人物
1973年10月11日、新潟県柏崎市生まれ。同じ柏崎市出身の声優に矢島晶子が居る。
青二プロダクション所属。
1992年に『美少女戦士セーラームーン』のモブの猫役でデビュー。
翌年の1993年に『機動戦士Vガンダム』の主役、ウッソ・エヴィン役でアニメ初主演。
ガンダムに憧れて声優を志し、デビューの翌年でガンダムシリーズの主役を射止めた凄い人。
しかし、一番の夢を早々に叶えてしまったために、新たな目標を見いだせず、Vガンダムの終了後はしばらくモチベーションの低下に悩まされたという。
それ以外にも、大切なデビュー作を当の監督(富野由悠季)から「失敗作」呼ばわりされたり、DVDについて「これは買ってはいけません」と書かれたり、夢を叶えるというのも美談だけではない…。
新人かつ主役を演じる立場ということもあって、監督の富野からはパイロット版の収録の頃から厳しく叱りつけられていた。特にそのパイロット版では、新人の阪口は周りから「とりあえずと大きく返事をしろ」と言いつけられており、現場でとにかく元気に返事をしていた。が、その態度を見た富野からは、望まれた芝居ができていないことから、「わかったような返事をするな!」と言われたという。
その後もアフレコの度に怒鳴られるなど厳しい演技指導を受けており、「恐かった」と当時を振り返っている。同時に音響監督の浦上靖夫なども含めた指導で「土台を作ってもらえてよかった」と感謝の意を述べている(詳細はこちら)。
かつては、富野から鉄拳制裁を食らっていたとまことしやかに囁かれてきたが(※)、殴られた事実は無く、デマ情報であると阪口大助本人の口から語られている。むちゃくちゃ怖かった事に関しては肯定しているが。とはいえおかげで阪口本人の言葉通り、一年を通して凄まじい演技力の向上が見て取れる。簡単な比較方法として、是非一話を見たすぐ後に最終話の演技を堪能してもらうとよくわかるだろう。
(※『Vガンダム』本編で演じるウッソが、オリファーやゴメス艦長から鉄拳制裁されるシーンがあり、ウッソ=阪口が経験したエピソードと同一視していたファンが勝手に解釈した謬見だと思われる)
ちなみに、前述した富野が作品を酷評していることも重々承知しており、「誰も肯定してくれないなら自分が肯定していくしかない」と思い入れを語っている。また、現場のメンバーとの仲は良く、楽しく演じられたとのことだが、同役を演じる楽しみを知ったのはかなり話が進んだ後のことで、「もっとやれたのに」「新人には短すぎる一年でした」として悔いが残るとも語っている。
緑川光や関智一からは、デビュー作でガンダムの主役になったことをうらやましがられていた。当時を知る者にとって現在の成長ぶりには驚くばかりである。
事務所の先輩である緑川光、林延年、置鮎龍太郎、石川英郎と共に『卒業M』から生まれたユニット「E.M.U」に所属し、約5年間活動していた。
アイドル好きであることや、たまに眼鏡をかけていることなどから『銀魂』の作者、空知英秋に『リアル新八』と言われており、阪口が『ラブプラス』にハマっていることを受け、同作品では志村新八が『ラブチョリス』というゲームにハマるというエピソードが描かれたりしている。最近では空知だけではなく、ファンや鈴村健一など銀魂出演声優からも「リアル新八」と評されている。
主に弟属性の少年役を演じることが多い。ツッコミ担当の人物や空気の読めない人物には特に定評がある。しかし、ツッコミを覚えたのは前述の志村新八を演じてからではなく、デビューしたての頃に緑川光のボケを延々と拾い続けたことによるものである。
因みに好きなモビルスーツはズゴックで、「ズゴックに関連するキャラクターを演じてみたい」と語っている。
ガンダムの他にも、城巡り、野球、サッカー観戦、ボルダリング、ラブプラスなどかなりマルチな趣味を持っている。
出身地である新潟県のサッカーチーム、アルビレックス新潟ファンであり、公式サポーターマガジンであるラランジャ・アズールにてコラムを連載している。
また2017年シーズン総集編BD/DVDのナレーションを務めることが決定した。
銀魂で共演している杉田智和とは誕生日が同じ。また二人とも立派なガノタである(ラジオ等で杉田がさりげなく放った宇宙世紀ネタをさらりと拾うことができる)。
そういったこともあってか仲が良く、2人で遊びに行くこともある。杉田曰く「阪口さんは俺がダークサイドに落ちないための防波堤」「休日にわざわざ約束して遊びに行くのは中村と阪口さんくらい」とのこと。
オタクでアイドルが好き(AKB48では柏木由紀推し)だが、2次元だけでなく、3次元にも嫁がいる(要するに、結婚している)。「卒業M」でのインタビューがなれそめで、妻はアニメ雑誌の元記者とのこと。
ちなみに生物では恐竜派、仮面ライダーではアマゾンライダーを好んでいるのだとか。
カードゲームでは「バトルスピリッツ」を愛好しており、自身が演じた硯秀斗がデッキ破壊を得意とする青属性使いであった事から、特に愛着のある属性に挙げられる。上述のドルヲタという属性はバトスピの仕事にも反映されていて、ディーバブースターでは硯秀斗が使用した双子座の十二宮xレア「魔導双神ジェミナイズ」をモデルとした「双星の歌姫ライラ姉妹」や眼鏡っ子趣味を反映した「ペディラ・マイ」をプロデュースしている。「バトスピ大好き声優の生放送!」では初期からパーソナリティを務めており、最古参の諏訪部順一やアニメでの共演者でもあった遠藤綾を合わせてバトスピ大好き声優界の始まりの御三家の一角ともいうべき人物である。
出演作品
アニメ
以下は全てポケモンシリーズ
ハジメ@ポケットモンスター ダイヤモンド&パール | コジロウのマスキッパ@ポケットモンスターダイヤモンド&パール | タケシのウソハチ→ウソッキー@ポケットモンスターダイヤモンド&パール |
ゲンのルカリオ@ポケットモンスターダイヤモンド&パール | サトシのフカマル@ポケットモンスターダイヤモンド&パール | ペラップ@ポケモン不思議のダンジョン時の探検隊・闇の探検隊 |
キッド・サマーズのマニューラの一体@波導の勇者 | ||
イラスト未確認
- デスマスク@ボボボーボ・ボーボボ
- チポリ@かいけつゾロリ
- リュウグウノツカイ@波打際のむろみさん
- 飯塚和人@成恵の世界
- 式森和樹@まぶらほ
- ジュン・リー@創聖のアクエリオン
- 塚本仁@潔癖男子!青山くん
- 鳩ヶ谷ヨシりん@クレヨンしんちゃん
- 狩神@齢5000年の草食ドラゴン、いわれなき邪竜認定
- 仁志名蓮@経験済みなキミと、経験ゼロなオレが、お付き合いする話。
ゲーム
特撮
ドラマCD
住井護@ONE~輝く季節へ~(ムービック版)※ |
※イラスト右下の男性
ラジオ
バトスピ大好き声優の生放送!
毎月第二水曜に杉田智和氏と、同じ事務所の菅沼久義氏とゲストでの四人ラジオ。(2018年に諏訪部順一が番組を卒業し、後任として杉田智和が就任)
放送局:動画付きで超!A&G
吹き替え
その他
※イラスト左下のキャラ
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外部リンク
飼っている動物の紹介サイト『FERRETS'FOREST』