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概要編集

1976年9月24日生まれ、神奈川県出身。本名・斎藤恭央(さいとうやすお)


生前の所属事務所は、石井光三オフィス(コンビ時代)⇒ トップコート⇒ 個人事務所/ケッケコーポレーション(声のみ預かり)だった。また、芸人となる前にジャニーズ事務所に所属していた時期がある。


少年時代はジャニーズJr.として本名で活動した。


日本大学芸術学部映画学科演技コース卒業。学業と並行しながら俳優として劇団等での修行を積み、お笑い界に関心を寄せるようになる。

大学卒業後、人力舎の養成所であるスクールJCAに入所。劇団員として活動していた竹内幸輔(2022年6月8日に病死)と漫才コンビ「あばれヌンチャク」を結成し、2005年まで活動した。また、このころ『満月をさがして』で声優デビューし、キャラクターソングという形でソロ歌手デビューもしている。


竹内の声優転向に伴いコンビ解消となり、本人はピン芸人へ転向。

女装キャラクター「スケバン恐子」で日本テレビの『エンタの神様』に出演したことをきっかけに人気を博した。


また、音楽活動にも積極的であり、個人名義での活動に加え男の娘バンド「美女♂menvlossom」にてボーカルを担当した。

声優としてアニメや吹き替えなどに参加していたほか、俳優業では「植田 浩望(うえだ ひろみ)」の名義でも活動した。


2013年の10月5日夕方ごろ、中国自動車道での交通事故で死去。(詳細は後述。)享年37。


交通事故による死編集

やっくんは、バンド仲間と熊本県のライブ会場に行く途中であった。

この時、彼が自らワゴン車を運転していた。


山口県美祢市内の区域で、下り線の右カーブでスリップ事故を引き起こし、中央分離帯に激突。

後部座席にいたマネージャーが、車外に出て警察に携帯電話で連絡をとろうとした瞬間、通りがかりのダンプカーにはねられ即死。(事故車両は後部ドアが助手席側にしかないタイプで、動転して咄嗟に後部ドアから外に出ようとしたため路上に身を乗り出す形になり、ギリギリで避けようとしたダンプカーと接触してしまった。)


衝突の衝撃で車内に倒れ込んできたマネージャーを目にしたメンバーは凄惨な光景に平常心を失い、メンバーの1人が完全なパニック状態のまま車外に飛び出してしまう。

やっくんは、とにかく後続車を止めなければと車の後方へ走って行ったメンバーの後を追い、彼を庇うように立ったが、直後に後続車にはね飛ばされてしまった。


その後、病院に運ばれたものの心臓破裂による死亡が確認された。

通夜・葬式は親族のみで行われた。

遺影には、桜塚やっくんとしての顔写真ではなく、プライベートで女装を解いた姿で撮影された写真が用いられ、「斎藤恭央」として旅立った。


なお、彼らが事故を起こした場所は、いわゆる「魔のカーブ」で、何度も死亡事故が起きていることで知られる地帯であった。


高速道路はハイスピードで車が走っており、非常に危険である。そして、車内にいても追突事故にあうこともある。

事故を起こした場合はハザードランプを付け停車、安全な場所に車を移動する(または三角停止板を外に設置する)のが普通だが、今回の事故では雨天かつ夕方の薄暗い時間であったことや、パニック状態に陥るのも無理もない凄惨な状況もあり、冷静な判断が難しかったと考えられる。


その後はドライバーに事故多発地帯と注意を促すため、NEXCO西日本が路面に赤茶色の塗装を施すなど対策を行なった。これにより、死の一年後の事故件数は前年の半数ほどに減ったという。

しかし、その後も警官がここで事故に巻き込まれ重傷を負うなど、いまだ完全な無事故は達成されていない。


芸風編集

スカート丈の長いセーラー服竹刀、茶色のロングパーマのかつらに派手なメイクで演じる「スケバン恐子」というスケバンキャラで知られる。その姿は本人曰く「浜崎あゆみに似ている」とのこと。

元ジャニーズJr.という経歴もあって「イケメン芸人」と呼ばれ、女性ファンからの人気が高かった。


芸風は漫談で、自作した手描きの紙芝居をめくって話を進めるもの。

芸の最初、無作為に観客を数名選ぶ。指名する際は「オッペケペー」「カチュー子」など独特の呼び名をする。

芸が始まると「◯◯◯(人の名前など)」というボケ札を出して、観客に◯◯◯が言いそうなセリフやしそうな行動を考えさせる。

大抵ふざけてたり、おかしかったり、変だったり、下ネタだったりするので、それに対してやっくんが突っ込みorキレるという「客いじり」を主体としたスタイルだった。


人物編集

芸名については、元々「やっくん」は決まっており、日本テレビのプロデューサーに苗字をつけてほしいと頼んだところ、「(芸能人らしい)華やかな名前というと、例えば『桜塚』とか?」と提案され、この名前になったという。


実家は旋盤加工などを行う金属部品製作所の「斎藤製作所」で、本人もブログなどで公表している。


コンビ解散後も元相方の竹内との関係は悪くなく、たびたびブログに名前が上がっていたほか、やっくんの死後竹内が追悼コメントを寄せたり、思い出を語ったりしている。


EXILEUSA(宇佐美吉啓)は同級生で、同じくサッカー部に所属していたという。また、ピン芸人のたいがー・りーは中学の先輩にあたる。


モデルの七菜香(荒木七菜香)は若手時代に「桜塚やっくんの妹を探せ! タレント・オーディション」に合格し、「ガリ勉強子」を名乗ってライブにも出演したほか、「怪僧ラスプーチン」のPVにも出演している。



声優としての主な持ち役編集


※1:あばれヌンチャク時代に本名で出演。

※2:後任は岡野浩介




名言編集


みんなが喜んでくれれば、ぼくも自然にハッピーになれる。

本当に大切なのは、同じ場所に居ることではなく、同じ目標に向かっていくこと。



(下記は全てブログ{https://ameblo.jp/sakurazuka/entry-10078633995.html}から↓)



「プライドというメガネを外してごらん。周りにどう見られてるかなんて気にならなくなるから。」




「人の心は鏡みたいなもんだよ。自分が笑えば相手も笑う。」




「ありきたりな言葉だけど、君は一人じゃない。だって僕がいる。」




「悲しい事も嬉しい事もみんなに話そう。悲しい事は分け合って、嬉しい事は分かち合おう。」




「誰がなんと言おうと、私は幸せだ。」




「悲しみがあるから喜びを感じるんだ。」




「今は辛いかもしれない。ドラマでいうなら第8話くらいかな。でも大丈夫。ハッピーエンドの最終回は少し先に必ず待ってるから。」




「甘いだけの人生なんて、飽きちゃうじゃない。たまにはピリ辛味も体験しとかないと。」




「口のハジを上げて笑ってごらん。笑顔の器には幸せが溜まるよ。口のハジを下げてごらん。いっぱい溜まった幸せが全部こぼれていくよ。」




「山登りはてっぺんが見えるけど人生はてっぺんが見えない。だから足元を見ながら一歩一歩歩いていくんだね。気づいた時には頂上の近くにいるかもよ。」




「大丈夫、その頑張りは必ず誰かが見てるから。どんなに見せないように隠しても必ず見えちゃうから。」




「歩き疲れて、先が見えないからって諦めちゃだめだよ。意外と次の一歩がゴールだったりするかもしれないし。」




「あなたを叱ってくれるのはあなたの事が気になって気になって仕方がないからです。」




「クラブを磨いてる暇があったらコースに出なさい。自分を磨いてる暇があったら世に出なさい。」




「心のエレベーターのボタンを押すのはあなた。どこまでも上に行けるし、地下にも行ける。」




「いつも充電器を持ち歩こう。いつどこに幸せのコンセントがあってもいいように。」




「良いことをしたら良いことが返ってくる。ドラえもんが持ってそうな道具、それが『いんがおう砲』」




(最後にあの名言...)


「がっかりだよ!」



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芸能人 芸人 お笑い あばれヌンチャク

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