概要
概要
88星座の一つ。古代バビロニア時代からすでに知られていた非常に古い星座で、88星座の中で4番目に大きい。
一般に知られているクジラとはかけ離れた姿をしているが、これはギリシャ神話に登場する海魔ケートスをモデルとしているからである。
これには「白鯨」でも言及されていて、最初に描いた絵師がホンモノのクジラを見た事が無かったんじゃないか?と推測されている。
代表的な天体
代表的な天体
ο星ミラは歴史上最初に発見された変光星であり、星自体が収縮と膨張を繰り返すことにより明るさが変わる。
くじら座タウ星は太陽系近傍の恒星として有名。特に(1)太陽と同じG型主系列星 (2)太陽と同じ単一星(=連星ではない)の2つの条件を満たす太陽に似た恒星の中では最も太陽系に近い距離(11.9光年)にあるため、地球と似た惑星が存在する太陽系近傍の恒星系という設定でスペースオペラの舞台としてしばしば登場してきた。
このようなくじら座タウ星のSFでの扱いは「太陽に似た恒星だから地球に似た惑星があるはず」という類推に過ぎず、実際に惑星が見つかっていたわけではなかったが、2012年に、実際に惑星が存在することが明らかになった。特にその中の1つであるタウ星eは地球と似た表面環境を持つ可能性があることで知られている。