

また、エルドラゴ系やペルセウス系のようにクリアウィールとメタルウィールが専用の物としか互換性がないベイブレードも存在する。


前作までが四神をモチーフにしていたのに対し、メタルファイトは星座や惑星をモチーフとしている。また、前作はチーム戦が主だったが本作では個人戦が主になっている。

前作の聖獣に相当する概念はないが、必殺転技発動時にベイブレードのモチーフになった星座などのオーラが発生する演出が取られている。

やはりというか、ドラゴン系はここでも左回転である。


また、本作のベイブレードにはそれぞれ必殺転技(究極転技、煉獄転技、暗黒転技など派生も存在する)という必殺技が存在しており、攻撃から防御まで様々な種類が存在している。


アニメ版のストーリーは原作をベースとしていながらも、ほぼアニオリ展開となっている(特に4Dはその傾向が強い)。

特に翼と遊が暗黒星雲に属している設定は同じだが、アニメ版は主人公の仲間入りを果たしている、ハデスインクが死の商人ではなく、暗黒星雲を影から操っていたエネルギー資源開発機構であり、ゼオやトビーが元々ハデスインク所属ではない市民ブレーダーであったなど根幹設定から変わっているキャラクターも多い。


アニメ版第1期の序盤は原作序盤のエピソードをリメイクしたものとなっており、主人公達が最初から二世代機を所持している関係上、初代機を使っていたエピソードでは二世代機を使用している他、原作では新世代機に進化するエピソードであっても、シリーズが移行するまで新世代機は使用しないなどのルールが設けられた。


声優陣編集

当時放送されていた『コロコロ』発のアニメシリーズの中でも『無印』から『ZERO-G』までの四作ともに声優陣が超豪華である。


主役陣やライバルブレーダーは勿論のこと、公式戦のDJには杉山紀彰鳥海浩輔立木文彦稲田徹黒田崇矢家中宏岩田光央檜山修之、たった数話限り、あるいは1話限りのゲストキャラクターにさえてらそままさき生天目仁美今野宏美雪野五月神田朱未銀河万丈藤本譲伊藤健太郎釘宮理恵桑島法子などのベテラン声優や人気声優が充てがわれている事が多い。

第2期では細谷佳正内山昂輝のように人気声優として第一線で活躍している人物も多数散見される。

その豪華さは当時放映されていた『イナズマイレブン』や『ポケットモンスター』(ダイヤモンド&パール編〜ベストウイッシュ編)と肩を並べるレベルである…。


また、第5話ではベルナール・アッカ、第86話では桜塚やっくんと声優を本職としていない人物も出演しており、そちらのキャスティングも豪華とは恐れ入った。

ゲーム版も相当であり、PSP版には水島大宙、DS版第4作には野島裕史、wii版には後藤沙緒里阿澄佳奈興津和幸が出演している。


ストーリー編集

敵が強ければ強いほど燃える熱血ブレーダー「鋼銀河」。

ベイバトルが大好きで、より強くなることを目標に、強敵を求めて武者修行をしている彼は、キョウヤ率いる悪のグループ「首狩団(フェイスハンターズ)」と無謀なベイバトルをすることになる。

勝負がつくまで決してくじけない強い心を持ち、バトル以外では友達思いの、どこにでもいる少年、銀河。

新たなライバルとの出会い、友情、別れ…。様々なベイバトルを通して彼らは成長していく。


主な登場人物編集

メインキャラクター編集


ライバルブレーダー編集


暗黒星雲(ダークネビュラ)編集


その他編集


登場機体編集

1期〜2期アニメまでの作品に登場したメインキャラクターのベイブレードまたは玩具として発売されたものを中心に紹介する。

なお、ゲーム版にのみ登場するベイブレードは玩具化が不可能な造形をしている為、モチーフを同じくするベイが後に発売されるパターンが多い。

ベイブレードモチーフブレーダー備考
ストームペガシス100RFペガスス座鋼銀河漫画版では初代ペガシスから進化。現れるオーラは青白いペガサス。
ギャラクシーペガシスW105R2Fペガスス座鋼銀河漫画版ではストームから進化。アニメでは新たに入手している。
フレイムサジタリオC145S射手座湯宮ケンタ漫画版では初代サジタリオから進化。現れるオーラは黄色い弓を番えたケンタウロス。
ロックレオーネ145WB獅子座盾神キョウヤ漫画版では初代レオーネから進化。現れるオーラは緑色のライオン。
ダークブルH145SD牡牛座ベンケイ漫画版では初代ブルから強化。初代ブルはクラッシュとしてハイブリッド化。現れるオーラはオレンジ色の牛。
ライトニングエルドラゴ100HF竜座竜牙左回転。現れるオーラは三体の紫龍。
メテオエルドラゴLW105LF竜座竜牙ライトニングから進化。左回転。また、スパイク状のボトムLFの右回転バージョンは終ぞ製品化されず。現れるオーラは赤龍。
ダークヴォルフDF145FS狼座大道寺漫画版では初代ヴォルフからパーツを換装。現れるオーラは紅い狼。
フレイムリブラT125ES天秤座天童遊初代リブラはインフィニティウィールとしてハイブリッド化。
アースアクィラ145WD鷲座大鳥翼現れるオーラは紫色のハクトウワシ。
バーンフェニックス135MS鳳凰座鋼流星現れるオーラは燃え盛る不死鳥。
ダークキャンサーCH125SF蟹座渡蟹哲也マッドキャンサーから強化。現れるオーラは赤いカニ(トラックの高さを変えるとタカアシガニに変化)。
サーマルパイシーズDF145ES魚座深海流太郎アニメ版ではこちらを使用。サーマルウィールは恐らく初代パイシーズのハイブリッド版。
ウィンドアクアリオ100HF/S水瓶座波左間ヒカルメタルウィール部分がプラスチック製のライトウィール。現れるオーラは大波。
クレイアリエスED145D牡羊座氷魔メタルウィール部分がプラスチック製のライトウィール。初代アリエスはクラウドウィールとしてメタルウィール化。現れるオーラは赤紫色の羊。
キラージェミオスDF145FS双子座双道兄弟ランダムブースター版はフェイスデザインが微妙に異なる。現れるオーラは炎属性の剣を持つ子供と棍棒を持つ氷属性の子供。
サイバーペガシス100HFペガスス座暁宇宙元はゲーム初出。サイバーウィールは初代ペガシスのハイブリッド版。オーラは現れない代わりに電子回路が走る演出がある。
アースビルゴGB145BS乙女座早乙女輝現れるオーラはバレリーナ。
ロックオルソD125B大熊座熊手三兄弟/ノワグマ大熊座モチーフはゲーム版に登場していたが、正式採用された。現れるオーラは巨大なヒグマ(ノワグマ版は赤い)。
ロックエスコルピオT125JB蠍座毒島/ドーラ現れるオーラはサソリ(ドーラ版のみ)。
ストームカプリコーネM145Q山羊座大池トビオ現れるオーラは赤いヤギ。
ポイズンサーペントSW145SD蛇座水地零士現れるオーラは無数のコブラあるいはメドゥーサ。
レイユニコルノD125CS一角獣座角谷正宗現れるオーラは緑色のユニコーン。
ロックギラフR145WB麒麟座王大翔哺乳類ではなく、瑞獣がモチーフ。麒麟座モチーフはゲーム版に登場していたが、アニメ2期で本格採用された。現れるオーラは燃え盛る麒麟。
サーマルラチェルタWA130HF蜥蜴座李赤雲現れるオーラは紅いヨロイトカゲ。
ビルゴED145ES/ポイズンビルゴED145ES乙女座チャウシン現れるオーラは中華服の乙女で、ポイズンビルゴ時には爪を装備。
アクアリオ105Fみずがめ座メイメイ
グラビティペルセウスAD145WDペルセウス座ジュリアス・シーザー左右両回転。カウンター/ディフェンスの二形態持ち。現れるオーラは紫色のペルセウス(剣と弓が武器)とメドゥーサ。
グランドケトス(青/白)くじら座ウェルズ/ソフィ青はWD145RS、白はT125RSとなっている。召喚するオーラはそれぞれ青いクジラと白鯨。
グランドカプリコーネ145D山羊座ゲオルグ現れるオーラは赤いヤギ。
フレイムサーペントSW145Dへび座サルハン現れるオーラは赤いキングコブラ。
バーンヴォルフSW145WDおおかみ座アレクセイ「ヴォルフ宇宙仕様」の別名を取る機体
ストームノーザンクロス125FSはくちょう座ガスルクリアウィールはヴォルフの流用。はくちょう座は後に正式に登場。
ロッククロウ125FSからす座ジダン/カーテクリアウィールはヴォルフの流用。現れるオーラはカラスで必殺転技に合体。
バルカンホルセウス145D惑星バルカン/ホルスナイル現れるオーラはホルス神。
カウンターエスコルピオ145Dさそり座ダムレカウンターウィールは初代レオーネのハイブリッド対応版。
バクシンスサノオ90WF/スサノオタケル
ソルブレイズV145AS太陽ヘリオス劇場版の前売り券でのみ入手可能。現れるオーラは燃え盛る太陽。
ダークポセイドン145WD海王星バキムクリアウィールはアクアリオの流用。再現自体はステッカーで可能。現れるオーラは海神ポセイドン。
ナイトメアレックスSW145SD巨大隕石アギトゲーム中ではエンシェントレックスに進化。
レイギル100RSFりゅうこつ座アルゴ・グレイシークリアウィールのモチーフは首長竜の骨格。現れるオーラも同様。
トルネードヘラクレオ105Fヘルクレス座アイアン・グレイシー
レイキャンサーかに座エンソ・グレイシー、セレン・グレイシーM145Qはエンソ、135SFはセレンの機体。
ヘルケルベクスBD145DSケルベルス座ダミアン・ハート唯一の現存しない星座モチーフ。マキシマムシリーズの一つ。史上最広メタルウィール(当時)とトラックを持つ。ケルベロスのオーラが発生する。
フレイムビクシス230WD羅針盤座ゼオ・アビスマキシマムシリーズの一つ。最長トラックを持ち、低いベイに強い。現れるオーラは羅針盤の針。
キラービフォールUW145EWD孔雀座ジャック孔雀座はモチーフはゲームに登場していたが、本シリーズで正式採用。マキシマムシリーズの一つ。最長持久力のボトムを持つ。現れるオーラはマゼンタの孔雀。
スクリューカプリコーネ90MF山羊座ジグラットマキシマムシリーズの一つ。最強クラスのアッパー力を誇る。
バサルトホロギウム145WD時計座ファウストマキシマムシリーズの一つ。史上最重量ウィールを持つ。現れるオーラは時計盤。
ディバインキメラTR145FBキマイラ盾神カケル漫画版のみ登場。「オリジナルベイブレードデザインコンテスト」の最優秀賞を受賞した「ゴットバードシャイン」のトラック&ボトム、「ファイアクロコダイル」のクリア&メタルウィールの特徴が融合したベイブレード

初代シリーズの機体編集

こちらは漫画版の初期や初代ゲーム版で登場した機体となる。

ベイブレードモチーフブレーダー備考
ペガシス105Fペガスス座鋼銀河
レオーネ145D/レオーネD125D(ゲーム版)しし座盾神キョウヤ
サジタリオ145Sいて座湯宮ケンタ
ブル125SFおうし座花輪ベンケイ
ヴォルフD125B/ヴォルフ105SF(ゲーム版)おおかみ座大道寺
エルドラゴ105F/エルドラゴ90HF(ゲーム版)りゅう座竜牙
エスコルピオWD145Bさそり座毒島
パイシーズD125BSうお座深海流太郎漫画版では一貫してこちらを使用
リブラDF145BS→リブラD125Sてんびん座北斗実機は大会で制限が掛かるほどの機体だが、漫画版ではあまり活躍していない
ビルゴ125Fおとめ座早乙女スピカブレーダーはゲーム版オリジナルキャラ
ケツァルコアトル90WF金星カトル"

以下はブレーダーが存在しない初代機となる。

ベイブレードモチーフ備考
カプリコーネ100HFやぎ座
アリエス125Dおひつじ座
ジェミオスDF145FSふたご座

アニメ編集

第一期は『メタルファイトベイブレード』のタイトルで2009年4月から2010年3月まで全51話が放送された。

第二期は⇒メタルファイトベイブレード爆を、第三期は⇒メタルファイトベイブレード4Dを参照。

さらに、第四期からはメタルファイトベイブレードZERO-Gとなり、システムと主人公を一変、ネメシスクライシスから7年後の世界を描いている。


ちなみに、4Dではワーナーホームビデオがビデオのリリースを担当しているが製作には一切かかわっていない(ワーナーが最初に製作に携わったオリジナルアニメはベイブレードと同じタカラトミーの製品であるカードゲーム「WIXOSS」をベースにしたアニメ「selector_infected_WIXOSS」。)


主題歌編集

  • オープニングテーマ

「メタルファイト ベイブレード」

作詞・作曲 - Martin Kucaj / 訳詩 - 成田賢 / 唄 - YU+KI


  • エンディングテーマ

「Boys〜光り輝く明日へ〜」

作詞 - MASH / 作曲 - MASH・嶽志 / 唄 - MASH



ゲーム編集

漫画版をベースにした無印、アニメ版をベースにした「爆誕!サイバーペガシス」と「頂上決戦!ビッグバン・ブレーダーズ」がDSにて、Wiiでは「ガチンコスタジアム」、PSPでは「超絶転生!バルカンホルセウス」が販売され、限定ベイが同梱された他、ゲーム限定のベイブレードも多数登場した。

いずれもベイをタッチペンやWiiリモコン、アナログパッドを使用してベイを操作、相手ベイを破壊かスタジアムアウトで勝利という基本的なルールは同じだが、このうち、「ビッグバンブレーダーズ」はベイを十字キーで操作し、コマンド入力で技を放ついわば格ゲーになっており、これ以前に販売されたどのゲームよりも自由に操作できる。なのでベイがパンチしたり、羽が生えたり、敵に噛み付いたり、炎の矢を放ったりとアニメ以上にエフェクトは荒唐無稽である。(こういう技はアニメでは大抵、ベイが激突する際のイメージだったり、ベイが放つ衝撃波として処理されている。)


え?コマで格ゲーする事が一番無茶苦茶だって?小学館のホビーアニメなんだから仕方ない。



余談編集

キャラクターの名前の由来と思われるもの編集

ブレーダー名はベイブレードのモチーフに関するものやキャラクターのイメージに見合うものに由来する。

ただし、ここで挙げているものはあくまでも推測の範囲内である。

キャラクター名名前の由来と思われるもの備考
鋼銀河作品タイトル+銀河
鋼流星流星
北斗北斗七星
竜牙
角谷正宗
盾神キョウヤ
花輪ベンケイ牛の"鼻輪"+武蔵坊弁慶
湯宮ケンタ弓矢+ケンタウロス
大鳥翼鳥+翼
天童遊"天"秤+"遊"+自由
波佐間ヒカル
水地零士
渡蟹哲也ワタリガニ+渡哲也ライバルと友人の名前もタラバガニや越前蟹から来ている
大池トビオ小池さん
暁宇宙宇宙
深海流太郎深海orフカヒレパイシーズのモチーフもサメ
早乙女輝/早乙女スピカおとめ座+スピカ(おとめ座のα星)
毒島毒島は実在する苗字である
双道ダン&双道レイキ双童→ふたご座+冷暖
熊手三兄弟"熊"手
カトルケツァルコアトルの別名のケツァルカトル
ジュリアス・シーザーユリウス・カエサルなお、シーザーはイタリア生まれ。漫画版で登場する弟の名前はネロ帝に由来
ウェルズ、ソフィ、ゲオルグそれぞれの代表国でのポピュラーな人名左から順にイギリス、フランス、ドイツ人
アレクセイアレクセイ・レオーノフ世界で初めて宇宙遊泳を行なった宇宙飛行士
ノワグマツキノワグマ使用ベイがロックオルソD125B(おおぐま座)
ナイルナイル川使用ベイはエジプト神話をモチーフとしたバルカンホルセウス145D
アルゴ・グレイシーアルゴ座及びアルゴン(18番元素)
アイアン・グレイシー鉄(英:iron)
セレン・グレイシーセレン(34番元素)
エンソ・グレイシー塩素
ダミアン・ハートオーメンの登場人物「ダミアン」+ハート
ジャック切り裂きジャックキラービフォールUW145EWDの必殺転技名が「ビフォール・ザ・"リッパー"」
Dr.ジグラットジッグラト(古代メソポタミアの塔)
ファウストファウスト博士
ヘリオスギリシャ神話の太陽神ヘリオス

関連タグ編集

ベイブレード 星座

メタルファイトベイブレード爆 メタルファイトベイブレード4D メタルファイトベイブレードZERO-G


外部リンク編集

公式総合サイト

アニメ公式サイト


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