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概要

88星座の一つでに観測できる。
投げやりな名前からわかる通り12星座のうお座に対応する星座である。
うお座より大きいが一匹しかいない。北半球では常に地面に背を向けている。
きみはサカサナマズか。
 
うお座は怪物テュポーンから逃げようとしたアプロディーテと息子のエロスが変身したとされているが、こっちの魚が何者なのか知っている人は少ないのではなかろうか。
 
この魚、一説にはアフロディテと不仲だった女神デルセトがヤケクソになった姿だというのだ。
 
ある時デルセトはアフロディテによって「人間に恋する魔法」をかけられてしまった。
ギリシャ神話の神々は大半の連中が誰彼構わず平然と浮気や不倫に明け暮れたが、「人間と関係を持つのはいいけどさ、ずっと添い遂げるなんてまっぴらだよ!」という考えを持つものが多く、嫌いな相手を辱しめてやろうというアフロディテの嫌がらせだった。
 
しかしこの魔法に気づかなかったデルセトはなにも知らずにとある人間の男性に恋して結婚、一人息子を得た。
幸せな日々が続くかに思われたが、ここに来て魔法が解け、デルセトはすべてを悟った。
そして錯乱した彼女は夫や息子の制止も振りきって湖に飛び込み、魚に姿を変えた。
人間に恋したことも子供を授かったのも魔法の効果でデルセト本人の意思ではなかったため、その屈辱と絶望は発狂するほど凄まじかったのである。
 
そうして星座になった彼女、なんだかヤケ酒をあおっているようにも見える。
みずがめ座のガニュメデス君は神々のお酌当番という重役を務めているが、あつらえ向きに(?)彼の持っているツボの中身は「ネクタル」というお酒。
酒ではなく水が無限にわき出るツボという説もあるものの、もしかしたら「デルセトさん、もうこのくらいにしといた方が……」「えーいうるひゃい!!この屈辱があんたにわかるもんか!…アフロディテのヤツ絶対に許さない……!!」(仕方ない、酔い醒ましに水にしておくか…)なんてやり取りもあるのかもしれない。ちなみに彼女から生まれた子供こそかの有名な中近東伝説の女王セミラミスであったとされる。
 
一方そんなドロドロしたいきさつではなく、単純に「みずがめ座のツボから飛び出た魚」と見なされることもある。
逆さまなのは飛び出した勢いだという理由付けだが、みずがめ座に描かれるようにツボを横倒し(あるいは真っ逆さま)にしたら魚でも水でもこぼれるだろう。
というかなぜ彼は魚の入ったツボを持っていたのか、魚が飲み干した水はどこへ行くのか、そもそもその魚をどうする気なのか、謎は尽きない。
 
そんなみなみのうお座だが、知名度が高いのは理由がある。

みなみのうお座は秋空で唯一、一等星を有しているからである。

秋の星座は大きめのものが多い一方で一等星が少なく、どうしてもに比べれば地味である(秋だけ大三角を構成する明るい星がない)。したがって、比較的見つけやすいペガスス座カシオペア座から探していくのが天体観測のコツなのだが、その中でこのみなみのうお座は口にα星フォーマルハウトを有する。
そんなわけで、みなみのうお座は近辺の黄道十二星座を見つけるうえで目印として重用されやすい。なぜならやぎ座みずがめ座うお座の周辺には先述したペガススの四辺形以外目立つ星がほぼ無いからである。

なおフォーマルハウト以外はすべて四等星以下であり、都会や住宅地では口しか見えないというのもザラである。
裏を返せばフォーマルハウト以外特に触れることが無いので、星座バトル系の作品でもまずスルーされる。

α星フォーマルハウト

視等級1.16等星。地球からの距離は25光年。
名前の意味は「魚の口」とそのまま。中国では北落師門と呼ばれ、長安の北落門はこの名称に因む。
B星ダゴン(古代パレスチナの伝承及びクトゥルフ神話に登場する魚神)、赤色矮星のC星を伴った連星。
色は白色で表面温度は8300度、周囲には塵円盤を持ち惑星も確認されている。

クトゥルフ神話では火の邪神クトゥグアの故郷とされる。

関連項目

星座

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