概要
日本の伝統玩具であるベーゴマを改良、競争性を発展させ、商業玩具として販売したもの。ベーゴマとは違い複数の部品からなっており、各部品の組み換えによって自分だけのコマを作れるのが特徴。
1999年から展開された第一世代のベイブレードは、当初は「次世代ベーゴマバトル ベイブレード」と称して同名のハドソンより発売されていたゲームソフトとのコラボレートが行われていた。主な掲載誌であるコロコロコミックでは、このうちの一部キャラが共通する漫画「爆転シュート ベイブレード」の掲載が開始。最初期の玩具は中にギミックを内蔵しない簡素なものであり、一部の商品ではビットチップに記されたキャラと技(3秒後出しでシュートできる等)によって遊びの幅を持たせていた。
ホビーとしての人気が過熱していくとギミックを内蔵した玩具が増え、「爆転シュート」からのキャラクター性が定着していくと、アニメ化も含めて展開はそちらを重視したものへと移行していくこととなる。
ベーゴマからの改良点
重さを増す、削って形を変えるという程度の改造しか出来なかった点を、各部品の換装という大胆な方法で誰にでも簡単に改造出来るようにした。
一定の習熟が要求された紐を使う回し方は、シューター(現在ではランチャーとも呼ばれる)という道具を使って回す方法に変わり、誰でも簡単にコマが回せるようになった。
シリーズ作品
1999年の発売開始以降数年間隔ごとにシリーズ化されており、第一世代『爆転シュートベイブレード』、第二世代『メタルファイトベイブレード』、第三世代『ベイブレードバースト』と続き、現在は第四世代『ベイブレードX』が始動中。
本記事では主に第一世代について記述する。他世代については各記事を参照のこと。
アニメ
原作は青木たかお。
『爆転シュートベイブレード』シリーズは、第一期の無印、第二期の『爆転シュート ベイブレード 2002』、第三期『爆転シュートベイブレード Gレボリューション』が放送され、第二期では劇場版『爆転シュートベイブレード THE MOVIE 激闘!!タカオVS大地』が制作された。
当初は原作を基にした展開であったが、第8話(無印)以降はすべてアニメオリジナルストーリーとなっている。また、キャラクターの性格、デザインなどにおいても原作と異なる部分が多い。
第二期からはアニメーション制作が第一期のマッドハウスから日本アニメディアに変更されたため、作風や絵柄が大きく変わり、キャラクターの容姿も第一期より幼く可愛らしいデザインになった。
登場キャラクター
第一期登場キャラクター
日本チーム(BBAチーム)
周りの大人たち
中国チーム(白虎族)
アメリカチーム(PPBチーム)
ユーロチーム
- ラルフ・ユルゲンス(CV:松田佑貴)
- ジョニー・マクレガー(CV:手塚ちはる / 時田光)
- オリビエ・ポーランジェ(CV:南央美)
- ジャンカルロ・トルナトーレ(CV:阪口大助)
チームWHO
ロシアチーム(ボーグ)
- ユーリ・イヴァーノフ(CV:森田チアキ)
- ボリス・クズネツォーフ(CV:水田わさび)
- セルゲイ(CV:杉田智和)
- イワン・パホーフ(CV:阪口あや)
- ウラジミール・ヴォルコフ(CV:子安武人)
- 火渡宗一郎(CV:石井康嗣)
その他のキャラクター
第二期登場キャラクター
主要メンバー
聖封士(セント・シールズ)
サイキック
- ケイン山下(CV:泰勇気)
- ゴウキ(CV:藤原泰浩)
- サリマ(CV:池田ひかる)
- ジム(CV:山下亜矢香)
- 南ユウヤ(CV:木村亜希子)
- ゼオ(CV:柳井久代)
- ゴルド(CV:菅沼久義)
- キング(CV:野島裕史)
- クィーン(CV:園崎未恵)
その他のキャラクター
- ケイコ先生(CV:久川綾)
- アラン・マッケンジー(CV:横山智佐)
第三期登場キャラクター
日本チーム(BBAレボリューション)
アメリカチーム(PPBオールスターズ)
- リック・アンダーソン(CV:室園丈裕)
ヨーロッパチーム(バイテズソルダ)
- ミハエル・カーン(CV:結城比呂)
- クロード・デュガリー(CV:笹沼晃)
- マチルダ・アンシェローニ(CV:今野宏美)
- アーロン(CV:石川和之)
- ジャンポール・バルテズ(CV:上別府仁資)
スペインチーム(Fサングレ)
- ジュリア・フェルナンデス(CV:渡辺久美子)
- ラウル・フェルナンデス(CV:木村亜希子)
- ロメロ(CV:竹本英史)
BEGA
ゲーム
ゲームオリジナルキャラ
アモウチーム
爆転シュートベイブレード
2001年1月から12月まで全51話が放送された。
主題歌
オープニングテーマ
「Fighting Spirits -Song for Beyblade-」
作詞・作曲 - 山田正人 / 編曲・Vocal - system-B。
エンディングテーマ
「CHEER SONG」
作詞・作曲 - 山田正人 / 編曲・Vocal - system-B
爆転シュートベイブレード2002
2002年1月から12月まで全51話が放送された。
主題歌
オープニングテーマ
「OFF THE CHAIN」
作詞・作曲 - Verbal、Giorgio / 編曲 - Giorgio、Cancemi / Vocal - TOSS & TURN
「ジェット」
作詞 - 森浩美、現王園崇 / 作曲 - AKIHIDE / 編曲 - FAIRY FORE&明石昌夫 / Vocal - FAIRY FORE
エンディングテーマ
「URBAN LOVE」
作詞 - Shiori、Giorgio / 作曲・編曲 - Giorgio、Cancemi / Vocal - Shiori
「What's the answer?」
作詞 - MASAYA & IGOR / 作曲・編曲 - MASAYA / Vocal - Retro G-Style
爆転シュートベイブレードGレボリューション
2003年1月から12月まで全52話が放送された。
主題歌
オープニングテーマ
「僕らの時代へ -go ahead-」
作詞 - うらん / 作曲・編曲 - MASAKI / Vocal - 木ノ宮タカオ(くまいもとこ)
「Identified」
作詞 - 渡辺美佳 / 作曲 - 池田智宣 / 編曲 - TATOO / Vocal - Springs
エンディングテーマ
「OH YES!!」
作詞 - うらん / 作曲・編曲 - 大久保薫 / Vocal - SISTA with YUKA
「風の吹く場所」
作詞 - 茉樹代 / 作曲・編曲 - YOHEY TSUKASAKI / Vocal - 茉樹代
「Sign of Wish」
作詞 - オオヤギヒロオ、河合紳一 / 作曲 - オオヤギヒロオ / 編曲 - YOHEY TSUKASAKI / Vocal - 茉樹代
爆転シュートベイブレードTHE MOVIE 激闘!!タカオVS大地
2002年8月17日に公開された。
劇場版のみの登場キャラクター
主題歌
エンディングテーマ
「ポロポロ」
Vocal - 花*花